Xmsが近いのに、神戸市内の多くのJazzライブはコロナで閉館となり さぞかしミュージシャン達も 困っている事だろう。今年も、神戸マラソンも ルミナリエも無く ポートタワーもこのチャンスに改装工事になり 毎年イブに行っていた栄光教会も ミサはオンラインで一般は入れないらしい。
寂しい暮れだが、西宮芸術センターの Xms ジャズの開催案内を見て せめてこの位はと 昨日それを聴きに行った。有名人の予約は、既に満杯だったので聴いたのは「黒田卓也トランぺッター&クインテット」・・若いメンバーでも全員が 海外で活躍している人気のジャズマンらしいが 海外がコロナで公演が出来ず日本に 偶々この夏に帰郷したと言う感じだった。
午後7時の遅い開演なのに中ホールは満席、黒田氏を始め神戸出身の多いクインテット「 ドラムス・ベースギター・テナーサックス・ピアノ」でしかも皆 40代-50代で元気いっぱいのソウル・ジャズと言うこともあってか予定を過ぎた 9時半までパワフルな熱演で 最後に退場には密を避けて・・と言う場内アナウンスが 不自然に感じるほどだ。
日本人が始めて米NY・ブルーノートに契約を持ったと言う黒田氏、自作のオリジナル曲が多いのだが どれも良い曲でその才能と技量にも納得させられる。コロナで行き来も儘ならない中、久しぶりに自国の地元公演と言うことで 若者が多いと思っていたが 観客は中高年ばかりなのに少し驚いたが・・聴く音楽と言うより、奏者と一体になって聴く楽しさは 他にはないのに。
ジャズマンの多い神戸だが、世界的にも有名な人は 既に70-90代になり今もステージで頑張っているのはファンが多いからだろう。しかし 技巧は確かでも昔と比べると 演奏のパワーは衰えるのは仕方がないが、初めて聴いたこのグループ演奏と比べ やはり音楽は 技巧だけでなく パワーが伴ってないと視聴者には響かないのだと思った。
今はジャズは古いと、今時の若者には受けないのかファンは高齢者ばかりなのも気になるが 外国で活躍している日本人ジャズマンが多くいる事に少し安堵する。