みなさん、お寺や神社へお参りに行かれて、お願い事やご祈祷をお願いされることが多いと思います。
当山でも就職成就、学業上達などお願い事やご祈祷のご依頼がたくさんございますが、お願い事を
聞いていただいた後に願解き(がんほどき)をされる方は非常に少ないです。お願い事は成就してもしなくて
ご本尊様や眷属様はその案件で動かれているのです。お願い事をするだけでなく、必ず、願解きも
するようにと当山ではいつも口を酸っぱくして指導致しております。
たとえば、仲の良い知り合いが困ってるので千円貸してほしいと頼みにきた時、それくらいならと心安く
貸してあげるとします。次の日にまたお金が必要なので貸してほしいと来られたらどう思いますか。
それが、ずっと続くとなるとどういう気分がしますか。
まず、借りたものを返してからお願いに来るのが当たり前ではないでしょうか。神仏へのお願い事も
同じです。お願いした事に対しての願解きをしてからでないとお願いごとばかりがたまりにたまってしまい
好転するどころか逆効果の場合もございます。
先日の6日に就職成就のご祈祷をされていた信者様の話ですが、この前の会社は不採用になりましたとのことで、
すぐさま願解きをしなさいと申し上げました。
その信者様は素直にわかりましたと願解きのお酒とお餅をお供えしました。
そして、改めて、希望の会社への就職のご祈祷をお申込みされましたところ、今朝、採用の通知が来ましたとお喜びのメールがございました。
就職が決まって良かったですね。
早速、ご本尊様に御礼を申し上げ、願解きのお餅とお酒をお供えさせて頂きました。
願解きによって、お願い事が成就されたとお喜びの信者様は多数おられます。みなさんも願解きについてもう少し考えてみて下さい。
合掌