碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2112- Xmas ジャズライブに

2021-12-22 | 日記

 Xmsが近いのに、神戸市内の多くのJazzライブはコロナで閉館となり さぞかしミュージシャン達も 困っている事だろう。今年も、神戸マラソンも ルミナリエも無く ポートタワーもこのチャンスに改装工事になり 毎年イブに行っていた栄光教会も ミサはオンラインで一般は入れないらしい。

 寂しい暮れだが、西宮芸術センターの Xms ジャズの開催案内を見て せめてこの位はと 昨日それを聴きに行った。有名人の予約は、既に満杯だったので聴いたのは「黒田卓也トランぺッター&クインテット」・・若いメンバーでも全員が 海外で活躍している人気のジャズマンらしいが 海外がコロナで公演が出来ず日本に 偶々この夏に帰郷したと言う感じだった。

 午後7時の遅い開演なのに中ホールは満席、黒田氏を始め神戸出身の多いクインテット「 ドラムス・ベースギター・テナーサックス・ピアノ」でしかも皆 40代-50代で元気いっぱいのソウル・ジャズと言うこともあってか予定を過ぎた 9時半までパワフルな熱演で 最後に退場には密を避けて・・と言う場内アナウンスが 不自然に感じるほどだ。

 日本人が始めて米NY・ブルーノートに契約を持ったと言う黒田氏、自作のオリジナル曲が多いのだが どれも良い曲でその才能と技量にも納得させられる。コロナで行き来も儘ならない中、久しぶりに自国の地元公演と言うことで 若者が多いと思っていたが 観客は中高年ばかりなのに少し驚いたが・・聴く音楽と言うより、奏者と一体になって聴く楽しさは 他にはないのに。

  ジャズマンの多い神戸だが、世界的にも有名な人は 既に70-90代になり今もステージで頑張っているのはファンが多いからだろう。しかし 技巧は確かでも昔と比べると 演奏のパワーは衰えるのは仕方がないが、初めて聴いたこのグループ演奏と比べ やはり音楽は 技巧だけでなく パワーが伴ってないと視聴者には響かないのだと思った。

 今はジャズは古いと、今時の若者には受けないのかファンは高齢者ばかりなのも気になるが 外国で活躍している日本人ジャズマンが多くいる事に少し安堵する。

 


2112- 雑誌に哲学特集

2021-12-16 | 日記

 別に大した予定もないのに、忙しいと感じてしまう12月。

 静かに本でも、読もうと本屋さんに行ったら 雑誌2冊と文庫本2冊も買ったが、家に戻ると来年カレンダーが配達され 知人からはお歳暮が届いていた。街はクリスマスの喧騒とイルミネーションが増えて机の上には年賀状の束が 郵送を待っているし このXmasは今年は教会の讃美歌はオンラインとなり 芸術センターのJazzライブを代わりに聞きに行く予定もある。

 雑誌の一つはパソコン誌でウインドウズが10→11Vup督促があり少し不安なのでその注意点を知りたいと買い、もう一つは政治経済誌のプレジデント社から 珍しい「哲学入門特集」で、昨年から盛んに読んできた 哲学とかアート思考の山口周氏の対談記事も掲載されていたから。

 雑誌に不人気な哲学は珍しいが最近、哲学本が多く並んでいるので 一般もビジネスマンも、時代を反映した哲学ブームになっている様に感じる。

 大まかな内容は「社会が上手くいかなくなり、今までのやり方を根本から変える必要があると思う現在こそ必要とされる」だから今、哲学なのだそうだ。哲学史と哲学者ランキングと言う内容にも、第一次世界大戦で世界秩序が崩壊した欧州の不安な時期にハイデガーと言う哲学者が「存在と時間」を発表し話題になったり ソクラテスも大昔の戦争後に哲学を解いて 時の為政者に異教布教の罪状で毒殺されたとか・・ 世の中が混沌としたら大昔から 哲学に注目が集まるのは昔と変わらないらしい。

 コロナで露呈した様々な社会対立の背景は学歴偏重社会に象徴する能力主義でエリート層の支配や傲慢で格差が広がり社会分断を引き起こしたからとか、日本人はワクチン接種は医学的健康管理として大人しく受けるのだが、米国では自分の体は自分で守るのが人権だとマスクもワクチンも、共和党系の20数州知事も同調してその義務付けに反対しているが コロナ下では自由よりも健康を優先すべきだし ワクチンも届かず感染に悩む国もあり 世界も経済どころか ワクチンでも対立混乱しているのだ。

 

 意見対立は、会話をすることでお互いの妥協点を探り共通の目標にして解決するしかないが それが出来ないと紛争となり戦争につながる。しかし日本では、上からの指示は何でも「イエス」でワクチン接種もマスク生活も守られるが教育での「出る杭は打たれる・能ある鷹は爪を隠す」などの 謙虚を尊び 政治論争もあまり起きないが この 経済停滞の中では さらに格差も貧困も進み 自由に物が言えないこの国の雰囲気の方が問題なのだろう。

 フランス人は日本人とは逆に何でも相手に「ノン」と言い条件を問い正すそうだが、それが互いの主張を確認し 間違いを直して意見を磨き上げるプラス思考になるからだそうだが そのフランス人気質を学ばないと この閉塞感は打ち破れないし それは哲学以前の 「多くの意見を集めて、最良の行動に繋げる」ことの方がきっと大切なのだ。

 

 780円雑誌だが、数倍の価値がある


2112- 新略号の理解で

2021-12-12 | 日記

 国内ニュース記事も、短縮語が増えて最近は判らないのにそれに加えて世界で使われる略号も加わって読んでも意味不明になることがある。

 例えば「Z世代・フェムテック・ジェンダー平等・NFT・SDG'S」等々 飛ばすと意味不明となり そのまま放置すると世の中から取り残されそうだ。以下は忘備録のメモだが ネット知識なので 真意の程度は兎も角大体はこんなところだろう。

 SDG'S は持続可能な環境改善の世界共通目標位は知っているが、Z世代・・米国発の略語で インターネットが既に存在する2000-2010年生まれの若い世代を指し その親はX世代になると言う。

 フェムテック・・女性Femaleと技術Technologyを合わせた造語で、女性の健康課題を解決するビジネス・商品を言うらしい。

 ジェンダー平等・・は世界の貧困格差・男女格差を失くす活動で地球環境を改善するSDG'Sの17課題の延長にあるそうだ。因みに日本の指数は世界156か国中 120位で先進国世界最低。

 NFT・・Nom Fungible Tokenの略で「非代替性トークン」となるのだが、今は美術品でもデジタルコピーが自在になり オリジナルの存在価値が問題なのだが それを解決するデジタル識別技術なので デジタル画像にもデジタル貨幣の様な価値が付く注目の新技術・・偽物も本物も希少有無だけの事だが・・。

 このまま時代が進むと、世代格差がますますま拡大して国連活動とか SDGSの「すべての人に・・国とか世代を越えて」と言う 火星人と地球人を一括りにするようで そんな活動も悲観的になる。

 

    X世代以前は対象外か・・ Wikipediaから

 

 SDGS ・・持続可能な地球環境開発目標 17


2112- 最古の温泉旅館・・

2021-12-09 | 旅行

 コロナで、申込んでいた旅行が二回程キャンセルとなったり この2年間の旅行計画は散々だったが でも緊急事態解除の合間に 二泊三日の短期旅行が二回出来たのと 今月に秋に申込んでいた 北陸・法師温泉フリープランの良い旅行が出来たのも コロナ下の地元観光事業の補助金制度とか 旅行社の低価格企画の結果なのだろうけれど。

 法師温泉は、加賀温泉の白山に近い場所の高級な温泉宿とは知っていたが 小松・金沢は数回旅行していたので多分 法師温泉も同じ歴史を残した良い場所だと思ったので これは偶然の幸運だったのかも知れない。

 歴史は奈良時代初めに小松の那谷寺を白山信仰の道場として開山した高僧が前田藩の支援も受けて宿坊として法師温泉を設置し それから千三百年、そして現代は46代目の一族経営の旅館になったと言う。敷地三千坪もある宿坊が 能舞台もある様な旅館となり 過去に世界最古のホテルとしてギネスブックにも載ったと言うから 本来は一般人には縁遠い富裕層の集まる場所だったのだろう。

 宿の風格とか、泊り客しか入れない小堀遠州も関わった中庭を見学したが 今までのホテルとか旅館の認識を越えていて この庭を見れただけでも旅行の価値があったと思った。旅館はともかく、残念ながら天候は着いた日も翌日も 雨交じりの曇り空で 近くの岩窟にある那谷寺までは行けなかったが 代わりに伝統工芸村をゆっくりと周る事が出来た。3日目は好天に恵まれたが天候の粗さも北陸らしい体験で 宿の食事も地元食材で美味しかったし 客も少ないのでサービスも行き届いていた。改めて、この地域の歴史の深さとか 雪国特有の伝統文化の高さにも感心する。

 コロナで海外に行けないと思っていたが、お陰で国内にもまたまだ 知らない処が多いし 寧ろ外国観光客の来ない静かな国内が本来の日本の風景であり コロナが無かったら昔の観光地は消えてしまったかも知れない・・・外国人で賑わったかっての 人気観光地にも、多分同じ反省をし 昔返りを望む人も多いはずだ。

 

 玄関先では、豪雪に供えた雪吊りが・・