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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1611- 年賀状講座が始まる

2016-11-15 | 日記
 この11月から年賀状講座が始まるが、例年いつもこの課題は人気があるので欠かせない。地域の公民館パソコン教室サポーターとしてもテキストと、支援で忙しくなる。本年は若いサポーターの提案で日本郵便の「はがきデザインキット」無料ソフトをダウンロードして講座に利用する試みをしたが、このソフトの完成度が優れていて 素材も豊富で簡単な操作で 希望した年賀状が出来て喜んでいる受講者とかもいて 熱心な講座になったのは良かったと思う。
 このツールにはデザインを選び 宛名の住所リストを送信すれば 郵便局側でそのデザインに住所・氏名も加えて 一度に年賀状を届けるサービスもあるのに驚いた。
つまり、全て委託すれば 印刷費用は掛かるが例えば 150通でも年初に自動的に発信されると言う便利さだ。

 郵便局はハガキを販売するだけでなく、その印刷も収益になると こんなサービスが出来たのだろう。暮になると配達担当が年賀状を売りに回るが、職員には販売ノルマがあり売れなければ自分で買う職員もいると聞いたが、この事も含めて民営化になったと言っても 切手は独占しているので少し行き過ぎではないかと危惧してしまう。
 年賀状は「御年賀」と言う新年を迎えて普段、お世話になった方に直接 挨拶回りをすることで その挨拶でお渡しする品物を指す・・と辞書にはあった。
奈良・平安時代から始まったが、1949年にお年玉付き年賀はがきが誕生してからは 挨拶回りは大変なので書面から年賀ハガキに簡略化されたそうだ。でも、我々の年代はかなり最近までお正月は 大切な人に挨拶回りをしていた記憶がある。「お正月に着飾る、お年玉を貰う」とか言うのも楽しい正月風景だったが これも昔話になり 正月も忙しいばかりになってしまった。

 年賀はがきが、普及したのはハガキ消印が元旦になっているのが人気の原因だったそうだ。発信側が簡略化すればするほど 「新年を迎えた相手を祝福する」と言う相手を想う年賀(新年を祝福)の本来の意味が薄まって 受け取る方も年賀状の束を抱えて読み流してしまうのではないだろうか。
 若者はメールで済ませるので郵便局側も、便利に簡単にと 年賀状交換が無意味な習慣と変わってしまうと 更に深刻な結果になると思うのだが。

 今年から出来た郵便デザイン・キットの参考画面