佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

YOSAKOIさせぼ祭り2014

2014-10-26 | 佐世保・長崎

今年もこの季節がやってきました。

もう何回も見てるし・・今は忙しくて・・と思っていたけれど、

ベランダに出ると、駅前広場の方からよさこい音頭の音楽や拍手の音が風に乗って聞こえてきます。

やっぱり、ちょっとだけ見てこよっと!

ほんの少し、と自分に言い聞かせて、まっすぐアルカス広場の会場へ。

ここは階段に腰かけて見れるので、写真を撮るにはもってこいの場所なんですよ。

 

やってる、やってる。

お客さんもいっぱいです。

さわやかな演技有り、

衣装の色も踊りも優雅な雰囲気のチーム有り、

こちらは切れのあるシャープな踊りで惹きつけ、

こちらは・・・

なんと華やかなチームで、その名も「美勝女隊」!

色とりどりの衣装とド派手なメーク。

でも、踊りもすごい!バレエのような新体操のような・・美しい演技。

最後はブルーで統一して美しく去って行きました~

 

続きましては、元気いっぱい学生の踊り。

腰に巻いてる羽織を羽織れば、

あっという間に明るい衣装に早変わり。

衣装に負けないくらい笑顔も明るくはじけます。

 

 

こちらは「風の盆」を思い出させる、色っぽい編み笠集団。

でも、傘を取ると、

こちらも元気いっぱい、さわやかな若者たちでした。

 

印象的な踊り子さんが一人。

なぜか普通の服装のまま踊っていました。

少人数のチームでしたが、ピンチヒッターだったのでしょうか?

それにしては踊りが抜群に上手で、本物の美少女で、目立っていました。

釘付けになったのは、たぶん私だけではないと思うな~

 

ほんのちょっとのつもりが、もうこんな時間!

と、慌ててアルカス会場を後にして、買い物のために五番街に行くと、

そこでもやってました~

こちらも、お客さんは階段に腰を下ろして、じっくり見物。

海をバックに踊る姿もいいものですね~

と、ついついまた見たりして・・

いかん、いかん、もう帰らんばと思ったとき、大きな拍手が!

あ、この大集団は・・・

見覚えのある地味な衣装。

衣装は地味だけど、その踊りは若いエネルギーの爆発そのもの。

まるで一陣の風のよう・・

そう、長崎大学の「突風」の皆さんでした。

佐世保に移住した6年前に初めてであった時から全く変わらない力強さと爽やかさ。

毎年メンバーは入れ替わっているはずですが、なぜか変わらない。

糊のきいたシーツのような、清潔感あふれる笑顔に今年もまた元気をもらいました。

ありがとう~

 

それにしても、不思議だな・・・

今年は175チームが参加しているという。

その中のほんの10チームほどしか見ていないのに、今年も「突風」に出会えた。

毎年20チーム以下しか見ていないのに、毎年「突風」の踊りと笑顔に出会い、

元気と感動をもらっている。

不思議だな・・

来年もまた会えますように! 

 

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国民の信念は文化

2014-10-20 | 雑感

今朝の朝日新聞デジタル版に、美智子皇后が傘寿を迎えられたとの記事がでていました。

記者団が用意した3つの質問に文書で回答され、その全文が掲載されていましたが、その中で、とても興味深い箇所がありました。

(問3)皇后さまは音楽、絵画、詩など様々な芸術・文化に親しんで来られました。皇后さまにとって芸術・文化はどのような意味を持ち、これまでどのようなお気持ちで触れて来られたのでしょうか。

という質問に、日本の音楽や絵画や彫刻、建造物などへの関心を記したあとに、海外の文化について、このように書かれていました。

 

 それぞれの国が持つ文化の特徴は、自(おの)ずとその国を旅する者に感じられるものではないでしょうか。これまで訪れた国々で、いずれも心はずむ文化との遭遇がありましたが、私は特に、ニエレレ大統領時代のタンザニアで、大統領は元より、ザンジバルやアルーシャで出会った何人かの人から「私たちはまだ貧しいが、国民の間に格差が生じるより、皆して少しずつ豊かになっていきたい」という言葉を聞いた時の、胸が熱くなるような感動を忘れません。少なからぬ数の国民が信念として持つ思いも、文化の一つの形ではないかと感じます。

 

タンザニアってどこだっけ?

アフリカ大陸にある国ってことは知ってるけど、どの辺にあるのか地図上で示せなんて言われたら、お手上げ。

たぶん、ウガンダやザンビアやケニアや・・・なんかその近くだったような…たぶん南の方だったような気がする…その程度。

ましてや、ニエレレ大統領時代と言われても、それがどのくらい前の話か見当もつかない。

歴史も文化も全く何も知らない。

唯一記憶があるのは「セレンゲティ国立公園」の名前。

「生きもの地球紀行」とか「ダーウィンが来た!」とかでよく出てきたセレンゲティ国立公園。紹介するとき頭に「タンザニアの」とついていたっけ。

だから、自然豊かで、自然を大切に守っている国だろうという想像はつくけれど、文化なんて全然知らない。

と思っていたら、美智子さまは国民の信念も文化の一つと捉えていたということに驚き、

その信念の素晴らしさにまた驚き、ちょっと感動してしまいました。

 

それにひきかえ、わが日本は…

つい最近、憲法9条を世界遺産に!と大騒ぎしていましたよね~

私も護憲派の端くれとして、お!いいぞ!と初めは飛びつき賛同しましたが、

その後、憲法そのものは世界遺産にはなれないので対象は日本国民だということになり…

そんなら私は撤回します!

9条自体は素晴らしいけど、それを国民がよってたかって骨抜きにしてきたじゃない!

軍隊を持たないと明記しながら、実際には強大な軍事力を持つ自衛隊を有している!

つい最近は現政権によって集団的自衛権の行使容認を閣議決定してしまった!

「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

という約束を反故にしてしまっておきながら、

その日本国民にノーベル平和賞が与えられるなんて、そんなバカな話はないし、

それを望むなんて、あまりにもアツカマシイし超恥ずかしい!

 

ま、結果的には、ノーベル賞は無事に免れて(?)良かったけれど、

なんだか日本人の心から、良心とか品性というものが欠けてきた気がする・・・

そう感じていたこの頃だったので、

このタンザニアの国民の信念というものが、すごく尊く思えて、

信念が文化だと述べた美智子さまの言葉にも感銘を受けたのでした。 

 

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秋晴れの日に・・

2014-10-08 | 佐世保・長崎

久しぶりの快晴。

空が青いと海も青くて、ベランダに出たくなります。

ん? いつものフェリーではないぞ。五島行のフェリーよりうんと大きいような…

と目をこらしていると、

どんどん近づいてきて、

目の前の岸壁にしずしずと・・・

大きすぎて全体像が見えないほど。

音楽隊による歓迎演奏が始まり、乗客の皆さんもデッキに集まって聴いています。

なんと、朝長市長の歓迎挨拶も始まりました。

まだ朝の7時半なのに、市長さんもたいへんですね~

 

昼頃、出かけるついでに岸壁まで行ってみました。

船名は「ぱしふぃっく びいなす」

日本船籍のクルーズ船でした。

 

用事を済ませ夕方戻ってきたときには、もう岸壁に「びいなす」の姿はありませんでした。

夕焼け空を見るのも久しぶり。

18:10、SSKのクレーンも、夕焼け空の中に黒く浮かび上がっています。

18:20 皆既月食が始まりました。

18:32 こんなに地球にかじられちゃいました。

19:03

19:27、ついに見えなくなりました。

いえ、赤黒くぼんやり見えているんですが、写真ではほとんど見えませんね。

21:37、また元のように白く輝くきれいなまーるいお月様に戻りました。

 

美しい夕焼けも、皆既月食も、晴れていたから見れました。

お天気に感謝。

素敵な秋晴れに乾杯。

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川原のグラウンドゴルフ大会

2014-10-05 | 石木ダム

今日は川棚町岩屋郷川原地区の皆さんのグラウンドゴルフ大会に参加。

台風接近中のため、佐世保を出る時はものすごい強風で、歩くのがやっと。

これじゃあ行っても中止だろうな~と思っていましたが、

小高い山の上の会場に着いてみると・・・あら不思議。

風も雨もなく、暑からず寒からず、ちょうどよいゴルフ日和でした。

おばあちゃんたち、とっても巧いんです!

グランドゴルフ初心者(2回目)の私は、80代のおばあちゃんに遠く及ばず・・

参りました!

 

1ゲーム終わったところで、大昼食会!

私なんて、実はこれが楽しみで参加したようなもの。

真ん中の栗の渋皮煮、絶品です。

お店のお寿司ではありません。

すべて手作り。

地産地消です。

川原の女性たちの料理の腕前は皆一流!

映画監督の大西暢夫さんも、ご馳走にカメラを向けています。

名古屋から熊本の五木村に行く途中にたまたま寄って下さったそうですが、

なんていいタイミング!大西監督は相当鼻が良さそうです。

 

新潟の幻のお酒(名前は・・忘れました)とやらを、1つのコップで回し飲み。

よ、いい飲みっぷり!

日本酒が苦手な私も美味しく感じました。

大熊先生、ご馳走様でした。

 

みんなが美味しく食べている傍で泣いているのは I さんちのお孫さんのK君。

「人生初心者」と書かれたTシャツがカッコイイ。

 

お腹いっぱい食べて、食後にもう1ゲームやって、

ご馳走をいっぱいお土産にもらって、

本当に楽しい一日でした。

ここ、川原には、こんなに豊かな暮らしが続いています。

先祖から受け継いだ豊かな土地に感謝して、皆が米や野菜を作り、それを料理して、

13世帯が家族のように食べて笑っておしゃべりをして・・

この小さな幸せをどうか壊さないでほしい。

奪わないでほしい。

無駄なダムのために。

必要のない石木ダムのために。

川原地区を水に沈めないでください!

 

ご存知ですか?

アケビの実です。

今日、初めて見ました。

こわごわながら、初めて口にしました。

美味しいとは思わなかったけど、なんだか「自然」を感じる味がしました。

 

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塀の中の懲りない面々

2014-10-03 | さよなら原発

御嶽山の噴火から1週間。

犠牲者47人の身元が確認され、戦後最大の火山被害と言われていますが、

まだ安否不明者が20人近くいるらしい。被害はもっと拡大しそう・・

 

9月11日に1日80回を超える地震が観測され、地震活動が活発になっていたので、

警戒レベルを上げていれば登山者もこれほど多くなかったのではないか…

との質問に対し、

気象庁の火山課長は「地震の回数だけで、噴火の前兆と判断するのは難しい」と述べ、

今の火山予知のレベルが決して高くないことを、当日の記者会見で強調していました。

 

その言葉を聞いて、「やっぱり・・・」と思った人は少なくないでしょう。

今年7月、川内原発の安全審査に合格を与えた原子力規制委員会は

「火山活動に対しては噴火の兆候を監視していれば対応できる」としていたけれど、

火山学者からは「予知は困難」と指摘されていましたから。

 

ところが、昨日、原子力規制委員会の田中委員長は、

「今回の水蒸気爆発による噴火と、対応を検討中の巨大噴火とを一緒にするのは非科学的だ」

と述べ、川内原発の対策は妥当だという考えを改めて示しました。

びっくり!です。

地震の専門家でもない委員長が、何の根拠があって、

巨大噴火なら予知でき、対応もできると言いきれるのでしょう?

 

しかし、もっとびっくりする発言が同じ日に安倍総理の口から飛び出しました。

参議院本会議での発言です。

田城郁議員(民主党)「予知不能であったこの噴火は、自然からの警鐘として受け止めるべきです。川内原発の再稼働を強引に推し進める安倍政権の姿勢を認めるわけにはいきません」

安倍総理大臣 「桜島を含む周辺の火山で今般、御嶽山で発生したよりもはるかに大きい規模の噴火が起こることを前提に、原子炉の安全性が損なわれないことを確認するなど、再稼働に求められる安全性は確保されています」

 

ああ・・安倍さんってなんと自信過剰な方でしょう!それとも、超楽観的な極楽トンボ…

どちらにしても、国民は迷惑です。危険に巻き込まれるのですから。

そう言えば、去年の今頃でしたね、「汚染水問題はアンダーコントロールされている」

と大嘘ついて、オリンピックを日本に持ってきたのは。

ご本人は嘘をついているという意識がないのか?本気でそう思い込んでいるのか?

 

それにしても、事故の被害の凄まじさは、私たち一般国民以上に分かっているはず。

何回も視察して目の当たりにしているはず。

地震や津波の被災地にも足を運んでいるはず。

それでも、懲りないのか?

この大地震がこの原発で起きたら・・

この大津波があの原発を襲ったら・・

この大噴火がその原発の周辺で起きたら・・

という発想がなぜ生じないのかが不思議でならない。

何度国民が被害を受ければいいのだろう?

どれだけ犠牲になればいいのだろう?

何回天災に見舞われても自然の威力に恐れを抱かない、懲りない人なのだろうか?

 

懲りない・・といえば、昭和の終わりごろ、

「塀の中の懲りない面々」という変なタイトルの小説が大ヒットしましたっけ。。

「塀の中」とは刑務所のことで、

「懲りない面々」とは服役を終えやっと娑婆に出ても、再び犯罪を繰り返し

入出所を繰り返す累犯者達のことでしたが・・

 

安倍総理や田中原子力規制委員会委員長などは、平成版「懲りない面々」ですね。

彼らがいる塀の中は、原子力村の高い塀の中で、

塀の外でどんな大災害が起きようと、自分達だけは安全なところにいるから、

その危険性が全然感知できない、身に沁みない、対岸の火事でしか有り得ない、

そんな人たちでしょうか。。

 

そんな人をこの国のトップにしてしまった私たちは、なんて愚かな民でしょう。

 

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