碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2402- 洋画に字幕

2024-02-27 | テクニクス

 WEBの映画は 毎週一つか二つ鑑賞するのが習慣になったが、中には駄作もあるが知らなかった作品とか 秀作も点在し 更新されるから気が抜けない。

特に最盛期に作られた作品は規模と綿密な作りに感心してしまう。Youtubeには未公開も多く、日本語翻訳は少ないし自動翻訳しても英会話を直接翻訳するので意味不明の言葉が混じる。AI技術が高まれば解消されると思ったが 今回字幕追加に挑戦してみた結果から 文化・会話表現の違いを機械に任せても無理だろうと思った。

 音声から英語字幕のまま英字をGoogle翻訳で和訳し それを動画編集アプリで画像に書き込めば字幕は簡単に挿入できた。会話毎に場面は変わるので2秒表示で切り 次画面に進む必要があり 1分間に10画面の字幕生成したら作業量が膨大で 途中までとしたが 長い日本語は画面に入らず省略するとオリジナルの半分以下の意味になり比較すると 稚拙な作品になってしまった。

 結局 自動翻訳の日本語訳で鑑賞するしかないが 自動翻訳の問題は音・会話の区別をされず前後に関係なく翻訳英するので通常会話にはならないのだ。従って文字は長いし変な訳が混じり 折角の作品が完全には楽しめないから アクションの多い会話が少ない作品なら 英語字幕で見た方が良いだろう。

 英語学習と捉えれば、単語の使い方 頻繁に使われる単語、 英語学習では学べない日常会話の理解が出来ると思う。本来の会話を理解すると 観た作品は別作品の様な新鮮なものになり楽しい。

 兎も角、英字幕を表示させて 日本語字幕を追加する手法は理解できた、しかし自分の作った下手な字幕作品を知ってしまったら もう観る気はしない。

 

 古い作品に字幕を・・

 


2402- 変化の兆候

2024-02-25 | 日記

   熊本に誘致された台湾企業 TMSC(taiwan Semiconductor Manufacturing Company)で活気と言う元気な記事。政府支援のJAMCと言う第二工場も開設され 今年の秋から操業する計画と言う。

 情報世界をリードする 米GAFA、今はFaceBook/Amazonを加え/「FAAMG-ファーング」と呼ぶプラットフォーマーは全てファブレス(生産委託)だが、この「TMSC」は今 世界一のファンドリー(委託生産)だ。夫々が専門化した技術で効率を上げ 他の追随を許さない経営をして世界を席巻してきた。出遅れた国内企業に出番は無かったが これは一つの突破口になるのだろうか。

 5年前の大学生アンケートで海外移住を希望する学生が23%、インド・中国の13%よりも日本人が高かったと言う記事を読んだが これはこの国が彼らが生まれた時から 所得の増えない親を見て感じた閉塞感が原因だろう、今から30年前、定年退職の翌年 理由は違うが 海外移住も視野にオセアニアの「オーストラリア」に海外旅行したのを思い出した。

 当時、海外移住した同僚も多くいて邸宅を手に入れ優雅な暮らしの話を良く聞かされた、現地は確かに湿度も低く気候温暖だが 広大な国でも都市部は僅かで多くは砂漠に囲まれ 落雷による山火事が日常で 大きなステーキ肉とか観光なら良いが 余程のスポーツ好きでないと 我々には住み続けるのは適さないと思った。アメリカも何度か行ったが、異質の文化も、旅行も楽しかったが 気候も風土も 出される日本食もかなり違っていたから 語学よりもその方の努力が必要だと思って諦めたが。

 当時、海外移住は単に憧れだったが統計数字の永住者は約25万人程度が 今では55万人を越えている。予備軍の長期滞在者を含めると150万人になるから 少しづつ海外永住者は増えているようだ。 在留邦人統計(外務省)から多い国は 米・中国・オーストラリア・タイ・カナダの順で 日本企業の進出先に似ているから 移住でなく企業について移住した人が多かったのだ。

 結局は企業は成長が見込めないなら 生き残れる海外に、人は未来が暗いなら明るい海外に。若い人・企業が世界と混じりあうのは良い兆候だが 流入企業も増える事も考えると 少し複雑だがこの国の 世界化は水面下では進んでいるようだ。

 

 少し古い 朝日Digitalの記事から


2402- 社会が変われば 仕事も変わる

2024-02-12 | テクニクス

 恒久的に定着すると考えていた テレビ・新聞・カメラ は数年後には消える時代が来ると予測している記事を見かける。技術は顧客のニーズで生まれ、古い物が置換を求め 企業はそれを作る。それに応えらない 企業が消え それに応えた新事業・企業が登場して代謝を繰り返すなら 経済活動は正常だ。

   生物の弱肉強食とは違うけれど根本は同じ生存競争だ。民放はCM運営だが今収入が減り続け、逆にWEBのCMは相当な勢いで増え続けている。このまま行くと放送はWEBの(subscription)サブスクと言う課金番組に変わるしか無いと言われている.

 放送がWEBに変わるなら今のPCの更新する頃には それと合体した 4Kスマホの様な物になっているのかも知れないが それは外国ブランド品で内部部品には国産品は消えているのかも知れない。新聞も放送も政治支配になり、自由な週刊誌の方が本来のメディアらしく思えることも新聞離れ、TV離れの原因だろう。

 世界一と言われたこの国の車産業も、米テスラ社のモータ・電気回路・ソフトウェアで構成するEV車が追い抜きつつあるが 後発アジア勢も スマホの様なEV車で無人運転も実用段階に入り EVバスが日本各地に輸入され運用されているらしい。環境と経済問題でガソリン車禁止の国も増えてどの国も補助金を出してEV車を後押しする。トヨタはFCV(水素)を進めてきたが水素は値上がりし EVは量産で値下がりし 慌てて EV変換を決めたが EV技術はネットワークとソフトウェアが大半でガソリン車製造の巨大なピラミットのこの国は簡単には方向転換も出来ないし資金も不足している。

 社会の流れは少しずつ変化し、50年前に始めたリニアとか大阪万博より 大量の非正規労働者で生活困窮者が増えている事の方が差し迫った問題だ。独では自動車労働者が「ガソリン車をEV車生産に切換えないと我々の仕事がなくなる」と経営陣に要求しEV車生産が早まった話と 日本は逆にガソリン車の雇用者組合が EV普及が労働を奪うと充電器普及を妨げるとか 原発も電力組合がいるから原発推進は止められないとか 何故か一度始めた事を止める事も戻る事も出来ない基本姿勢に問題があるようだ

 世界標準だった日本は既に存在しないし、そのまま行ってガラパゴスでは暮らせない。充電切れで放置のカメラの様に 変化を見落として無駄な選択もいろいろあったけれど。

 

 それぞれの広告から・・カメラにスマホの主従逆転のデザインまで登場

 

  


2402- 決断の時も来る

2024-02-09 | 日記

 若い経済評論の著書を読み終わった、タイトル「縮小ニッポンの再興戦略」と言う文庫本だが経済停滞になった頃に社会に出た著者の本で「貧乏国ニッポン、転落する国でどう生きるか」も先に執筆され 今の時代に生きいてる若年層の社会を見た視点がとても新鮮に感じた。

  経済進展は国を存続させるための要だが、昨年、奈良最高峰の登山で途中で下山してしまったの時の情景を思い出したが この国も似た様なポイントに来ているのかも知れない。受動的な教育制度と、縦社会のこの国はその壁を越えられず、壁の外のアジア勢がIT技術と創造性で米国主導の世界をが一変させる勢いで追い抜かれてしまった。30年間ゼロ成長は企業はリストラで雇用制度を見直し、資産売却で存続した結果だが 目先の利益でなく 将来を見据えた運営を企業も国もしてこなかった結果だった。

 著者は今は明治維新、黒船以来の国家危機だが 内部努力の対応は不可能で、例えば台湾TSMCが熊本へ工場誘致し成功している様に もっと海外の企業を全国にも誘致したら考えも変わり再興出来る可能性も見えてくると推奨しているが 確かに硬直化した社会は外圧で変換するしか手段はないのかも知れない。弱点の低賃金が強みになり 雇用も出来るし、建築資材も必要になり復活するのトリガーになると・・。

 昨年の山は7時間掛かった標高1500mポイントで、山頂小屋1900mまで後4時間だが 既に午後1時を回り安全を考えて下山の決心したが下に着いたら薄暗くなっていたが そのまま登っていたら大変な事になり今の日本社会も似たポジションに来ているのかも。

  過去の成功体験を持つ幹部の思考では 情報社会に変わった90年代の世界に 未来予測が描けなかったのだ、復活は停滞経済しか知らない年代の方が現実を直視した運営が出来るのかも知れない

 


2402- 工作道具の買換え

2024-02-05 | テクニクス

 電子工作には半田ごては欠かせない、昔、岡山の商店街の小さな電気屋さんに勧められて購入した40WのH社の商品を40年以上愛用してきた。ピストル形の使用後は冷却を待たなくても樹脂ケースにより直ぐに収納出来る便利な構造だった。しかし対象物が小さくなるにつれ作業が難しくなり買換えようと同じメーカーで探したが小さすぎて高齢者には使い難そうだった。

 今時の良い半田ごては温調付きW数選択は必要ないらしいが WEB紹介動画で推奨していた 小型の80Wをアマゾンから購入した。火災は困るので国産品から goot -T産業製のセラミックヒーターに振動センサーを組合わせた商品、不使用時には温度を自動で下げ 持つと設定温度に戻るしデジタル表示も便利で価格は5千円程度。半田ごてとしては少し高いが 長い事使うので安全第一なら国産が安心だ。

 類似のアジア製品も多くあるが、 購入評価を読むと 不安定とか使い難いなど評価は芳しくなく確かに、保護回路が無く直ぐに壊れたとか、音質調整可能なアンブは見かけだけとか 同じ経験をしたのも思い出したから 多分大丈夫だろう。

 小さな道具だが 国産メーカーには,未だ優れた商品を作る専業があるのを知ると安心するが 最近立て続けに大手自動車企業の3社を始め 品質管理の不祥事も創業者からサラリーマン経営者に変わってしまった事情もあるが その企業イメージより「 Japan=品質」の信頼までも世界から信用されなくなればもう致命的になるのが心配になる。

  この30年は成長どころか下降・廃業ばかりの日本経済だが、これは世界環境の中で偶々朝鮮戦争特需と中国の混乱で復興出来たのに、日本人が優れているからだと勘違いしてしまった結果だと 某経済評論家が言っている通りで 成功は言語の違いで無く世界の人々は皆同じ努力をしているのだ。 偶に良い商品に出会うと 専業技術で 過去の成功に奢る事なく「常に 油断したら潰される」と品質と信頼性、最高の商品を目指す努力で 顧客を増やしている小企業に 今の大企業は学ぶもっと必要があるのではないだろうか。

 30年間 産業支援を国が主導し補助金を出し税金を使ったが不思議な事に成功例は一つも無い、結局は経済は多くの企業努力で作り上げるしかないし IT導入でも出遅れた政府は産業を下支えするしか出来ないのだから

 

 耐熱型の置台を同時購入したが、丁度良いサイズ

 

 分解して内部確認・・電子部品もjapan製で軽いしスマート

 今までの愛用品、今も工作道具のトップメーカーだが半田ごても後継もあったが・・