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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1802- スマホも Twitterも有害だと言う説

2018-02-28 | 日記
 世界の知識人でお金持ちが年一度、集まるスイスの「ダボス会議」と言うのが今年も1月に開かれたそうだ。50年の歴史もあり、創設者はスイスジュネーブの事業家で大学教授だったらしい。
お金持クラブと比喩されているが、今年は日本を除く世界の首脳も集まったそうだ。今年のテーマは「Creating a Shared Future in a Fractured World ・・破壊された世界で共有する未来創造」。
 21世紀は「思想・ビジョン・志・戦略・戦術・技術・人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が「21世紀の変革リーダー」として活躍すると世界のトップリーダーが2500名も集まったと言う。
 経済金融ばかりの話題では無いので、何故か日本政府は参加してなかったらしいが 一般の知識人とか常連も多いのだそうだ。元国連の緒方貞子氏も「ここに来れば世界の要人と自由に会話できる」と毎年出ていたと言う。

 スイスの保養地であり、冬スポーツも楽しめる場所で 世界の富裕層にとっても楽しい場所だ。昔から動物も人間も、仲間を仕切るのは最も強い者、権力とお金がある者なのは 大昔から不変なのだ、その力を持つ人々が一堂に集まって紛争を避け平和的に自分達の利を守る方策を探る 意見交換の場なのだろう。
 今年は米トランプ大統領も出席し、注目を浴びたそうだが 国連とかGセブンよりも この会議の位置付けは テーマに幅があり人類が関心を持つ多分野に跨るので 高い注目を集めている。
 日本のニュースでは、トランプ演説しか報道されていなかった気もするが・・・グローバル議論は既に、一周先を行き「データ独占の弊害」、「ITメディア企業のデータ独占」と監視による社会の悪影響が論議されていた。
我々庶民には、縁のない雲の上の世界だがデジタル情報化で全ての個人情報が把握され制御出来る様になるとなれば 庶民も無関心では済まないだろう。

 参加された慶應義塾大 岸博幸教授の記事を読んだが「ジョージ・ソロス氏のスマホ・SNS有害論」の鋭い視点の紹介がされていた。「今のデジタル時代は、非常に有害でおそらく不可逆的な事態が、人間の注意力や意識に起きつつある。それは単に集中力の低下や中毒に止まらない」と言う内容だ。
 つまりITメディアを操る企業・政府が、人間の自主自律の精神を奪いつつあるとその警鐘を言っているのだ。精神の自由を確立するのには、人は努力するが 一度失ってしまうとデジタル時代では取り返せないと。米IT企業4社「GAFA」を指すのだろうけど・・
 精神の自由を失った人々は、容易に意識をコントロールされ社会や政治に大きな影響力を及ぼす。これは一昨年の 米大統領選挙でSNSの存在が大きな影響を与えた事でも 既に現実になっているではないかと言う。

 デジタル化は、便利と引き換えに 個人の自由を契約と言う名目で次々と制約が掛け 権力資金力がない庶民はどんどん束縛されるばかり。
身の回りを見渡すと、意識しない内に 新聞もテレビも含めて マインド・コントロールは既に始まって 未来の話と思っていたことが 既にその包囲網に入る様な気もするが ・・・ 



1802- 最近の大学学食の話

2018-02-26 | 日記
 神戸ポートアイランドの西海岸は、神戸学院大学ポーアイキャンパスがある。
広大な敷地で幾つかの大学の校舎の他に、海辺の「しおさい公園」もあって花火大会には神戸港を眺める主要会場にもなっている。
 一般人にも開放され、今日は暖かだったので この学食の隣にあるホテル直営レストランまで足を延ばしてお茶を飲みを兼ねて出かけて見ることにした。
久しく来なかったが、構内の広々とした芝生と上空の青空は相変わらず素晴らしかったが 昼過ぎだったので 未だ学生と一般客で賑やかだった、直営レストランては 以前ホテルにいた方が居て 未だ覚えていてくれたのにも驚いた。

 海が見える自然環境で、レンガ一色に統一され 広い校舎の中に 安い学生食堂もあるしコンビニまで増えていた。街の店よりも広々として豊富なメニューがあり 相当恵まれているのがここの学生たちだ。
多分、勉強も進むのだろうが 居心地が良すぎて 何時までも学生のままでいたくなるなら あまり良くはない気もするが・・・





 学生にしか通用しない、判らないメニューもある


 学食のメニュー「ラーメン310円、カレー360円・・メガマックス570円・・大盛?」

1802- DVDR 記録メディアが高価に

2018-02-25 | テクニクス
 記録メディアは、近年のハードディスク値下がりで 余り使わなくなった記録メディアが残り少なくなっていた。友人に大量写真を送ろうと思い、量販店に行くと国産品がなく アジア品ばかりが売り場を占領していた。
国産メーカの多くは、この数年で撤退してしまったそうだ。型となる金属板に樹脂を流し込み、着色剤を貼るだけの簡単プロセスがアジアの参入を許し敗退してしまったのだろう。
 過去何度か低価格に釣られアジア品を選び、書込みエラー続出で懲りてから国産の「太陽誘電・TDK」などを使ってきた。太陽誘電は2年前に撤退し、TDKもビクターも価格競争・需要減で設備を海外に昨年売却したそうだ。
製造大国と言われた国内家電の多くは、海外の部品を買い組立て産業になっている様だが 高度なAI技術に向かうからなら歓迎だが 組立業では少し悲しいものがある。
 これから伸びると言われていた、ブルーレイでさえメーカ撤退とか 開発したSONYも消極的になっていると聞く。USBメモリはブルーレイよりも低価格になっているし円盤型メディアも 昔のビデオテープと同じ運命を辿るのかも知れない。
とは言ってもデータを郵送出来る便利さがあり 売れ筋らしい25枚パッケージ品を購入した。どれも高品質と書かれた「ブランド」が逆に不安だったが ディスクは幸いエラーも無く使うことが出来た。

 この問題は、某雑誌にも取り上げられてアジア品のテスト比較を読んだ。気が付いたのだが同メーカーから同仕様メディアが色と価格の違うものがあり単価25円から100円までの価格差で販売され 高価な程エラーも無く 耐久性もあると言う。
この結果から選ぶ時は高いものを買わないと危ない事を学習したが、国産品価格と似た商品なら大丈夫と言う事なのかも知れない。
 
 本来、ブランドは信頼性の証であり メーカーは品質管理を徹底してこれを守ってきたのだが アジア企業の多くはブランドよりも価格が全てと言う考え方で 「多少悪くても低価格の方が良い」と言う市場ニーズがある環境だからなのだ。
ネジ一本もブランド表示があれば、信頼のできるネジでないといけないのだ。日本もかっては、悪かろう安かろう・・と言う時代を通って現在に至ったが アジアの企業も同じ道を辿り 何れは誇りを持つブランドに育って行くのだろうけど。

 2年前に、事業撤退され 未だ市場にあるとすれば残り少ない在庫品らしい

1802- 世界の中で生き残る国

2018-02-23 | 日記
 最近、日経ビジネスのネット記事に 哲学者 内田樹(たつる)氏の編集記者との対談が興味深い・・以前に書いた「大人のいない国」と言う本の著者。著書も多分野に渡り、どれも面白いのだ。
経歴では神戸学院大の教授だった方で 世界観とか今の日本の現状をかなり手厳しく考察され 政府批判もあり万人向きではない方かも知れないが ファンも多いらしく 私もその辛口内容が気に入っている。
 情報で紹介されていた「街場の中国論」も読んでは無いが、理解しがたい中国事情も詳しい。今 起きている中国の理不尽と思える国の主張もその背景を知ると 納得は出来ないが 考え方は分かる気もしてくる。例えば、中華思想と言うらしいが「中国には仮想の中華皇帝がいて、贈り物を捧げる者は称えるが 下界の人々とか国々の統治とか管理はしない」と言う天空の神が存在し、光の輪で下界を照らしていると言う考え方があるのだそうだ。
 そんな前提で中国を中心に、世界中を眺めると 国境などは実は 存在しなくて 世界中の住民が勝手に領土を主張しているだけなのだ・・となるらしい。現在、中国は人口14億人でこの数は 19世紀末の世界人口に相当するから 常に国民を何かに注目させ 個人の生活も伸ばさなければ 全国の統治も難しいのだろうが 余りにも巨大な領土と人口を抱えて 他の国は小さく見えてしまうのだろう。国連組織が無かった無秩序だった 前世紀なら判るのだが・・・。

 中国は今、「一帯一路」と言う陸のシルクロード(天山回廊7千キロ)と海のシルクロードからなる計画を進めているがそのスケールも大きいが 海のシルクロードは他国のインド洋の周辺国の港を含めて計画している・・世界はこの超大国の動向に、これからも右往左往させられるのだとすると未来世界は未だ紛争の種は尽きないのだ。
 
 現在の世界人口は73億人で中国とインドで30億人を占める。米国・インドネシア・ブラジルを加えた上位 5か国で40億人になり 日本だけが人口減少に転じているが 世界全体は未だ増加傾向にある。
国連人口統計では、2100年には112億となり日本は現在の1.2億人が 8.5千万人に減少していると言う。人口が 国力・生産性を示す指標なら世界人口の 1/100以下となった日本の存在感を何で示す国になっているのだろうか。
 世界の地形物理学者 Derek Watkins 氏のサイトにあると言う世界人口密度の面白い地図があった。

 1平方キロに人が5人場合 ・・・人口密度だけなら日本の存在感はある


 1平方キロに人が100人場合 ・・アメリカの大部分とオーストラリア・アフリカは消えてしまう


1802- 登山靴の更新

2018-02-22 | 山登り
 神戸の好日山荘で、登山靴を買う。持っていた登山靴が、昨年の手入れをしていて靴底が剥がれかかっているのに気が付いた。
ビムラム底から、木ねじで止めれば・・と弟から聞いたのだが 止めてはみたが足裏にネジが刺さる気がしてとても信頼できず この冬は寒さもあったが 結局六甲山には登らなかった。
 やっと暖かくなったので靴を買い替え 登りたくなった。今まで履いていたのは独 LOWAの総皮靴でとても頑丈で気に入っていた。購入4年目で靴底の張替え修理して 確か7-8年目になる。それ以前は伊 Zambarlanと言う人気靴で3世代に渡り使い続けたが 皮が柔らかく履き易いためか耐久性が余りなくて5-6年毎に買い替えていた。

 山に詳しい若い店員さんに「ハードな山はもう登れないので 少し軽量の良い靴に替えたい」からと話し 沢山のメーカの中からシリオ(SIRIO)と言うメーカ靴を勧められた。
知らないメーカーだが25年前に創業した国産メーカーで 開発と生産はイタリーで、日本人に合わせているので 老舗メーカーより好評で最近良く売れている型番だと言う。最近の靴はカラフルで、落ち着かないのだが 地味なデザインも履き心地も良かったのでそれに決定。
 今までより200グラムも軽い。輸入靴は、如何しても合わず靴底を別買いして合わせていたが 確かにこの靴は標準で 靴底付属されそれが小振りな 日本人の足に良く合っているのだろう。
しかし、最近の登山靴は低価格になったのは良いのだが どれも派手で手が出せなくて困ってしまう、山登りはアウトドアの中でも地味で ダサイと言われていたのに・・・。



 LOWAの靴は、特殊な構造で防水でも内部の湿気を逃がす工夫がしてあったそうだ


 SIRIO の靴は、一応レーザー補強で湿気対策はゴアテックスによるライト・トレッキング仕様