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トビー・フーパー監督『遺体安置室―死霊のめざめ―』

2008-02-24 15:27:06 | ノンジャンル
 「悪魔のいけにえ」で有名なトビー・フーパー監督の'05年作品「遺体安置室―死霊のめざめ―」をWOWOWで見ました。
 母レスリーと青年の息子ジョナサンと少女の娘ジェイミーは車で長年使われていなかったファウラー葬儀場に着くと、待っていたエリオットが住める家にするために必要な改修を伝えます。ジョナサンは「ボビー・ファウラー」と刻まれている机を発見します。母が割れたグラスの中から鍵束を取り出す際、手を切ると、血が垂れたタイルにある排水溝から黒い触手が伸びて行きます。ジョナサンは夜の墓地で不審な影を見ます。墓地の中にある石造りの小屋に入ったレスリーは多くの棺とともに「死者は蘇る」と書いてあるプレートを発見します。ジョナサンは、ファストフウード店で知り合った友人から、ファウラーの土地は作物も家畜も育たないので、葬儀場になったが、ボビーは怪物の姿で生まれて来たという話を聞きます。夜、墓地に侵入した3人の若い男女は、天使の像にスプレーで落書きしますが、しばらくたつと落書きは消えています。石造りの小屋の中でセックスを始めると、壁を突き破って怪物が現れます。レスターはジョナサンの友人たちに請われて、ピアノ教師の死体を見せます。レスリーは死体の防腐処理中トラブルを起こしたところに、保安官がやってきます。死体から流れ出たちが床に流れ出すと、排水溝から例の触手が伸びて死体に入り込みます。保安官は石造りの小屋の中で何者かに襲われます。石造りの小屋で怪物に襲われた若者のうち2人がファストフード店に来ますが、男は叫び続け正気を失っていて店長に口から黒い液体を浴びせ、女は明らかに具合が悪そうです。レスリーは死体安置室で3体の死体に襲われます。レスリーに招かれた兄妹と兄の友人2人は食卓に座らされ、レスリーは乱暴に黒い液体の入った皿を置き、それを最初に飲んだレスリーは半狂乱になり、4人は逃げ出します。墓場にも死体がうろつき、彼らは石造りの小屋に逃げ込みます。そこに生き残りの女性が1人いて、死体の頭の中にカビが生え、ボビーが肥料をやっていると言います。レスリーを先頭に死体たちは扉を破って彼らに迫り、兄妹と友人2人は離ればなれになります。生き残りも感染し、妹追うとを部屋に残した兄と再会した友人たちは死体に襲われますが、塩が死体を撃退することに気付きます。次々に死体をやっつけている間にジェイミーは死体にさらわれ、肥料として井戸に落とされそうになりますが、駆け付けた兄たちの塩の攻撃で死体を撃退し、井戸の中の生物も死に、兄妹と友人1人は助かります。で終わりと思ったら、突然死体から生物の触手が突き出し、レスリーはジェイミーを黒い沼に突き落とします。

 いかにも低予算、アクションがほとんど暗がりの中で行われるので、死体の顔も分かりません。一番お金がかかったのは、遺体安置室にあるピアノ教師の死体の特殊メイクじゃないかと思います。ジョン・カーペンターの映画だとしても全然おかしくないし、スティーヴン・キングのテレビ映画だと言っても誰も疑問に思わないでしょう。「悪魔のいけにえ」でもう一度トビー・フーパーの才能を再確認したくなりました。