佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

這っても黒豆

2012-10-11 | さよなら原発

這っても黒豆」の意味、わかります?

私は初耳、知りませんでした。

意味を教えてくれた人は・・・

なんと、アメリカ人のアーサー・ビナードさん。

彼の講演動画を見て、始めて知りました。 オハズカシイ・・ 

その動画は、友人のブログ「生活クラブ浦和」で発見。

(いつも貴重な情報満載のブログです)

 

自分でも調べてみました。

「ことわざデータバンク」によると、

黒いものを黒豆だといった人が、それが虫だとわかっても認めず、黒豆であると言い張ったことから、

理屈に合わなくても、強情に自説を曲げないこと。また、そのような人と書かれてました。

 

そして、アーサーさんは、

そのような人が一番多く集まっているのがエネルギー関係の分野だと言います。

たしかに。。。 

めちゃくちゃ危険なのに原発は安全だと言い張ったり、

何も解決してないのに終息宣言をしたり、

少し工夫すれば原発がなくても暮らして行けることがこの夏証明されたのに、

原発政策を推進しなければ日本はだめになるなんてことを言う方々が…集まってますね~


それだけじゃない。

「原子力の歴史」・・・原発PR本に書かれたその嘘とは?

レントゲンが、放射線の1つであるエックス線を発見した1895年が、原子力のはじまりだ。翌年、キュリー夫人はその放射線が原子の中から飛び出してくるということをみつけ、そして1905年、アインシュタインは原子が核分裂する時にエネルギーがでるという重要な予言をした。
 
のちに、この予言が正しいことが証明されると、1942年にフェルミが、世界初の原子炉をつくって、ウラン原子を核分裂させることに成功した。こうした成果をもとにして研究が進められた結果、いまでは世界31カ国で原子力による電気がつくられているよ。
 
 
この説明のどこがそんなに大嘘なのか、おわかりですか?

私にはさっぱりわかりませんでした。

あなたも、わからない?

では、ぜひこの講演お聴きください。必聴です。
 
 
 
 
 
・エンリコ・フェルミは1942年にシカゴで世界初の原子炉を作ったが、それは何のためだったのか。

・広島原爆と長崎原爆の違いは?

・プルトニウム作りのために開発されたのに、なぜ「原子炉」と聞くと発電機だと思ってしまうのか?

・ソ連に対するネガティブキャンペーン=節分型キャンペーンとは?



どうでしたか?

ユーモアたっぷり、スパイスたっぷりで、難しい話も笑いの絶えないアーサー節でしたね。

今は聴く時間がない方に、ひとつだけご紹介しましょう。



・トルーマン大統領と野田総理のキーワードは?


トルーマンは日本に立て続けに二度も原発を落としてしまった。

そんなひどいことをしたことについて、米国民に説明しなければならなかった。

「皆さんの生活を守るために,広島と長崎に2発の原爆を落とす必要があった」と言った。

米国民は「なんで2発落とす必要があったのか」と突っ込むべきだったのに、

「皆さんの生活を守るため」という言葉に騙されてしまった。


野田総理は大飯原発の再稼動を正当化するときに、

「日本国民の生活を守るために大飯原発の3号炉と4号炉を再稼動する必要がある」

と言った。

これはトルーマン大統領が使ったペテンの手口と全く同じ。

いわば、日米の核の"絆"。
 
ぼくらはペテンを見抜いて、この核の"絆"を、市民の絆で切らないとダメ。
 
でも、その絆を切るには、これから相当闘わなければならない。
 
 
みんなで必死になってやらないと…切れないよ。 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする