新潟県の泉田裕彦知事が、原子力規制委員会の新規制基準は不十分だと指摘し、
柏崎刈羽原発が新基準を満たしたとしても、安全を確保したことにはならない
との認識を示したのです。
毎日新聞のインタビューに答えたもので、全文はこちらです。
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000e010227000c.html
泉田知事の見方
☆福島第1原発事故の検証・総括なしに、設備面などに特化した基準を作っても安全は確保できない。
☆緊急時の住民の避難計画などに関し、規制委は原発立地自治体である県の意見を聞かなかった。
☆万が一過酷事故が起きた際、現行法では放射線量の高い事故現場へ作業員を出すと法律違反になる
が、放置すればメルトダウン(炉心溶融)が起きる。そういう問題は放置している。
などなど、すべて頷ける話ばかり。
規制委の新基準を満たせば原発の安全性が確保されたとみなし、再稼働させる
と政府は言ってますが、
しかし、実際に再稼働させるには地元自治体の了解が必要です。
各自治体の長は新潟県知事を見習ってほしい。
国任せにしないで、県民の命と安全を守るために、この新基準について真剣に考えてほしい。
そして、勇気を持って、物申してほしい。。