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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1611- 読みたい本「ムーン・ショツト」

2016-11-20 | 日記
 「非常に大きな影響力がありそれ以降、世界がガラリと変わってしまうイノベーションことを 私はムーン・シヨットと呼んでいます」
この言葉ジョンF・ケネデイが最初に使った。宇宙開発で完全にソ連に抜かれ、自信を失っていたアメリカ国民の前に「60年代の終わりまでに、人類を月に送り込む」と約束して それを1969年に実現した。「無謀・出来るわけがない」と言う多くの意見を下し、アメリカに自信を取り戻させたイノベーションだった。
 この話、下の「ムーン・ショット ・・ジョン・スカリー著書」紹介からの抜粋だが 2月に発売されたらしいので 本屋に行ったが見当たらないので 店員に聞くと「取寄せしても良いですが、通販の方が早いですよ」と勧められ 変な店員だと思うと 買う気も失せてしまったのだが・・。

 内容は「ムーンショット」を起こせるイノベーターは、どのようにして生まれるのか、と言うものらしい。スカリーはアップル社の社長を務めた過去があり、スティーブ・ジョブスとも仕事をしていた、彼の企画思考にこれに通じるものがあったと解説しているようだ。
 イノベーターには二種類あって、例えば 破壊型イノベーターは今のグーグルの様に既存のシステムを破壊する様なものと、通販革命を起こしたアマゾンの創始者は適応型イノベーターだと言う。

 現代は「あれも便利・これも必要」と機能が多くなりフイチャークリープ(機能が徘徊する)となり それが身の回りに蔓延しているが 特に車もそうだが日本製は気が利きすぎて複雑過ぎ結局、何でも出来るがどれも使い難い「10徳ナイフ」の様だが 購入者にも幕の内弁当好きな国民の悪い面がここにも出ているらしい。

 アップルのジョブスの思考方法は違っていた。物を考える時、ズームインし不要な機能を何か、削れるものは無いか。そしてズームアウトして全体を眺める事を繰り返し常に思考全体がシンプルになるように心がけて開発したそうだ。今のスマホはApple社が始めたが、使ってみると確かにそんな機能を絞り込もうとした意図が読み取れる気がする。これからはシンプルで使いやすい機能が絞られた機器がトレンデイになる様な気運も電気機器の一部には出現してきたから気が付いた人もいるらしい。
 しかし、この10年以上世界がガラリと変わる「ムーン・シヨット」らしいものが出現されたのだろうか。