前回までは、函館の保護率の高さについて、生活保護の中での特徴があるかどうかを検討したが、
特段、直接の理由たり得るものは見いだせなかった。
そこで、今回は雇用情勢との相関性を考えてみることにした。
ここでは、今まで見比べてきた道内8市と公共職業安定所別8カ所を
無理矢理比較の対象とした。
つまり、函館公共職業安定所の管轄地域は、函館市のみではないが、おおまかな傾向性は判断できるだろうとの趣旨だ。
平成22年12月の有効求人倍率と同月の保護率での比較だが
有効求人倍率 ワースト順位 保護率 ワースト順位
函館 0.42 4 44.5 2
旭川 0.48 5 37.6 4
小樽 0.40 2 40.7 3
室蘭 0.62 7 37.2 5
釧路 0.40 2 53.0 1
帯広 0.63 8 29.6 7
北見 0.60 6 15.8 8
苫小牧 0.39 1 29.9 6
ご覧の通り
有効求人倍率の低いところが必ずしも保護率が高いわけではない。
つまり、生活保護との顕著な相関性はないといえるのである。
もちろん、函館の有効求人倍率は決して高くはないが、保護率が高いというのは
実に由々しき状態であるといわねばならない。
働く場所が皆無ではないにも関わらず、働けない、働かない
つまり、意欲減退ともとられるこの状況の原因を考えなければならないだろう。
特段、直接の理由たり得るものは見いだせなかった。
そこで、今回は雇用情勢との相関性を考えてみることにした。
ここでは、今まで見比べてきた道内8市と公共職業安定所別8カ所を
無理矢理比較の対象とした。
つまり、函館公共職業安定所の管轄地域は、函館市のみではないが、おおまかな傾向性は判断できるだろうとの趣旨だ。
平成22年12月の有効求人倍率と同月の保護率での比較だが
有効求人倍率 ワースト順位 保護率 ワースト順位
函館 0.42 4 44.5 2
旭川 0.48 5 37.6 4
小樽 0.40 2 40.7 3
室蘭 0.62 7 37.2 5
釧路 0.40 2 53.0 1
帯広 0.63 8 29.6 7
北見 0.60 6 15.8 8
苫小牧 0.39 1 29.9 6
ご覧の通り
有効求人倍率の低いところが必ずしも保護率が高いわけではない。
つまり、生活保護との顕著な相関性はないといえるのである。
もちろん、函館の有効求人倍率は決して高くはないが、保護率が高いというのは
実に由々しき状態であるといわねばならない。
働く場所が皆無ではないにも関わらず、働けない、働かない
つまり、意欲減退ともとられるこの状況の原因を考えなければならないだろう。