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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1401- リバース・エンジニアリング・レポート

2014-01-24 | hobby
 技術調査のために、製造物を分解する・・リバース・エジニアリングのブログが面白い。私も、今回の不要プリンターを廃棄の前に解体してみた。それで、興味深かった部分を見つけた・・インクジェツト・プリンターはノズルとインクポンプ部が重要箇所だと思う。5年前の製品だがインクを吸い込むポンプがそれ以前の物と比べて大幅に小型化していたのだ。シリコーン・チューブを回転カムで押し潰しインク・ノズルのクリーニングをする中心部がこれ。回転させると右から左へ、インクが勢い良く噴出した。
 

 その2 ・・スェーデンの家具メーカー IKEA、最近、蛍光灯をここのLED電球に交換してきた。国内メーカーよりも小形でリーズナブルで、良く売れている。電球色は特に良く、その理由は白と黄色の混成構造が理由だと判った。LEDは熱も低く紫外線も出さないので外灯に使うと虫が寄り付かないそうだ。1年経ち、多くを替えたが今の所は異常は無い。しかし、別のIKEAのハロゲン・スタンドの電球は時々、点滅するので原因を調べていると、同じ問題を調べているエンジニアがいた。価格を下げるため DC12Vの電球を抵抗で電圧を落とし半波交流のまま点灯していると。普通は交流を直流変換して点灯させる筈が、安いものにはダイナミックなアイデアでも、これは危険ではないのか・・・とんでもない商品もあるらしいので注意しよう。

 因みに、蛍光灯は気温により内部の水銀蒸気圧の変化により低温で暗くなったりチラツキが出る、その点 LED球はそれが無い。可視光線は波長が360nmから830nmで、360以下を紫外線、830以上を赤外線と言うそうだ。寿命は10年から20年と広告されているが・・実証はされていない。配線技術は、上でも照明デザインとか 照明の使い方はIKEAの展示を見ると北欧にはまだ距離がある気がする。



 その3 ・・Compact Disc CDメディア設計者のブログから。寿命は20年と言われ、発明は米国1975年、生産開始は1979年に独フイリップスと日本のSONYが生産開始した、つまり初期品は30年経過している。素材がアルミ板なので、書込み側に光って見えるアルミの酸化が 寿命を決めるらしい。実際には国産CDは比較的良いが、欧州産CDメディアの中には10年で周囲が読み出せなくなった物もあるらしい。古いCDは周囲に細かなひび割れとか、周辺の変色していたらダメらしい。当時、海外製CDは高級オーディオで調べると、無音領域にノイズが聞こえるものが多かったが、国産CDとレコード盤では無音が常識技術だったらしい。これらの国産品の製造技術は世界最高品質だったが、残念ながら今はフラッシュ・メモリ全盛で用済み技術になってしまった。右は、SONYの初代CDプレイヤー 当時は高価で羨望の商品だったらしい。



1401- プリンター更新

2014-01-22 | hobby
 最近はブログ更新は忘れた頃に・・となったが。今年の年賀状で、5年間愛用したキャノン・プリンターが不調となり、更新機に選んだブラザー・プリンターが届いた。初めてのブラザー機だが、人気機種は品薄らしく、通販価格も2ヶ月前の確認より3割アップしカラーの黒は2倍の価格。旧型の良い機種を探すと過去、人気機種はメーカーの標準価格の2-3倍で売買されているのにも驚いた。オープン価格と言う価格制度の逆の面なのかも知れない。

 低価格ショツプを選ぶとカラーは白しか在庫がなく、黒の在庫があるショツプは3割程高価で、多分白は不人気なのだろう。過去からプリンターはキャノン派だったのだが、インク自動クリーニングが頻繁になりインク消耗が多くなった、それと過去機種と比べてインク容量が小さくなって維持費が掛かる。ブラザー機はインクタンクが独自方式で大きく、低価格でもレーベル印刷も可能と言うのが今回、それを選んだ理由。

 ブラザーは、編み機・ミシンとか、業務用レーザー・プリンターが主と考えていたが、ホーム・プリンターにも最近注力し、海外ではその評価が高いらしい。価格も多機能品でも低価格で、維持費に関わるインクの容量が大きく しかも4色独立なので印刷品質に拘らなければ経済的だろう。内部構造も、良く出来ていて テスト印刷も上出来な画質。スキャナー・レーベル印刷機能もあり、重量も9.3Kgもあるのに通販価格 1万五千円。重さと価格で考えると例えば、米なら10Kg-五千円と比べ3倍程度の価格。

 小形モーターが4個も内蔵する超精密機器なのに・・・中国産とあり 考えられない様な低賃金労働なのだろう。安く買える事は良いのだが。現代はいつの間にか、欧米も含め身の回りが「made in china」になってしまった。遠い話だが、いつまでこんなアンバランスな世界経済が、続けられるのか不安にもなってしまう。



1401- 最初の車

2014-01-16 | 日記
 自分で修理する・・これが面白いと思ったのは、都内の勤務先が山梨県大月で1年半ほど仕事した時期に、故郷の都合で同僚の一人が退社する事になり その時に、車を受け取って貰えないか と相談され思いがけず車を貰う事になり そのエンジンを知った時だ。仕事の合間に免許を取ったが、車は「マツダ・キャロル 2ドア」。当時、まだ車を持つのは夢で、大月と東京を結ぶ中央高速道開通したばかりの時期。 毎週、途中の八王子まで同僚を3人乗せると僅かな坂で最高40kが精一杯。高速を低速で走っても、文句は言われないのどかな時代に車を持つ面白さも知る。

 車には工具と図解マニュアルが付属して多少の故障でも簡単なものは自分で直せ・・と薦めていた。元々機械が好きなので、エンジンルームを開けると、地面が見える様な部品量。点火プラグのミガキ作業と交換、オイル交換・キャブレターの掃除など良くやっていた。軽自動車は二輪オートバイの規格で開発が始まったので四輪になっても空冷二気筒が大半だった時代。このキャロルは後部エンジンで水冷四気筒アルミ製の横置きエンジンなので、静寂性と乗り心地で、良く売れていて当時は マツダに行くと純正部品も売られていた。キャロルの生産は1962-70年でイギリス車を真似た垂直の後ろ窓のユニークさも受けたのかも。

 46年年末に貰った車は、一年ほど使う内に馬力が落ちて、マツダの営業所で調べて貰うと「三気筒しか動いてません」と言われた。簡単には直らないので 趣味でこの車が欲しいと言う方に差し上げてしまった。翌年の秋に代わりはダイハツ車の新車を購入したが、この遊び心満載のキャロルのキュートさには叶わない。自分で交換したエンジンキーだけが今も手元に残っている。

 車で思い出すと、メカニカル好きの叔父は、軍人になって飛行機とヘリコプターの様な「オートジャイロ」のパイロットになった。戦後になって横浜に駐留する米人からフォード車を手に入れ 追浜で自動車教習所を個人で始めていた。多分、昭和26-27年頃で 国内にはあまり 教習所が無かった頃だったが車を点検しているのを見て、子供ながら羨ましかったが。好きな事を追求すれば、いつか必ず好きな物に次々と出会えると言う事だろう。


1401- ノートPCの修復

2014-01-15 | hobby
 先日、地域グループで使っているノートPCが 故障した・・と連絡を受ける。学区管理のホームページ確認用なので複数の委員数が動作確認して 直そうとしたが、OSが立ち上がらず画面が黒いままだと。OS-SEVEN発売時の機器で、寿命ではなくHDDの問題と思い自宅に持ち帰り調べる事にした。
 外傷は無く、HDD回転しているがロゴマークもカーソルも表示しない。メモリ内のBIOS画面は出せるのでHDDを最初に読み出すレジストリが書き換えられたらしい。原因推測としては、更新インストール・アプリインストールのシステム変更途中のPCシャットダウンとか、ウイルスが原因かも知れないが。

 ディスクトップ機なら、部品交換などして自分で直す自信はあるが、ノート修理の経験ではHDDがキーボードの下にあり、外すのに樹脂嵌め込み爪が折れて元に戻せなかった事がある。グループ財産機なので、購入時に作成するリカバリーディスクも作られていない。HDDに全くアクセス出来ないので購入店に依頼して修理しか無い。量販店には技術者はいないので多分、メーカー修理依頼になるだろうけど・・とこれで提言した。

 購入店から修理見積りする前にメーカの費用概算を調べた。HDDは6千円で購入できるので2万円位と推定したが、概算で5万円を越える修理費になるらしい。修理費・消耗品で利益を上げ風潮なのでお前もか・・と言いたいが修理基本料・時間人件費など判らない費用もある・・これならバーゲンの低価格ノートが悠々買える費用だ。

 改めて構造を調べるとHDDは外れる。早速ネットで検索しHDDを取り外し、別のPCの外付HDDとして認識させて見た。内部確認できたのでウイルス・スキャンと、クリーニングを施してから、再度ノートに戻すとOSが息を吹き返した。原因は判らずじまいだったが、先ずはめでたしと言う所。

 一日半掛かったが、この作業でいろいろ勉強になった。PC電源を入れると、最初にMBR(マスター・ブート・レコード)と言うHDDにある OS位置情報を読んでからレジストリにあるWindowsのプログラムを立ち上げるそうだ。従ってこのMBRの破損が原因だったらしい。修復する前に、HDD診断(HDD-SCAN)に掛けて故障箇所と原因を判明させようとしたが、あまりにも時間が掛かり一晩経っても終わらない様子なので途中で停止させた。結局、真の原因は判らず仕舞いで直ってしまったが。

 パソコンも順調な時は、便利だが突然のトラブルになり 修理費用を知ると 買ったほうが安いと言うパターン。車も、始業点検と言う「バッテリー水・冷却水・オイルレベル・タイヤ圧」などの毎日の「始業点検」も死語になりボンネットを開けているオーナーも見ることも少なくなった。多分今では、警告ランプだけでも修理工場に出されると思う。そこで以前に自作PCを作っていた知識を思い出した。別にリカバリー・ディスクが無くても OSインストールデイスクさえあればOSは使える筈だと。先生役になっているネットで調べると、同様の情報があった・・・データーは無くなるがPC復旧は出来るのだ。しかし、その辺りのメーカーサポートには何も無い・・修理・買い替えを誘導するメーカ手法と勘ぐってしまう。



1401- ガンの先端医療

2014-01-15 | 日記
 パソコン端末で、毎朝ニュースとメール・チェツクする習慣になって久しい。新聞にはない情報とか、時には数ヵ月後に国内公開される映画が字幕付きで投稿されたりする。興味のある部分を選択し、必要なら深読み出来るネットがとても便利だ。そんな毎日で TVを触らない日が多くなったが、番組表を見ても興味ある物も無くなってしまった。昔、TVが団欒の中心だった幼い時が懐かしくなるが 受ける一方通行のニュース・知識を得る方法は 教育制度も含めて既に終りつつあるのかもかも知れない。

 家人が最近、たまたまTVで医療技術を紹介したのを見て「あの病院が紹介されている」と。昨年春、自宅の近くに建てられた「神戸低侵襲がん医療センター」での「手術しない放射線治療」の紹介番組だった。工事中に出来た看板が、読めないので気になっていたが 昨年秋に見学させて貰う機会に恵まれたが、その時にお会い出来た病院長だった。「低侵襲医療とは、検査・治療においてできる限り患者さんの身体への影響を減らした治療法です」と言う患者に優しい治療の目的の民間病院だそうで健保も使えるらしい。「テイシンシュウ」と読み、外科治療でなくピンポイントで放射線を駆使して患部を治療する「新時代の治療法」だそうだ。体力の無い、高齢患者には理想的な方法なのかも知れない。

 パンフの説明では
 神戸大学医学部附属病院では敷地面積上,放射線治療装置が十分完備できず それを改善するために,杉村和朗病院長が中心となって,新たな施設の整備を模索していたのですが,神戸市がポートアイランドで推進している「神戸医療産業都市」の一環として,神戸市立医療センター中央市民病院に隣接する地域に医療施設を集約するという構想に参加し,実現され県立がんセンターなどとも連携して,最新のがん医療を提供していきます・・とあった。
 
 見学の最後に部長さんから「ガンが疑われたらどうぞ・・珍しい名前で病院見学に来る様な人は掛からないと思いますけど」と言われてしまったが。



 写真は撮れなかったのでHPから拝借した画像、実際に見せていただいた最新の放射線装置の 大きさに驚く。