佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

バイバイ原発署名、今日はなぜか若者ばかり・・・

2012-10-28 | 佐世保・長崎

今日は、バイバイ原発の署名活動の日です。

 

今日も、たくさんの人たちが署名してくださいました。

でも・・なぜか・・

今日は若い人ばかり・・

高校生や、中学生や・・

たしかに、道行く人もいつもより若い人が多いような・・・

 

署名欄の住所が他市や他県だった学生さんたちに尋ねても、

特別なイベントなどの情報は得られなかったので、きっと、たまたまなのでしょう。

お天気もいいし、テスト期間も終わって、友達と遊びに行こう~

という子たちが多かったのかも・・

 

ときには、テーブルいっぱいに署名する人があふれて、

端の角っこで一生懸命書いてくれる子どもさんもいて、嬉しかったです。

ありがとう~

 

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第3回 さよなら原発させぼの集い

2012-10-26 | さよなら原発

3回目の脱原発デモ。

今日は、若い二人のお母さんがマイクを握って、アピールしました。

 

西海町から船でやってきたOさんは、

この子たちのためにも原発のない社会にしたい。

でも、ただ、原発反対!とは言いたくない。

ネガティブ思考は好きじゃない。

原発に代わって、自然エネルギーを活かそう!

より環境に優しいエネルギーを開発して、持続可能な未来を目指したい…

と、訴えました。

 

疎開者のNさんは、

去年の3月まで、原発のことなど何も考えていなかった。

私は今、関東と佐世保を往復しながら暮らしている。

東北や関東のお母さんたちは、いつも食材の放射能汚染を気にしながら買い物している。

福島から遠く離れた九州とは全く違う感覚で生活している。

子供たちの健康を守るために私たちにできることを、

皆さんと一緒に考えていきたい。

と、語りました。

 

夕暮れ時の忙しい時間帯。

買い物や仕事を終え帰宅を急ぐ人の足は、なかなか止まってはくれませんが、

それでも、歩調を緩めて、こちらを見ながら通り過ぎる人はたくさんいました。

二人の訴えは、私たち参加者の心にもじんわり沁みていきました。

 

集いの後のデモ行進は今日で2回目。

今まではシュプレヒコールのデモばかりだったから勝手が違ったけど、

この前のデモは楽しかったね!

との言葉に元気をもらい、

今日も参加者は少ないけれど、みんな笑顔で歩き始めました。

 

げんぱつ いらない!

いのちが だいじ!

いのちを まもろう!

こどもを まもろう!

みらいを まもろう!

げんぱつ いらない!

しぜんを いかそう!

ふうりょく いかそう!

ちねつも いかそう!

たいようこう いかそう!

 

途中で、こちらをじっと見ていた若者に気づいたYさんが手招きすると、

彼は笑顔で列の中に入ってきました。

はじめはコールに戸惑い気味でしたが、

コールをメモした紙を渡したら、元気よく唱和し始めました。

 

また、しばらく行くと、別の若者がこちらを見ていたので手招きしたら、

彼も快く参加。

彼は外国人で、日本語はほとんどわかってないような感じでしたが、

「・・・・イラナイ!」

「・・・・マモロー!」

など、部分的に唱和してくれました。

プラカードに書かれた NO NUKES! の文字を見て共感したようです。

「イイネ~ノーヌークス!」と言う彼の言葉を耳にして、

コールの言葉を

「ノー、ノー、ヌークス!」と誰かが言い出し、

みんなも、ノー、ノー、ヌークス!  ノー、ノー、ヌークス!と合わせました。

彼も嬉しそうに、拳を突き上げ、ノー、ノー、ヌークス!と叫びました。

 

二人の若者の参加で、私たちはとても元気をもらいました。

おふたりさん、ありがとう~

 

また、次回も、こんなハプニングがあると嬉しいな~

 

ブログをご覧の皆さんも、是非一度足を運んでみませんか?

毎月、第2と第4金曜日の6時、アーケード街交番横の島瀬公園に集合です。

でも、次回、11月9日は、例外的にアルカス前からの出発になります。

近づいたら、詳細はまたご案内しますね 

 

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鎌仲ひとみ監督 トークin佐世保

2012-10-24 | さよなら原発

ビッグニュースです!

六カ所村や祝島の映画を撮った鎌仲監督!

新作「内部被ばくを生き抜く」は、毎日全国各地で上映され続け、

佐世保でもつい先日(10月20日)、アルカスで上映されたばかりですねー

その監督が来月9日、佐世保に来られます!

皆さん、めったにない機会ですよ。

是非、監督の生の声を、わかりやすいお話を聴きに行きませんか。

 

 

 

 

このお話を周りの人にしてみたら、二通りの反応がかえってきました。

「えーっ!あの鎌仲監督が?佐世保に?すごい!すごすぎる!」と言う人と、

「鎌仲監督?誰?それ。ミツバチの…?知らんなぁ」と言う人。

そして、残念なことに、後者の方が圧倒的に多いんです。

 

ということで、監督の主な作品をご紹介しましょう。

 

 

「ヒバクシャ 世界の終わりに」 2003年

広島と長崎、そしてイラク、アメリカを訪れ、目には見えない微量放射能による被害とその関係者を取材したドキュメンタリー。

第9回平和・協同ジャーナリスト基金賞グランプリ、第12回地球環境映像際アースビジョン大賞など多数受賞。

湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾によりイラクの子どもたちは白血病に苦しめられ、その多くが命を落としていった。

一方、広島では被爆した85歳の医師が、微量の放射能がもたらす危険を訴える。

そして皮肉なことに長崎に投下された原子爆弾を生産したアメリカのプルトニウム工場の近隣地域では、50年以上も住民たちが放射能の汚染にさらされ続けていた。

 

「六カ所村ラプソディー」 2006年

2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。

この工場の風下には農業地帯が広がっている。

菊川さんは12年前から再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。

隣接した村々で農業を営む人々もまた、この計画を止めたいと活動している。

一方、六ヶ所村の漁村では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。

村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。

2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。

取材で見えてきたのは事故の影響よりも、日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。

 

「ミツバチの羽音と地球の回転」 2010年

瀬戸内海に浮かぶ山口県祝島。

その真正面に原発建設計画が持ち上がって28年、島民は一貫して建設に反対してきた。

島では海藻や鯛をとり、無農薬のビワを栽培しながらの暮らしを昔から続けている。

しかしながら着々と進められる原発計画。島民は一丸となって阻止行動に出る。

その一方で、地域自立型のエネルギーを創り出すスウェーデンの取り組みを、

エネルギーの未来を切り開くヒントにしようと…。

 

「内部被ばくを生き抜く」 2012年

2011年3月の福島第一原発事故。その後の世界に私たちは生きている。

 大量の放射性物質が放出され、広範囲に拡散し、それは環境に溶け込み、生態系に入り込んだ。

呼吸や汚染された水・食品を通じて引き起こされる内部被ばくは、

この時代に生きる私たち全員の問題となった。

拡散した放射性物質による内部被ばくについて四人の医師にインタビューし、危険性とどう向き合うべきかを問いかける一方、

福島県二本松市で幼稚園を運営する僧侶一家の取り組みを通じて、子どもたちの安全を守る方策を探る。

私たちは生き抜かねばならない。

 

 

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YOSAKOIさせぼ祭り 2012

2012-10-22 | 佐世保・長崎

今年で15回目のYOSAKOIさせぼ祭りは、全国から171チーム、約7千人の踊り子が結集。

毎年、数だけでなく、内容も進化を続けています。

それぞれが個性的で、飽きません。

5~6人の少ないチームでも、ひとりひとりの演舞が素晴らしかったり、

大集団ならではのパワー炸裂の踊りに元気をもらったり・・、

毎年のことながら、今年も、わくわくさせてもらいました。

 

アーケード街にまるで花が咲いたよう…

通行人も買い物客も釘付けです。

 

こちらは、駅前広場。

親和銀行のチームです。

窓口で見る営業用の笑顔とはまるで違う、ハツラツとした笑顔と踊りでした。

 

こちらは、初参加の早岐中学校の全校生徒による踊り。

素直で初々しくて、元気いっぱいでした。

 

そんな中学生よりも元気いっぱい、パワー全開の「突風」の皆さん。

毎年、感動を与えてくれる長崎大学のチームです。

この笑顔、この勢い、この熱気。

まさに「突風」です。

 

こちらは「あっぱれ青組」。

出番を待っている時も、皆さん、とっても仲良しで楽しそう!

 

さて、アルカス会場にやってきました。

こちらは五島のチーム。

少人数でもしっかりした演舞でした。

小さな女の子も真剣に踊っていましたよ。

 

こちらも学生さんでしょうか?

元気いっぱいに、楽しいストーリー仕立ての演舞を披露してくれました。

 

こちらは、ちょっと芸術的?

熱い思いを体中で表現。見応えのある踊りでした。

 

こちらも、笑顔が満開です。

中でも彼女の笑顔は、遠くからでも輝いて見えました。

楽しさがビンビン伝わってきます。

 

もう最高潮!

 

これは…

いろんな衣装が入り乱れていますが、

青いTシャツを着た、北松チームの演舞です。

 

演舞中に音楽が止まるアクシデント発生!

順番を待っていたチームや、踊り終わったチームが、踊りの輪に次々に入ってきて、

北松チームを元気づけ、盛り上げました。

 

北松のお祭りを歌った歌で、いま神輿を担いでいるところです。

ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ…と。

YOSAKOIっていいな~ 

祭りっていいな~ 

 

今年も感動をありがとう

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冤罪

2012-10-18 | 雑感

私が知らないうちに 私のパソコンがウイルスに感染し、

私の知らないうちに 私が誰かを脅迫し、

ある日突然、犯罪者として逮捕される…

 

そんなことが、

毎日インターネットやメールなどをやっている私や、あなたにも起こりうる

そんな世の中になってしまったのか…

 

ぞーっとした。

そのニュースを見る少し前、

私は、私のパソコンを遠隔操作してもらっていた。

時々あること。

機械に弱い私は、パソコンが不調になると、

プロバイダーのサポートセンターに電話する。

最近のサポーターは、遠隔操作で直してくれるから、自分では何もせず楽チンだなぁ~

と喜んでいた。なんて便利なシステムだろう!って。

 

もちろん、このサポートセンターのシステムは安心している。

ただ、同じような技術で、それを悪用すると、とんでもない犯罪が可能になるらしい。

誰かになりすまして、悪事を働き、その誰かは無実の罪をきせられる。

いわゆる冤罪事件。

そんな卑劣な事件を起こす犯人には深い怒りを覚えるし、

そんなことが可能になったネット社会が、とても怖いと思う。

 

でも、もっと怖くて、怒りを感じたのは、警察。

 

犯人は、13件の脅迫メールを5人の被害者のPCから遠隔操作で送っていて、

そのうち警察が関与した件の4人は、すべて冤罪の被害にあっている。

 

・大阪の男性は、ずっと否認し続けたのに、起訴されてしまい、その後釈放

・三重の男性は、逮捕後、処分保留で釈放

・福岡の男性も、逮捕後、処分保留で釈放

・横浜の男子大学生は、処分まで決定し保護観察中

 

福岡の男性の場合、はじめは容疑を否認していたのに、途中から自白し、

その後、その自白は「同居の女性がやったと思い、かばっただけ」と説明したが、

認められず、結局また自白…二転三転している。

 

男子学生の場合、いくらやってないと言っても信じてもらえず、自白を強要され、

「楽しそうな小学生を見て、困らせてやろうと思った」という動機まで語ったことになっている。

 

なぜ、無実の人が、自白してしまうのか?

私たちには想像できないような厳しい取り調べ、

それこそ、脅迫に近い取り調べがおこなわれているのではないか…と思ってしまう。

 

遠隔操作で、罪をきせられるネット犯罪も怖いけど、

どんなに無実だと訴えても、一度疑われたら終わり。

結局は犯人に仕立て上げられる…そんな警察のあり方が、もっと、ずっと、怖い気がする。。

 

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リトアニア国民に拍手!

2012-10-15 | さよなら原発

リトアニア原発投票 反対多数

 
という嬉しいニュースを先ほどネットで見ました。
 
国民投票がおこなわれるのは聞いていましたが、それが昨日だったこと、すっかり忘れてました。
 
 
リトアニア…
 
バルト3国の1つということは知っているけど、その場所を地図上で示せと言われたら・・・ムリ。
 
どんな文化や歴史を持つ国なのか、自然や産業についても何も知らない遠い国。
 
そんな国に、日本の企業(日立製作所)が原子力発電所の建設を計画していたのですね~
 
 
でも、その是非を問う国民投票で、
 
原発建設に反対する票が60%を超えたので、計画が見直される可能性が出てきました。
 
(現在98%の開票所で結果が確定し、原発建設反対票が64.85%、賛成票が35.15%)
 
 
やったね!
 
リトアニア国民に拍手を送ります。

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故後、国民の間で計画に反対する声が広がったらしい。

当然だよね。

日本だって、いま国民投票をすれば、きっと同様の結果が得られるはず。

なぜ日本は国民投票をしないのか?

なぜ、国民の意思を直接政策に反映しないのか?

悲しい。

 

また、同時に行われた議会選挙でも、建設計画に慎重な野党が勝利して新しい政権を作る見通し!

う~ん、羨ましい。

日本では、今支持率が上昇している自民党は、民主党以上の原発推進派ですからね~

トホホ。

 

リトアニアの国民投票の結果について、日立製作所電力システム社の久保達哉広報部長は、

「有権者の過半数が投票し、かなりの方が原発建設のプロジェクトに反対票を投じられたことは

事実として重く受け止めたい。今後、このプロジェクトがどう議論されるのか推移を見守り、

原発が必要だという要求があれば、世界で最も安全なプラントを提供したい」

と話したそうな。

 

世界で最も安全なプラントを提供したい!?

まだこんなことを言うなんて・・

本気でしょうか。。

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さよなら原発させぼの集い No.2

2012-10-13 | さよなら原発

今夜は、2回目の「さよなら原発」でした。

ガ~ン!

人数半減!

今日の参加者は、大人12人+子ども2人の計14人・・

 

でもね、いいんです。

前回集まったのは、みんな忙しい人ばかり。

無理をせず、参加できるときだけ来てくださればいいのです。

無理は禁物。

長続きしませんから。

それに前回は1回目だから…と、義理や義務感で来てくれた人も多かったかも。。。

今夜は、ほんとに原発止めたい!との自らの意思で集まった人ばかりだった…と感じました。

Sさんも笑顔で呼びかけています。

 

アーケード街をはじめてデモ行進したのですが、

こんな少ない人数なのに、みんなの声はしっかり元気よく響いていました。

 

ゲンパツ イラナイ!    原発 いらない! 

イノチガ ダイジ!     命が 大事!

イノチヲ マモロウ!    命を 守ろう!

コドモヲ マモロウ!    子どもを 守ろう!

ミライヲ マモロウ!    未来を 守ろう!

ミライヲ ツクロウ!      未来を 創ろう!

イッショニ ツクロウ!    一緒に 創ろう!

サヨナラ ゲンパツ!    さよなら 原発!

 

みんなでコールしながら 

鳴子や、おしゃもじを叩きながら、楽しく歩きました。

 

「頑張ってください」と手を振って通り過ぎるおばあさんがいました。

じっと見つめる若者がいました。

写真を撮る男性がいました。

その男性が、どうしてカメラを向けたのか?何を感じたのか?わかりませんが、

私たちは、何かを伝えることができたような気がします。

 

今日も西海市からわざわざ子連れで参加してくれた若いお母さん、ありがとう。

今日は30部も手作りの冊子を持ってきてくれた川棚のMさん、ありがとう。

今日もハーモニカで「ふるさと」を演奏してくれた?さん、ありがとう。

タッチの差で間に合わなかったけど、仕事を終えて高速使って駆けつけてくれた I 君、ありがとう。

無理しなくていいからね。

時間のあるときだけ参加してね。

 

2週間後、また楽しく行進しましょう~ 

 

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這っても黒豆

2012-10-11 | さよなら原発

這っても黒豆」の意味、わかります?

私は初耳、知りませんでした。

意味を教えてくれた人は・・・

なんと、アメリカ人のアーサー・ビナードさん。

彼の講演動画を見て、始めて知りました。 オハズカシイ・・ 

その動画は、友人のブログ「生活クラブ浦和」で発見。

(いつも貴重な情報満載のブログです)

 

自分でも調べてみました。

「ことわざデータバンク」によると、

黒いものを黒豆だといった人が、それが虫だとわかっても認めず、黒豆であると言い張ったことから、

理屈に合わなくても、強情に自説を曲げないこと。また、そのような人と書かれてました。

 

そして、アーサーさんは、

そのような人が一番多く集まっているのがエネルギー関係の分野だと言います。

たしかに。。。 

めちゃくちゃ危険なのに原発は安全だと言い張ったり、

何も解決してないのに終息宣言をしたり、

少し工夫すれば原発がなくても暮らして行けることがこの夏証明されたのに、

原発政策を推進しなければ日本はだめになるなんてことを言う方々が…集まってますね~


それだけじゃない。

「原子力の歴史」・・・原発PR本に書かれたその嘘とは?

レントゲンが、放射線の1つであるエックス線を発見した1895年が、原子力のはじまりだ。翌年、キュリー夫人はその放射線が原子の中から飛び出してくるということをみつけ、そして1905年、アインシュタインは原子が核分裂する時にエネルギーがでるという重要な予言をした。
 
のちに、この予言が正しいことが証明されると、1942年にフェルミが、世界初の原子炉をつくって、ウラン原子を核分裂させることに成功した。こうした成果をもとにして研究が進められた結果、いまでは世界31カ国で原子力による電気がつくられているよ。
 
 
この説明のどこがそんなに大嘘なのか、おわかりですか?

私にはさっぱりわかりませんでした。

あなたも、わからない?

では、ぜひこの講演お聴きください。必聴です。
 
 
 
 
 
・エンリコ・フェルミは1942年にシカゴで世界初の原子炉を作ったが、それは何のためだったのか。

・広島原爆と長崎原爆の違いは?

・プルトニウム作りのために開発されたのに、なぜ「原子炉」と聞くと発電機だと思ってしまうのか?

・ソ連に対するネガティブキャンペーン=節分型キャンペーンとは?



どうでしたか?

ユーモアたっぷり、スパイスたっぷりで、難しい話も笑いの絶えないアーサー節でしたね。

今は聴く時間がない方に、ひとつだけご紹介しましょう。



・トルーマン大統領と野田総理のキーワードは?


トルーマンは日本に立て続けに二度も原発を落としてしまった。

そんなひどいことをしたことについて、米国民に説明しなければならなかった。

「皆さんの生活を守るために,広島と長崎に2発の原爆を落とす必要があった」と言った。

米国民は「なんで2発落とす必要があったのか」と突っ込むべきだったのに、

「皆さんの生活を守るため」という言葉に騙されてしまった。


野田総理は大飯原発の再稼動を正当化するときに、

「日本国民の生活を守るために大飯原発の3号炉と4号炉を再稼動する必要がある」

と言った。

これはトルーマン大統領が使ったペテンの手口と全く同じ。

いわば、日米の核の"絆"。
 
ぼくらはペテンを見抜いて、この核の"絆"を、市民の絆で切らないとダメ。
 
でも、その絆を切るには、これから相当闘わなければならない。
 
 
みんなで必死になってやらないと…切れないよ。 

 

 

 

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次世代エネルギーについて考えよう~

2012-10-09 | 佐世保・長崎

「ハウステンボス」と言えば、オランダの古き良き町並みを再現したテーマパークとして有名ですが、

5年前、日本で初めての「次世代エネルギーパーク」に認定されたこと、ご存知でしたか?

私は、kirara内の展示資料を見て、びっくり!とても感動したのを覚えています。

 

昨日、アルカスSASEBOで、「ハウステンボスの環境・エネルギーへの取り組みについて」の講演があるというので、期待して出かけました。

が、残念ながら期待はずれ。

正味30分くらいの講演で、半分は現在開催中のイベント情報や、この冬の新企画の紹介など。

やっと本題に入りましたが、

ほとんど、既知のことばかり。

新たな情報としては、

ハウステンボス内10箇所に設置した太陽電池だけでなく、

ガス会社買った天然ガスを使っての発電もやっており、

両方合わせて、900kwの電力を得ているとのこと。

昨冬、東洋一のイルミネーションとして話題を呼んだ「光の王国」は、

820万個の電球の全てがLEDで、しかも、このイベントに費やした電力は、

この自力発電システムで賄ったものだそうです。

さすが!

今年はさらにバージョンアップして1000万個をめざしているそうで・・・

行ってみようかな~

 

ところで、昨日の講演は、「SASEBOジャンボリー2012YELL!!」のワンコーナーでした。

佐世保青年会議所主催のイベントで、

「食」「生きる力」「郷土愛」「エネルギー」の4つのテーマを掲げ、

その一つエネルギーに関しては、3つの講演を用意、

その中の一つとしてハウステンボスの取り組みが語られたので、時間的に短くなったのでしょう。

同じ時間帯、大ホールでは、「生きる力」について、俳優の宇梶剛士さんの講演があり、

そのせいか、こちらの観客は20人ほど・・・

 

ところで、その講演の前に青年会議所自身がまとめた「地域の再生可能エネルギーを知ろう!!」

という研究発表があったのですが、意外にもこちらのほうが勉強になりました。

発表の途中から入ったので、前半の説明は聞きそびれました。

私が聴き始めたのは、このバイオマス発電から。 

 

 

 

 など、各自然エネルギーについて、システムや特徴、コスト、メリット&デメリットなどを紹介、

さらに、それらの特徴が、長崎県という地域の特性の中で活かせるかどうかの可能性、

等々をまとめ、最終的な評価を10段階で示していました。

聞き損なった太陽光発電や風力発電については、

発表終了後、後ろの掲示板に、このように展示してあり、知ることができました。

 

総合的に高い評価を得たのは、やはり太陽光と風力。

どちらも総合評価が8で、最高点でした。

しかし、総合評価はそれに次ぐ7点でしたが、

安定性やメリットの面で、9点という高得点をマークした地熱発電に、

私はかなり期待できそうなものを感じました。

 

なんといっても、季節や天候に左右されず、一年中安定的に発電できるのがいいですよね。

特に地熱バイナリー発電は資源が枯渇する心配もないし、メリットいっぱい。

ただ、掘削調査に時間がかかったり、建設コストの面で難点がありますが、

今後の技術開発に期待したいものです。

火山列島で温泉がいっぱいの日本、

地熱発電は、素人考えながら、私も有望だと思います。

 

ところで、

ハウステンボスさんの講演が終わったところで、「こんにちは~」と声をかけられ、

隣の隣の席に居た方が某市議さんだったことに気づきました。

保守系の市議さんですが、

お話していくうちに、原発には反対だということがわかりました。

理由は、やはり未来のこどもたちのために、

そして、リスクを一部地域に負わせるようなやり方にも疑問を感じていらっしゃるようで・・

「そういう意味では、福島も石木も同じですよね」とポロリ。

えっと思い、  顔に出ていたのか、

「それは、私も皆さんの話を聞いて、感じるものはありましたよ」と。

たぶん、石木ダム強制収用反対の請願時の趣旨説明のことをおっしゃっているのだと推察しました。

「嬉しいですね~、是非もっと聞いていただきたいし、私たちも皆さんのご意見を聞きたいし、

意見交換などしませんか?」と言うと、

「そうですね。委員会の委員を辞めたらね」と、かわされてしまいました。

 

う~ん、残念。

辞めてからでは遅いと思うのですが…

でも、この市議さんも、強制収用が現実味を帯びてきたら、きっと反対してくださるに違いない

と感じて、少し嬉しくなりました。

 

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アーサー・ビナード「減発ゼロ」の話

2012-10-09 | さよなら原発

10/4文化放送「そこ大事なトコ」の話題。

 

政府が原発を減らさないで、なんとしても核燃料サイクルを維持しようとしていること、

そのサイクルを断ち切るためには、大間原発を止める事が大事だと言うお話。

そんな難しい話をわかりやすく面白く語ってくれたのはアーサー・ビナードさん。

 

友人のHさんが、わざわざ文字起こしをしてくれました。

ご紹介します。

 

●吉田照美
今日のキーワードは「減発(げんぱつ)」減らすに発。

●アーサー・ビナード
ちょっと、計算するのがややこしいのですが、政府が言ってる「原発ゼロ」って、
どう考えても合わないんだよ、計算が。
だって、大間原発の建設をやるんだって。これから何年かかるかわかんないし、
30年代にゼロにするって、もうどう計算したってかみあわない。

●吉田
矛盾してますよね。

●アーサー
原発ゼロがどういう意味なのかって、僕はほら日本語のビギナーなので、一生懸命考えるんで。

●吉田
ありがとうございます。

●アーサー
で、要するに漢字が間違ってるんだよ。
「減発」=「減らす原発」はゼロにするってこと。
もちろん減った原発はあるんです。
福島第一原発の一号炉、二号炉、三号炉みんな爆発してメルトダウンして
四号炉は動いてなかったけど吹っ飛んだでしょ。だから4基減って50。
だからこれ以上減らさないためにどうするか。
ところが活断層の真上に乗っかっているのが、少なからずあって、
日本はすべて活断層の国だから、原発の安全性はあり得ないし、
委員会はいろいろ誤魔化すだろうけど、政府がやってることは、全て減らさないためにどうするか。
30年代にしたのもすべてハッキリ線引きするとごまかしがきかなくなるし、
ま、次の選挙で政権交代した時に、全部戻してもらうという準備なんですね。

●吉田
なるほど

●アーサー
で、この青森の大間原発。
正式に言うと「大間違い原発」なんですけど。
「違い」がちょっと抜けてるんだけど。

●吉田
なるほど

●アーサー
この「大間違い原発」は実はとっても大事な、ある意味 要、
要にちょっとくっついているような大義名分みたいな存在なんですね。
田中俊一原子力規制委員長、彼がどうして選ばれたかと言うと、
彼が核燃料サイクルを死守する専門家なんですね。
核燃料サイクルが全ての核政策の要。
原発が発電のためにあるんじゃなくて、核兵器を作るためにあって、
その要が高速増殖炉「もんじゅ」と青森の六ヶ所にある「再処理工場」
この二つを名目変えても予算を変えても、
どうしても何があってもこれを維持するのが政府の使命であり、
田中俊一委員長のこれは絶対一番ゆずらない、というラインなんだね。
だから、ここを市民で突いて、ここを崩さないとダメなんだね。
で、大間原発と、どういう関係があるかというと、
もんじゅがプルトニウム、最高級、松の上の核兵器用のプルトニウムを作る装置。
六ヶ所は核兵器製造施設を兼ねていて、六か所を正当化するためには
モックス燃料と言うプルトニウムを入れたより危険な燃料を入れたフルモックスの現場。
それが「大間違い原発」
「大間違い原発」に終止符を打つのは、大間の町の行政、地元の政治はどうにもならない。
Jパワーの下請けになってしまって、もう罠にはまっちゃって、
なので、函館とか北海道側で戦うことが重要になってくる。
で、函館の工藤市長が提訴するって動きをとってて、僕も明日から函館行きます。
で、七井町?で喋って、土曜日は函館で喋って、だって函館は30キロ圏内に入るんですよ。
見えるんです。
大間からは見えない。見えないように山を高くした。

●吉田
なるほど

●アーサー
でも、その、大間原発をもし僕らが止めて、燃料サイクルのペテン、
つまりプルトニウム作りのカラクリに終止符を打つことが出来れば、もうこれで勝利です。

●吉田
なるほど

●アーサー
原発の再稼働の嵐がこれからやって来るんだけれど、要は「もんじゅ」と「六ヶ所」と、
それにくっついてるモックスの「大間違い原発」です。

●吉田
なるほど。わかりました。ありがとうございました。
「減発ゼロ」というキーワードでした。

 

 

コメント (2)
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