尖閣、尖閣・・・毎日流されるTV報道を見ていると、
ほとんどの日本人は中国人のことが嫌いになるでしょう。
野蛮で、暴力的で、自己主張が強くて、悪意に満ちていて・・
その悪意に満ちた自己主張も、若者だけでなく、知的であるはずの政府の要人までもそうなのだから、
中国人には知性の欠片もないのかしら…
などと思いたくなってきますよね。
でも、なんだか私たち、もしかしたら戦前のような空気に流されているんじゃないか・・
と不安になってきませんか?
日本が国際連盟を脱退したときのような、愛国的で独善的な視野を押し付けられていはしないか・・
疑念が湧いてきます。
原発問題などはキャスターによって、意識が様々なのに、
領土問題になると、竹島も尖閣諸島も、皆さん「日本の固有の領土」とおっしゃいます。
尖閣においては、「領土問題は存在しない」とさえおっしゃいます。
どうも腑に落ちないんですよね~
1.固有の領土って何?
2.韓国や中国もそう言ってるよ
3.互いにそう主張していること自体、「領土問題は存在している」ってことじゃないの?
4.竹島に関しては国際司法裁判所で法に従って結論を出してもらおうと言いながら、
尖閣に関しては、どうしてそうしようとしないの?
5.石油や貴重な鉱物資源などが見つかったので、急に領有権を相手が主張してきたというけれど、
日本もそれがあるから、決して譲れないと思っているんでしょ?
同じじゃん。
みんな同じ穴のムジナ。
みんなお宝を独り占めしたいから角を付き合わせているんだ。
貴重な資源なら分け合えばいいじゃん。
資源の調査や発掘には莫大な資金が必要でしょ?
なら、2国や3国で負担し合って共同で開発すれば、よりやりやすいのでは?
そうして得た資源をわけあって利益を得、それが東アジアの経済の発展につながれば、
資源を独り占めした時よりも、もっと大きな利益に繋がるのではないでしょうか?
また、そのような協力関係は平和にも繋がるし・・
日本の報道では、日本の主張しか教えてくれない。
それを中国がどのような理屈で否定しているのか、教えてくれない。
それがわからないと相手の考えがわからないし、議論もできないのに…
たぶん中国や韓国の報道も同じでしょう。
日本政府が竹島問題で訴えてるように、国際司法裁判所で判断してくれるとスッキリするけど…
当事国と全く利害関係のない第三国の歴史家たちが公正中立に判断してくれたら有難いですね。
竹島も尖閣も。。