ユネスコの世界遺産委員会は今日、「富士山」を世界文化遺産に登録することを決定しました。
地元はもとより、日本中が歓声に包まれてるようですが(テレビを見る限りでは)。
ところが、富士宮市に住む友人からこんなメールが届きました。
地元は複雑です。。。。。
自然のものなのに「文化遺産」て、なんなの?
とか、、、心から喜んでいる人は、私の身近にはおりません
この頃、街中も県外ナンバーが多くて困っています
山好きの人たちも(けっして天の邪鬼じゃないよ)喜ばしいとはいえない、と申します
TVで報道してるし、わざわざ市役所の放送!もあったので
ひと言地元のホントの声を伝えようと思いましてmailしました
そうだよね~
自然遺産ならわかるけど、どうして文化遺産なの?
山岳信仰とか、富士山周辺の神社とか、富士山を対象とする芸術作品とか、
文化に無縁とは言わないけれど、やはり富士山の価値は富士山そのものにあると思うのですが…
私も富士山は大好きです。
横浜に住み始めた頃、5月病になりかけた時、先輩のアドバイスで富士山の麓で森林浴、
すっかり元気になりましたし、
埼玉に住んでる頃、快晴の冬の日、遠くの住宅の屋根からほんの少し頭を出した富士山を発見すると、その日は何かいいことありそうな、ワクワク気分になりましたし…
夏休みなど家族で時々遊びに行った時は、間近に見る富士山の大きさと美しさに圧倒されましたし、
飛行機に乗るたびに、富士山上空を通るときは窓に釘付けでしたし・・・
とにかく富士山は、何故か心ときめく憧れの対象でした。
そんなふうに感じる日本人は少なくないでしょうから、
世界遺産に登録されたことを喜ぶ人も多いかもしれませんが、
観光客の激増や、それによってもたらされる様々なデメリットが心配です。
また、そのような観光や商業、地元への経済効果などにばかり目が向けられるようになったら、
そのときは、もう、富士山の魅力は色褪せたものになっていくでしょう。
でも、友人たちのような地元の人がいる限り、きっと富士山は守られる?
keikoさん、
よろしくね~