石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

工事差止、仮処分ではなく本訴へ

2017年01月17日 | 訴訟

昨日は石木ダム事業認定取消訴訟の第4回口頭弁論の日。

門前集会に集まった地権者の皆さんは、これまでよりも少な目…。

なぜなら、昨年末に石木ダム工事差止仮処分が却下されたばかり。

県側としては、「ほーらね。石木ダムの工事はやっていいよって司法の場でも認められたんだよ。抵抗しても無駄なんだよ」と思っているでしょうし、勢いに乗って工事を強行するかもしれません。

ということで、地元には肝っ玉の据わったお母さんたちがしっかりお留守番。

そんなわけで、少し寂しい門前集会でした。

でも、集まった人たちは、寒い北風なんのその。

さあ、今日は被告の国側の番だぞ。

どんな反論をするのか、じっくり聞いてやろうではないか!

と期待?に胸躍らせて、401号法廷に入っていったのですが…。

 

なんと、弁論は無し!

こちら側が前回弁論をおこなった、利水と治水に関して新たなダムの必要性は無いという具体的な主張に対し、国側の具体的な反論が聞けるものと思っていたのですが、それらについては「準備書面2通(利水面、治水面)」と「利水に関する証拠」が提出されただけでした。

そして、それに対する原告側の反論は2月末までに、また書面で提出するという約束が交わされただけ。

ほんの2~3分で終了です。

あー、裁判ってわかりませんねー。何をやってるのか、素人にはさっぱり…。

だから報告集会をやるのですが…

でも、今日の裁判(事業認定取消訴訟)よりも、1ヶ月ほど前に却下となった裁判(工事差止仮処分)に関する重要な提案が弁護団からなされ、頭の中はそちらでいっぱいになってしまいました。

石木ダム工事差止に関しては仮処分という形で争ってきましたが、それを止めて、本訴、すなわち本訴訟、一般的な裁判の形で、じっくり争いましょうということ。

争い方の方法転換が提案されたのです。

何故そのような転換を図るのか、その理由を、高橋弁護士はこのように解説されました。

*仮処分で問われるのは緊急性。この工事を早く止めなければ大変な被害が生じるという場合にのみ、仮処分命令が出される。しかし、その緊急性を高裁でも認識できなければ、今回のように却下されるかもしれない。

*緊急性を問題視するあまり、根本的な問題、石木ダムの必要性があるのかないのかということや、被保全権利の侵害があるのかないのかなどの重要な部分をスル―しがちで、問題の核心部分が無視あるいは先送りされがちである。

そういう観点から、住民の権利やダムの必要性の根拠についてじっくり議論できる本訴訟を提訴したい、そして結論が出るまでは一定の時間がかかるだろうが、もしもその間に本体工事が強行されるような緊急事態が発生すれば、その時こそ新たな仮処分を申し立てよう、というものでした。

2~3の質問は出ましたが、皆さん納得された様子でした。
私たち原告団事務局もその方向で、来週から、新たな委任状を集めなければ・・・。

 

このブログをご覧の工事差止仮処分原告の皆様、来週あたり、新たな委任状提出のお願い文書が届くと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。お金はかかりません。委任状だけです。

また、これまでは裁判に関わっていなかったけど、自分も原告として参加したいと思われる方は是非メールでご連絡ください。ishiki-hotaru@buz.bbiq.jp← こちらまでよろしくお願いいたします。(コピーしてメールの宛先欄に貼り付けてください)

 

昨日の発表について、長崎新聞は今日の1面で取り上げていました。大変わかり易いので、こちらの記事をご確認ください。

ただし、ミスプリントが1ヶ所あります。

最後の1文です。

「次回の口頭弁論は3月3日」と書かれていますが、3日ではなく6日です。

3月6日(月)午前11:00です。

よろしくお願いします。(._.)

 

 

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新しい川棚町民の会、始動!

2017年01月04日 | 活動

大事なお知らせを忘れていました!

昨年11月に川棚町に、「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」が発足しました。

11月30日には素晴らしい会報誌「石木川通信」の創刊号も発行。

(こちらのサイトで閲覧できます→ https://goo.gl/MgzVQI )

たいへんわかりやすいと評判です。

 

ここまでこぎつけたのは「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」の方々の尽力があったからだと聞いています。

どこの「県民の会」か、おわかりですよね。

五木の子守唄と言えば…そう!熊本県です。

今年4月に起きた大地震による被害も癒えないうちに、たびたび川棚町に足を運び、チラシ配りをしたり、集会の準備を手伝ったり、集会後も新しい会の発足に様々なお知恵と労力を提供してこられました。

なぜそこまで?と不思議に思う人も多いでしょうが、純粋に「無駄で有害なダムを止めたい」そして「そのダム計画の犠牲にさせられようとしている川原の人々を助けたい」との一心だと思います。

あの川辺川ダムを「白紙撤回」に導いた経験を役立てたい、伝えたいとの思いもあるでしょう。

こうばるの皆さんにとってはもちろん、私たち支援者にとってもたいへん有難く心強い限りです。

 

同会では、年間スケジュールを作り、地区毎のチラシ配りや石木ダム問題学習会を開催し、4月には現地見学会の開催も予定しているとのこと。
情報の拡散を頼まれましたので、お知らせします。

石木ダム建設に反対する川棚町民の会イベントスケジュール

2017年1月8日(日)14:00   川棚町中央公民館駐車場集合  
             中組地区チラシ配り

2017年1月10日(火)7:45   川棚町中央公民館駐車場集合  
             川棚町役場職員へのチラシ配り


2017年1月21日(土)18:30  川棚町中央公民館 講習室  
             石木ダム問題を考える中組地区学習会

2017年1月24日(火)18:00  川棚町中央公民館     
             石木ダム建設に反対する川棚町民の会会議

2017年2月12日(日)14:00  川棚町中央公民館駐車場集合  
             栄町、下百津地区チラシ配り

2017年2月25日(土)18:30  川棚町中央公民館    
             石木ダム問題を考える栄町・下百津地区学習会


2017年3月11日(土)14:00  川棚町中央公民館駐車場集合  
             平島、宿地区チラシ配り


2017年3月25日(土)18:30  川棚町中央公民館    
             石木ダム問題を考える平島、宿地区学習会


2017年4月1日(土)10:00(予定) 集合場所未定   
             現地見学会(ダム建設予定地や治水利水施設等) 
                

※全ての問合・連絡先は090-4519-2528炭谷さんへ

川棚町民の方、また近くにお住まいの方、よかったら是非1つでも参加してみませんか?

 

これで、川棚町には、石木ダムに反対する3つの団体(石木ダム建設絶対反対同盟石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会、そして石木ダム建設に反対する川棚町民の会)が存在することになりました。

これからは、この3団体が協力して川棚町の民意を掘り起こし、大きな流れを作っていくことでしょう。

 

私たちも、佐世保で頑張ります!

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今年もよろしくお願いします

2017年01月03日 | その他

みなさま

明けましておめでとうございます。

昨年は温かいご支援とご協力、本当にありがとうございました。

 

年末に発行した「滴」22号に、昨年一年間のできごとや活動をまとめてみました。

よかったら、こちらをクリックしてご覧ください。

 

石木ダム問題は、沖縄と同じ人権問題です。

石木ダム問題は、長崎新幹線と同じ無駄な公共事業です。

石木ダム問題は、イサカンと同じ環境問題を引き起こします。

でも、まだ何もできていません。

まだ間に合います。

みんなが関心を持ち続けること、声を上げることが、計画の中止に繋がります。

今年も皆さんと共に頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。 

 

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一足早い福袋?

2016年12月31日 | お知らせ

とても面白い記事を見つけました。

いえ、友人が見つけて教えてくれたんですけどね。

そう。これは、先日(12/19)の佐世保市議会「石木ダム建設促進特別委員会」の様子ですね。

請願者の趣旨説明も委員会の反応も実に的確に伝えていますし、記者の感想コメントがまたいいですねー

約半世紀という時間の中に消えた「願い」と「税金」は誰のものだったのか?

会議は過去のため?未来のために開くのか?

 

この記事が掲載されていたのは、なんと「ライフさせぼ」の新年号!

新年号がポストに入っていたのは28日で、パラパラとめくって見たのですが、こんなふうに赤や金色がまばゆい広告記事がいっぱいで、その時は気付きませんでした。

で、もう一度あらためて見てみると…

おや?あれ?あれあれ??こんな広告も…

広告というか、シンポジウムのお知らせが全面掲載されていました。

実は、ちょうど今日、このチラシ、もらってきたばかりなんですよ。

友人のお店「てとて舎」に置いてありました~ 

 

なんと!見覚えのある方々ですねー

橋之口さんは、佐世保市議会の希望の星!のような方ですし、

藻谷浩介さんは、あの目から鱗の「里山資本主義」の提唱者じゃありませんか!

その隣の櫻澤香さんという方は知りませんでしたが、紹介文を読むと、知る人ぞ知る、すごい女性。

リイ・ヴィトン売上ナンバー1で、銀座「蜂の家」など様々な店の経営者として大活躍とか。

そして、右端の方は、先ほどの記事に出ていたパタゴニアの辻井社長ではありませんか!

テーマも内容も面白そう!

しかも無料!?

これは是非聴きに行かなくっちゃ・・・

買ったばかりのカレンダーに書き込みましたー 

 

ライフ新年号は私にとって嬉しい情報がいろいろあって、一足早い福袋のようでした・・・

 

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第2次通行妨害仮処分 第1回審尋

2016年12月29日 | 訴訟

年の瀬も押し詰まった28日、長崎地裁佐世保支部で、仮処分の審尋がおこなわれました。

今回の仮処分は、県が10月28日に申し立てた通行妨害禁止の仮処分です。

石木ダム事業に関連する道路工事の現場への通行を阻止行動によって妨害されたとして訴えられた、いわゆるスラップ訴訟で、2014年に次いで2回目となります。

前回は23名が訴えられて16名が仮処分を受けました。

今回は19名が訴えられています。

その19名を応援するために今回も多くの市民が門前に集まりました。

 

審尋終了後、場所を中部地区公民館に移して報告集会がおこなわれました。

弁護団の平山弁護士から次のような報告がなされました。

 

今日の審尋について、

・県からの申立てに対しては却下を求めた。

・来年1月20日までに保全の必要性緊急性に関する書面を提出し、また、出来る限りの認否(誰がいつどこでこういうことをしたか)をしたいが、人数が多いのでその日までに全員の認否は難しいと伝えている。

・また認否するだけでなく、それが妨害にあたるのかどうか、憲法上の問題、工事の必要性についても主張する予定で、それらの主張は2月末までに提出する。

・次回の審尋は1月24日午前10時、3回目の審尋は3月6日の午後3時半の予定。


こちら側が申し立てた工事差し止めの仮処分について

・12月20日に却下の決定が出された。

・この件についての争点は、次の3つだった。
①被保全権利の必要性(工事によって侵害される権利があるのかないのか)
②保全の必要性の緊急性
③行政訴訟法第44条違反(この工事は公権力の行使だから仮処分の申し立てはできない)にあたるのか

・佐世保支部の判断は、保全の必要性の緊急性がないというその1点だった。今やっている工事は全体の一部に過ぎないし、本体工事もまだ着工されていない、土地の収容もされていない部分があるということで、権利の侵害が差し迫ったものでは無い、今その工事を止めなければという緊急の必要性は認められないということ。

・この決定をどう評価するか?
我々の申し立てが認められなかったのは残念だが、44条でバッサリ切っていないところは評価できる。裁判所は違反するともしないとも明確な判断はしていない。保全の必要性が認められれば差し止めの可能性もあるという余地を残した判断だと言える。

・いずれにしても負けたので、今日不服申し立てをしてきた。抗告者は137名。

・抗告審は福岡高裁でおこなわれ、裁判官がこちらの申し立てを認めれば差し戻しとなり、抗告理由がないと判断すれば審尋を開くことなく抗告を認めないということになる。こちらとしては審尋を開いて工事の必要性について審議を尽くすべきだと主張していく。



このあと参加者から質問や意見がいろいろ出されましたが、その詳細は今後の裁判の行方に関することで詳細はさし控えます。

 

また、緒方弁護士から、
・皆さんが感じておられる差し迫った危険、緊急性の問題について、頑張って主張していきたい。

田篭弁護士から、
・今回は皆さんがマスクや帽子をつけて行動したので、県は人物特定に時間がかかり、仮処分申立をおこすのに時間がかかった。この状況をつくりだしたのは皆さんの頑張りによるものだと思う。

などの感想も述べられました。

最後に岩下さんから、参加者へのお礼の言葉と今後への決意が示され、大きな拍手が送られました。

 

債務者となった19名も、支援者も、悲壮感は全くなく、笑顔で「来年もがんばろうね~」の挨拶が交わされていました。

ちょうど昨日できあがったばかりの『滴』にも注目が集まり、あらたな購読申し込みが何人も!この表紙が皆さんの思いと重なっていたからでしょうか。

 

ペーパーの『滴』は印刷費や送料がかかるので、年間購読料を頂いていますが、メール添付での「滴」は無料です。

ご希望の方はmichi30@hyper.ocn.ne.jp までご連絡ください。

 

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