6月23日、沖縄全戦没者追悼式の様子をテレビニュースで見てました。
平和宣言の中で、仲井真弘多知事は、
普天間飛行場の県外移設と日米地位協定の抜本的な見直しを強く求める
と述べました。
喜納昌春県議会議長は、
沖縄に幾度となく繰り返される理不尽な扱いは、我慢の限界に来ている
と語りました。
それは、ほとんどの県民の思いでしょう。
沖縄戦で多くの家族を失った県民たちとその子や孫が、
犠牲者への祈りを捧げ、平和を希求するその式典に、安倍首相の姿がありました。
首相はこう言いました。
米軍基地の集中が、いまなお沖縄県民の大きな負担となっている。
沖縄の負担を少しでも軽くするよう全力を尽くすことをあらためて誓う。
うそ!つい数日前、「基地は辺野古に移転する」と言ったじゃないですか。
沖縄の負担を少しでも軽くするよう全力を尽くすことを誓うなんてウソっぱちもいいとこ。
よくこんなセリフを平気な顔して言えるな~と呆れました。
そんなムカつきを抑えてくれたのが、与那国島の小学1年生、安里有生君(6)です。
有生君が朗読した平和の詩「へいわってすてきだね」を聞いているうちに、
怒りもすーっと溶けていくようでした。
へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、
へいわがうまれるんだね。
せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。
へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、
へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。
私も私のできることがんばるよ。
有生君、いっしょにがんばろうね。