ここは相浦。
駅前がすぐ港です。
漁船でしょうか。
これは駅のホームから望遠で撮りました。
相浦駅は、松浦鉄道(通称MR)の駅です。
実は、先日の「さよなら原発 愛宕山登山」のとき、カメラを失くしてしまいました。
山から下りてきた時まで持っていた記憶はあるのですが、どこで失くしたのやら・・・
だご汁と筍ご飯を食べたあのテントかな?
それとも、その前にみかんを買ったあの道端かな?
いやいや、そのみかんが重くて、リュックの中のジャンバーと入れ替えたときかな?
などなどつい小一時間前の記憶を辿りながら友人と探して回ったのですが見つからず…
諦めの境地で帰宅したところへ、
「カメラありましたよ!」と「あたご市」スタッフの方からの連絡!
翌日は予定が入ってて取りに行けないことを伝えると、
「では、相浦駅そばにある相浦商工振興会で預かっています」と言われ、
初めて相浦駅に向かったのでした。
帰りの電車を待つ間、ホームから見える港の写真を撮りながら日向ぼっこ。
無人のホームは何にもなくてさびれていました。
(MRの駅は、ほとんど無人のようです)
ところが、やっときた電車に乗ったら…
わ-お!すごくレトロな雰囲気の素敵な車内!
今まで5~6回MRに乗りましたが、こんな列車に出会ったのは初めて。
しかも乗客はほとんどいない…
なんだか昭和の中頃にタイムスリップして、特別列車に乗ってるような気分。
車窓から、愛宕山が見えました。
3日前あのてっぺんにいたんだよな~
今は筋肉痛で、階段を降りるのがイテテ・・・だもんな~
なんて思いつつ車窓に釘付けになっていて気づいたのですが、
MRの無人駅には、それぞれに大きな絵が展示されています。
こちらは相浦小6年生の作品。
こちらは中里小学校の6年生が描いたもの。
これはすごいな~と思ったら、佐世保工業高校美術部の作品でした。
Wikipedia によると、
松浦鉄道は1988年の開業以来、2000年度まで黒字経営を維持。
「三セクの優等生」と言われていた。
が、沿線の過疎化が進行し、利用客は1996年の年間442万人をピークに減少。
2001年以降はついに赤字経営に陥る。
長崎・佐賀両県と沿線市町は2006年度から8年間で23億円を支援。
支援が切れる2014年以降の経営存続が大きな課題となっていたが、
昨年、2014年度からの10年間で総額約15億8千万円の支援を続けることが決定。
利用者はホッとしただろうな~
2年ほど前に乗ったときは、車内は満席で高校生がたくさん立っていたっけ。
きっと朝夕は通勤通学の大事な交通機関に違いない。
市民の大事な足、そしてローカル線の旅を楽しむ人たちのためにも、
MRがずっと存続しますように…
私も時にはバスではなくMRに乗るようにしよう~