細川貂々の原作漫画の映画化。原作はかなり有名ですが、読んでません。他人事じゃないから、ということで観てきました。
売れない漫画家、晴子(宮崎あおい)のツレ、高橋幹男(堺雅人)は、外資系ソフト会社のカスタマーサポート担当として忙しく働いていたが、リストラで仕事の負荷が高まる中でクレーマーの客がいたりしてストレスで体に変調をきたす。
医者の診断はうつ病。晴子に「会社を辞めないと離婚するぞ」と脅されて、会社を辞めて自宅療養に入るツレ。しかし症状はなかなか改善せず自殺未遂を起こしたりと一進一退。晴子とイグに見守られて治療は続いていき。。。
ハルさんのおかげでゆっくりと自宅で休養できたのがツレには大きいよね。堺雅人の不安げな表情の演技もぴったりでした。調子のいい時と悪い時とで波があって、徐々に回復していくものだから、少し調子がいいと張り切りすぎちゃって、でも病気の前みたいにはできずにまた落ち込んじゃったりする様子も、料理のシーンで上手く描いていると思います。
晴子の実家の床屋で、元気そうに漫画雑誌を配達していた若者がやはり精神的なもので自殺したり、晴子たちと同じ時期に結婚した友人が離婚したり、周囲も順風満帆ではありません。難しい世の中だなあと思うけど、投薬もなくなって自宅で仕事ができて、講演の依頼まで来てそれを無事にこなしたり、ツレもいい感じで回復してめでたしです。
うつ病は誰でもかかる可能性のある病気だけど、映画の中でも言われている「心の風邪」なんていう軽いイメージではなくて「心の疲労骨折」だと主治医は言っています。
公式サイトはこちら。
10/28 川崎チネチッタ
ジャッキー・チェン100本目!『1911』絶賛上映!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます