碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2305- 5月の摩耶山

2023-05-26 | 山登り

  5月の連休の後に大陸からの黄砂が続きやっと晴れ間になったので 摩耶山の滝の連続する地蔵谷を登ってみた。

ここ3年ほど 六甲山ばかり登ってきたが 高台団地標高250m辺りまで小型バスが利用できる、しかし 摩耶山頂は海岸まで8kmで 海抜ゼロから登るので 急峻で六甲より低山でも厳しい。

 摩耶山は布引経由で 天狗道かトェンティクロスのコースを選ぶのが一般で、地蔵谷は隠れ道とも言われ沢登りのような滝と渡渉の連続で展望も無い、しかし私はこの谷の森林帯を登るのが気に入っている。過去に3回ほど登っているから今回で4回目位になるが、最近はコロナ禍もあって「ルートが分かり難く迷い易いので注意」と書かれていたので かなり荒れていることを予想していた 。

 この日も地蔵大滝の岩の上に到着が11時だったので、誰もいない岩の上でウグイスの囀りを聞きながらランチタイムにした。数々の渡渉点も平常水量で、ここまでは難なく渡ったが 沢の上部に来ると ルートが見えなくなり 不明瞭な箇所が多くなり3か所程行って見ては引き返したが 基本的に沢から外れない様に登り続けたので 迷う様な事は無かったが。

 でも途中で最近無かった疲労で足がつり気味になり 山頂目前で何度か小休止したので4時間で登れる筈が 山頂に5時間半も掛かかってしまった。足がつる時は「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)漢方薬でを筋肉を抑制するので飲むようにしているが この日は調子が良かったので少し油断していたのが不味かった・・ 高齢化も進行しているのだろうか。

 山頂は大阪神戸湾の眺めも素晴らしい晴天で 暫く眺めた後に 下山道を見つけたが 30分ほどで曇り空になったので 横着してケーブルで下ることに決めた。下っても2時間なのだが 近くの摩耶三角点を回ってからベンチで湯を沸かしカップ麺を消化して4時のロープウェイで下山したのが正解だった。

 摩耶山頂は掬星台(きんせいだい)と言う展望台703mにされているが、真の山頂は近くにある林の中の三等三角点698mだ、展望のないが 少し北200mにある天上寺の裏山の摩耶別山717mが一番高いのだそうだ、寺は何度も行っているが裏山はあるが登る人もいない・・。

 三角点を調べると、山の三角点は測量基準で決められ、一等三角点は何処からも見える基準重視で設定され 百名山登録も多いのだが、高くても雲がかかり他の三角点から見え難い理由で富士山は二等三角点で 実際の三角点最高峰は南アの赤石岳3121mだそうだ。いろいろ山は登ったが気にしていなかった三角点は地理測定用で三等なとは補助基準点の位置づけらしい。

 

  滝の上でランチタイム

 

 魚眼レンズで撮ってみると


2305- 平成新山

2023-05-15 | 旅行

 長崎の雲仙に初めての旅行、一泊二日の小旅行でも 新しい場所を訪ねるのは新鮮で楽しい。

 雲仙温泉は雲仙普賢岳の山頂の一角で標高1300mに近い所にあった、道も険しく 霧も深いし途中から雨になり温泉の噴き出す源泉は硫黄の匂いと立ち昇る湯けむりでホテルも火山と緑のど真ん中だ。 しかし、翌日は青空に普賢岳と平成新山が見え、雲仙ロープウェイ乗り場のある 仁田峠は観光客だけでなく 登山者も多く山つつじも満開で 登山道からは海が見えだろうと想像したら一緒に登りたくなったが・・。

 案内では峠から普賢岳には 途中正面の未だ岩から煙の出る新山山頂を眺めながらその横を抜け 普賢岳山頂に出るらしいが こんな地方に登山者は少ないと思ったら 九州でも人気の高いコースらしい。

 調べると普賢岳1359mだが、1990-95年の大噴火で隆起された新山は1486mで親を追い越して出来た山だが 3年前も山頂一部が崩れ 山の形が変わり未だ標高も変わる可能性がある国内最新の山頂だそうだ 。あれから 30年、普賢岳噴火による火砕流と土石流は死者も出た大災害となった、しかし 約2世紀前の1972年(寛政4年)にも死者が1万4千人の島原大変と言われた災害の歴史もあったから 2世紀も地中深くにマグマが活動して噴火の機会を待っていたなんて誰も考えられない災害になった。

 温泉と自然に恵まれた豊かな島原半島だが、ここで生活して行くには世代を超越した自然災害も考慮していないとならないのだ。平成新山の見える西側には火張山公園と言う 火砕流でダム堰堤が破壊され ダム底を花公園にして「災害を忘れない様に」と命名をも災害前に存在した火の見張り台を残した 観光地にして維持しているそうだ。

 丁度、ポピーの花が満開で雑誌の表紙を見る美しさだったが 夢の様な場所に 難しい災害の歴史とか由来の説明は 若い人には嫌われるらしい。四季に花は変わるそうだが 日本の原風景の様な新山が見下ろしているホピーの群落は  何か私には何か落ち着かない景色に見えた。

 

 仁田峠で

 


2305- 布引の滝、鍋焼うどん

2023-05-10 | 山登り

 新神戸駅の六甲山北側斜面に布引の滝がある。落差43メートルだが、少し前に雨が降り水量がいつもの3倍くらいで 展望場所にいても飛沫を浴びる。丁度昼時で 滝の上にある「おんたき茶屋」の鍋焼うどんを注文したが登った疲れで 暖かいものは意外と美味しかった。

 この茶屋は登山道にあり 長い間コロナ禍で休業していたが 今日は運も良かったようだ。歴史は古く明治の神戸開港の頃の創業と言うから150年を越えている。崖の上に建つ懐かしい小屋風の建物だが 自然と隣り合わせで 災害・震災にも修復を繰返し 原形を変えていない現存する唯一の建築物なのだそうだ。住所は「中央区布引遊園地〇〇番地」・・遊園地か。

 調べてみると開港時、外国人が市民のために東遊園地はスポーツに 布引遊園地は滝を中心にした物見遊山の遊園地を設置したのが始まりらしい。遊園地も外来語から生まれたが、本来は何もない広場で、布引遊園地は茶店と土産物屋が10軒ほどあり 賑わっていたそうだ。一方の海側の東遊園地はルミナリエで有名になり、今は市民の憩いの場としてリニューアルされここも 賑わっている。

 おんたき茶屋の創業時の去来軒と言う名前は1914年(大正3年)に変えられ 現在は4代目だ。当時英国の日本旅行誌にこの茶屋が紹介されていたと言うから海外で有名だったらしい。

滝をさらに展望台を過ぎて、布引貯水池まで登って来たが 海外に情報が拡散しているのか行きかう外人客が多いのには驚いた。

 今は珍しい、外国人技術で作られた古い鉄橋・ 貯水池とか 都会の真ん中にある大滝と言う 場所は世界でも珍しいのかも知れない。私も新幹線駅のすぐ裏側にある大滝なんて日本でも珍しいと思っているが。

 

 

 この日記帳の国内外の観光客の記録が面白い・・山小屋みたいだ

 いつも見るカイツブリ夫婦がいない、渡り鳥なのでまだ寒いのかも・・


2305-Nonoマイコン追加購入

2023-05-03 | テクニクス

 ロボに内蔵したNonoが 書込みすると拒否されるエラーが出るようになった。調べると低価格互換品はプロセッサーが古いし、USB通信変換素子は CH340Gと言う中国ドライバーを必要とするのだが 安定度が悪い評価が多いので品選びを失敗したらしい。純正は4千円程度だがこの互換品はAmazomで千円で、それも三年前は3百円だったそうで文句は言えないが 数回は書込み出来たので不良品と言うよりも故障と言うのか・・不良なら交換するとサイトに書かれてはいるが・・。

 素子が不安定なら直せそうもないし 書込みを内蔵のブートローダーと言うものを使わずに書き込む方法もあるらしいが 難しくて出来そうもない。もう少し良い物を検索すると、正規プロセッサーを使い 通信素子は同じ CH340だがGの無い改造以前で安定性の良い3個セットをみつけた。メーカーはELEGOOと言う3Dプリンタで定評のある中国メーカーで少し価格も高いレベル。

 ほぼ同じ形状でピン半田付けをして、早速書込みテストしたら 3個とも正常に動いたので安心したがこんなことでも無いと動きの見えない電子回路では良い勉強になる。ライセンス・フリーなので互換品は中国メーカーばかりだが 価格でなくブランドで差別化するメーカーが出てきたと言う事なら大歓迎だ。

 しかし、安いからと3個も買わされるのも困るが何故か 中華品は多数販売が多く いつの間にか予備品が増えてしまった。電気部品は高価でも 細かな注意事項とか使い方を知って1個毎に購入していた国産部品の時代が懐かしくなる。中国では不良なら直ぐ交換するのが良いメーカーと言われているらしいから この辺の根本が違うらしい。

   同じような迂闊で工作プラスチック板(プラバン)も百均Shopで良く買ったが 工作用の「ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリル」など違いがあり 高分子材だと接着剤を選ばないと使えず アクリル板はカッターが使えず 別用途でと置いて在庫になっているが お陰で樹脂板の購入とか接着剤の成分にも注意するようになった。

 左が故障品、右3個は今回の購入品・・mini-USBが違うがピン配置は同じらしい