まだ間に合う日本版「国共合作」
小倉志郎
1930年代、中国と日本の戦争中、
血みどろの内戦をしていた中国の国民党と共産党は、
日本軍を追い出すために、手を結び第二次「国共合作」が成立した。
その結果、中国は日本軍に対して優勢を保ち始めました。
都知事選において、
脱原発候補は日本版「国共合作」をすることがなぜできないのでしょうか?
共通の強敵を前にして、同じ目標を持つ者同士が
なぜ手を結ぶことができないのか?
過去の相手の行いを云々している余裕はありません。
まだ間に合います。脱原発候補はぜひ、投票日までに手を結んでください。
これは「エネルギー政策ML」に友人が投稿したメールです。
友人は、数年前から脱原発社会を目指して活動している元原発技術者です。
短いけれど、なるほどな~と心に残る文章で、
私の願いも同じだったので、他の方にも読んでもらいたくなり、
ご本人の了解をいただき、紹介しました。
新聞テレビによると、舛添さんが他候補を大きくリードしているとか?
殿や小泉さんの人気も、今や昔なのか…
意外なようでもあり、当然なようでもあり。
選挙は人気投票じゃない!と思ってはいるけれど、
脱原発を実現するには、人気票でもいいから票がほしい。
舛添さんが勝てば、
舛添さんを応援している自民党の政策が支持されたものとして、
原発の再稼働が始まり、脱原発社会の実現は遠のくのだから。
それじゃあ困る!
宇都宮さんでも細川さんでもどちらでもいいから、脱原発派が勝ってほしい!
と、他県に住む私は単純に願うばかり。
そして、この二人のどちらかが舛添さんに勝つ可能性は、かなり小さいらしい。
二人が頑張れば頑張るほど、脱原発を願う都民の心は揺れ動いているだろうな~
一緒に官邸前のデモに行ってた人たちが、
宇都宮さんにしよう!いや、細川さんだ!と亀裂が生じているのだろうか?
そんな風になったら、現政権の思う壺。
なんとか、この二人が手を組むことはできないのか?
どちらかが降りて、降りた方は相手を支援する代わりに、
選挙後は副知事となって共に協力して都政に当たるとか…
そんなことを願う人もけっこういて、
これまで水面下での働きかけがあったようだけど、すべて失敗だったらしい。
なぜだろう?
なぜ手を結べないんだろう?
小異を捨てて大同につく…ということがなぜできないんだろう?
遠くから見ていると歯がゆくてならない。
そう思っている国民はきっと多いと思う。
私も声を大にして東京に向かって叫びたい。
まだ間に合います。
脱原発候補はぜひ、投票日までに手を結んでください。