あの頃、君を追いかけた 那些年、我們一起追的女孩

昨年の東京国際映画祭で観た作品が一般公開されました。その時の記事はこちら。おおよその筋は憶えていたけれど、ラストシーンは忘れていたので思いっきり楽しめました。

初見の時と比べると青春の瑞々しさをいまいち感じなかったのは、新鮮さが薄れたということなのでしょうか。甘酸っぱい高校生活は前半で終了し、後半はほろ苦い話になっていて、そちらの印象が強いからなのかもしれません。

佳宜を高校生から演じた 陳妍希ミシェル・チェンは、制服姿では年齢を感じさせない若々しさですっかり高校生になりきってましたね。高校を卒業した後のシーンで、私服で座っている後ろ姿のときには、少しふっくらとしていましたが。

高校、大学と、男はなんて子供で馬鹿なんだろうと痛切に思います。同世代の女の子から見たら自分もきっとこう見えてたんだろうな、と思うと、この年代の男が子供で馬鹿だというのは国や世代を超えて共通で、だからこそ普遍的な青春映画というものが存在するのでしょう。

公開2日目の日曜日だったからか、老若男女問わずお客さんがたくさん入っていました。日本における中華映画活性化の起爆剤のひとつになれば、と思います。

公式サイトはこちら。

9/15　新宿武蔵野館


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