佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

冤罪

2012-10-18 | 雑感

私が知らないうちに 私のパソコンがウイルスに感染し、

私の知らないうちに 私が誰かを脅迫し、

ある日突然、犯罪者として逮捕される…

 

そんなことが、

毎日インターネットやメールなどをやっている私や、あなたにも起こりうる

そんな世の中になってしまったのか…

 

ぞーっとした。

そのニュースを見る少し前、

私は、私のパソコンを遠隔操作してもらっていた。

時々あること。

機械に弱い私は、パソコンが不調になると、

プロバイダーのサポートセンターに電話する。

最近のサポーターは、遠隔操作で直してくれるから、自分では何もせず楽チンだなぁ~

と喜んでいた。なんて便利なシステムだろう!って。

 

もちろん、このサポートセンターのシステムは安心している。

ただ、同じような技術で、それを悪用すると、とんでもない犯罪が可能になるらしい。

誰かになりすまして、悪事を働き、その誰かは無実の罪をきせられる。

いわゆる冤罪事件。

そんな卑劣な事件を起こす犯人には深い怒りを覚えるし、

そんなことが可能になったネット社会が、とても怖いと思う。

 

でも、もっと怖くて、怒りを感じたのは、警察。

 

犯人は、13件の脅迫メールを5人の被害者のPCから遠隔操作で送っていて、

そのうち警察が関与した件の4人は、すべて冤罪の被害にあっている。

 

・大阪の男性は、ずっと否認し続けたのに、起訴されてしまい、その後釈放

・三重の男性は、逮捕後、処分保留で釈放

・福岡の男性も、逮捕後、処分保留で釈放

・横浜の男子大学生は、処分まで決定し保護観察中

 

福岡の男性の場合、はじめは容疑を否認していたのに、途中から自白し、

その後、その自白は「同居の女性がやったと思い、かばっただけ」と説明したが、

認められず、結局また自白…二転三転している。

 

男子学生の場合、いくらやってないと言っても信じてもらえず、自白を強要され、

「楽しそうな小学生を見て、困らせてやろうと思った」という動機まで語ったことになっている。

 

なぜ、無実の人が、自白してしまうのか?

私たちには想像できないような厳しい取り調べ、

それこそ、脅迫に近い取り調べがおこなわれているのではないか…と思ってしまう。

 

遠隔操作で、罪をきせられるネット犯罪も怖いけど、

どんなに無実だと訴えても、一度疑われたら終わり。

結局は犯人に仕立て上げられる…そんな警察のあり方が、もっと、ずっと、怖い気がする。。

 

コメント (2)
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