5月の連休の後に大陸からの黄砂が続きやっと晴れ間になったので 摩耶山の滝の連続する地蔵谷を登ってみた。
ここ3年ほど 六甲山ばかり登ってきたが 高台団地標高250m辺りまで小型バスが利用できる、しかし 摩耶山頂は海岸まで8kmで 海抜ゼロから登るので 急峻で六甲より低山でも厳しい。
摩耶山は布引経由で 天狗道かトェンティクロスのコースを選ぶのが一般で、地蔵谷は隠れ道とも言われ沢登りのような滝と渡渉の連続で展望も無い、しかし私はこの谷の森林帯を登るのが気に入っている。過去に3回ほど登っているから今回で4回目位になるが、最近はコロナ禍もあって「ルートが分かり難く迷い易いので注意」と書かれていたので かなり荒れていることを予想していた 。
この日も地蔵大滝の岩の上に到着が11時だったので、誰もいない岩の上でウグイスの囀りを聞きながらランチタイムにした。数々の渡渉点も平常水量で、ここまでは難なく渡ったが 沢の上部に来ると ルートが見えなくなり 不明瞭な箇所が多くなり3か所程行って見ては引き返したが 基本的に沢から外れない様に登り続けたので 迷う様な事は無かったが。
でも途中で最近無かった疲労で足がつり気味になり 山頂目前で何度か小休止したので4時間で登れる筈が 山頂に5時間半も掛かかってしまった。足がつる時は「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)漢方薬でを筋肉を抑制するので飲むようにしているが この日は調子が良かったので少し油断していたのが不味かった・・ 高齢化も進行しているのだろうか。
山頂は大阪神戸湾の眺めも素晴らしい晴天で 暫く眺めた後に 下山道を見つけたが 30分ほどで曇り空になったので 横着してケーブルで下ることに決めた。下っても2時間なのだが 近くの摩耶三角点を回ってからベンチで湯を沸かしカップ麺を消化して4時のロープウェイで下山したのが正解だった。
摩耶山頂は掬星台(きんせいだい)と言う展望台703mにされているが、真の山頂は近くにある林の中の三等三角点698mだ、展望のないが 少し北200mにある天上寺の裏山の摩耶別山717mが一番高いのだそうだ、寺は何度も行っているが裏山はあるが登る人もいない・・。
三角点を調べると、山の三角点は測量基準で決められ、一等三角点は何処からも見える基準重視で設定され 百名山登録も多いのだが、高くても雲がかかり他の三角点から見え難い理由で富士山は二等三角点で 実際の三角点最高峰は南アの赤石岳3121mだそうだ。いろいろ山は登ったが気にしていなかった三角点は地理測定用で三等なとは補助基準点の位置づけらしい。
滝の上でランチタイム
魚眼レンズで撮ってみると