小松左京さんが'53年から'61年にかけて書いた短編を集めた「地には平和を」を読みました。
「慈悲」は、強姦され病気を移された少女に将来の姿を語り自殺させる老人の話。
「最初の悔恨」は、戦時下おにぎりの誘惑に負けて自分の好きな少女に別の男子の恋文を届ける話。
「溶け行くもの」は、自殺しようとした友人を三人が説得しようとするが、結局その男が急病で死んでしまう話。
「失敗」は、大学に見切りをつけ物書きを志した私と恋人との話を書いた私小説。
「地には平和を」は、未来の科学者が歴史を操作し、太平洋戦争の終戦が遅れ本土決戦になった状況を1人の少年兵の視点から描いた話です。
「慈悲」から「失敗」までは意識の流れを描いた純文学で、途中から流し読みしてしまいました。「地に平和を」だけはストーリーがしっかりした活劇で読みごたえがありました。「日本アパッチ族」のような面白い小説を書いていた左京さんも初期にはこんな小説も書いていたという発見ができる本ではあります。そういった意味ではオススメです。
「慈悲」は、強姦され病気を移された少女に将来の姿を語り自殺させる老人の話。
「最初の悔恨」は、戦時下おにぎりの誘惑に負けて自分の好きな少女に別の男子の恋文を届ける話。
「溶け行くもの」は、自殺しようとした友人を三人が説得しようとするが、結局その男が急病で死んでしまう話。
「失敗」は、大学に見切りをつけ物書きを志した私と恋人との話を書いた私小説。
「地には平和を」は、未来の科学者が歴史を操作し、太平洋戦争の終戦が遅れ本土決戦になった状況を1人の少年兵の視点から描いた話です。
「慈悲」から「失敗」までは意識の流れを描いた純文学で、途中から流し読みしてしまいました。「地に平和を」だけはストーリーがしっかりした活劇で読みごたえがありました。「日本アパッチ族」のような面白い小説を書いていた左京さんも初期にはこんな小説も書いていたという発見ができる本ではあります。そういった意味ではオススメです。
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