栗東トレセン在厩のパンサラッサは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇矢作調教師のコメント
「24日より坂路入りを再開。レース後も問題はなく順調にきていますので、予定通り7月5日福島11R ラジオNIKKEI賞(G3・芝1800m)に向けて調整を進めていきたいと思います。鞍上は、三浦皇成騎手に声をかけてあります」
-----
前走で鮮やかな逃げ切りを決めたパンサラッサですが、レース後も特に問題はないようで、改めて来週のラジオNIKKEI賞に向かう方針が確認されました。出走が叶うかどうかは抽選次第の可能性がありますが、せっかく三浦騎手が確保できたことですし、出ればチャンスがある馬だけに、是非とも出走枠に入って欲しいと思います。
ちなみに、前走直後から様々指摘があるとおり、6/20阪神8Rのレースラップはかなり優秀なものでした。パンサラッサの勝ち時計が2分0秒0、1000通過60.4秒、上り3F35.8秒に対して、開幕週の6/6に行われた鳴尾記念(G3)を勝ったパフォーマプロミスと2着のラヴズオンリーユーの時計は2分0秒1(2頭同タイム)、上り3Fも2頭ともに35.7秒でした。(レースの1000m通過は60.0秒)
二つのレースはいずれも良馬場で行われたわけですが、6/20は稍重から回復した良馬場でしたから、開幕週の良馬場より走りやすかったとはとても思えません。つまり、古馬重賞並みの時計で勝ったパンサラッサと2馬身半差まで迫ってきたディープキングは相当に強い競馬をしたわけで…。乱暴な例えではありますが、6/20は1勝クラスのレースにパフォーマプロミスやラヴズオンリーユーが出ていたようなものですから、そりゃあ、3着以下は千切れちゃいますよね(^^ゞ
うーむ。。そうと分かってしまうと、パンサラッサには何としてもラジオNIKKEI賞に出走してもらい、もう一度、『闘ってきた相手が違う』ところを見せつけて欲しいです!!! …と思ったのですが、現状、ラジオNIKKEI賞に出てきそうな馬たちの顔触れは以下の通りで。。
◆パラスアテナ 福島コースは未勝利戦圧勝の舞台。同じ広尾TC所属のステラリード産駒は私の応援対象馬ながら、ライバルだと考えれば、どこからでも競馬ができる自在性と末脚は脅威。
◆アルサトワ 6/7の前走で阪神芝2000mを2分0秒3で逃げ切り。パンサラッサとは違う『後続を引きつけての溜め逃げ』で良血ポタジェを完封。
◆キメラヴェリテ 北海道2歳優駿勝ち馬。好走と大敗がハッキリするタイプながら、大逃げから2着に粘った若葉S(L)の実績が光る。若葉Sではアルサトワ(4着)にも先着。
◆バビット この馬も逃げ主張か。福島の未勝利と新潟の早苗賞を連勝中と勢いアリ。
◆ルリアン センスある先行抜け出しで未勝利、1勝クラスを断然の1番人気に応えて連勝。大型馬ながら3戦2勝2着1回と安定感もあるノーザンファームのキズナ産駒。
◆グレイトオーサー 4月の未勝利戦をデビュー勝ち。5月の1勝クラスはスローペースの逃げから上り3F33.7秒の脚を使って2戦2勝と、まだ底を見せていないノヴェリスト産駒。
ザッと見ても同型の逃げ先行タイプが多く、さすがに重賞だけあって、前走のような楽はさせてもらえそうもありません。コントレイルやヴェルトライゼンテと走ったことを考えれば、この相手にビビる気はさらさらないものの、今度は無欲の挑戦ではありませんからねぇ。。こうなったら、簡単なレースにならないのは覚悟の上で、逃げ先行馬どうしのガチンコ勝負を見せて欲しいと思います!
【6/20阪神8R 3歳以上1勝クラスでのパンサラッサ:公式HPより】
あ、言っちゃいましたね(^^;)
慌てない、慌てない(゚ー゚*)
そうですよね、そのハズですよね!
でも、前走があまりにも鮮やかだったので、これでギプス効果が出たら、どうなってしまうのかと…
何だか他の馬たちに申し訳ないっす(^^ゞ