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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2103- OBの老後は

2021-03-30 | 日記

 勤務先の本社は京都なので、東京・岡山時代に国内全国の販売拠点・本社研究所などを仕事上で毎週の様に出張していた関係で 本社の方との繋がりが多かったが 何故か退職20年なのに 未だに年賀状が続いている方も数人いる。それはこの年になっても、未だ気にかけてくれる人がいるだけでも有難いことだと思う。

 その中の一人から、京都OB会の行事に参加しないか・と電話があったのは一昨年の事だ。本社近くの京都仁和寺の見学会だったが、懐かしい本社の方との昔話が弾み盛り上がったが それ以来メールで京都での活動のお誘いとか 情報が届いている。皆さん、私同様に70-80代だが本社所属なので 事業部幹部・海外拠点にいた方とか 販売支店長だったりで 地方勤務の私よりもずっと偉かった方ばかりだが 京都中心のグループ活動は老後生活の楽しみのひとつにしているらしい。

 何をしているのか聞いた話で「陶芸・絵画・地域合唱隊・歴史調査・コンサル」とか、海外移住体験を講演したり、語学教室、京都の某大学の臨時講師など違う活躍をしているのを知り 私は「水泳と山登りで 本当は草野球がしたいけど チームも体力も無いしもうだめですね」とか・・楽しい時間だった。しかし、観光団体でも無い 高齢者の集まりは 第三者から見ると少し異様に見えただろうけど。このコロナ禍で今年から、全ての行事は中止されているが 代わりにメールも増えているようだ。

 この日30人程の参加だったが、過去の定期行事を見せて貰うと「鴨川清掃ボランティア・京都の大和路の散策・神社お寺の見学会」が並び毎月1回ほど計画されていた。流石に千年の古都であり京都愛に溢れていたのも みんな地元なので当然だが、私は神戸からの日帰りには中途半端な距離であり 思いの外に大変だったので 今は少し敬遠気味になっているが。

 昨日メールで、ご自分の祖先を調べてた方の東京講演会のYoutubeリンクが送られてきた。何でもDNA分析すると 祖先は世界の何処から来たのか 調べてくれる企業もあり 母方の「ミトコンドリアDNA」を調べると人類誕生のイブに辿りつける・・とあり 「あなたのルーツを調べてみては・・」と言う提案と調査業者と参考図書も何冊か紹介されていた。

  近頃NHKで「ヒューマニエンス」の人類史番組も人気だったそうで  紹介にある本「更科功 絶滅の人類史」を買った。本屋の話題新刊の棚に他の人類学入門的な物も並んでいたので 直ぐに見つけたが どうもこれも今時の流行らしいが、知らなかった方が良いことも ありそうで本だけが無難かも。

 「人生は 好きなことを追求し勉強を続けなさい・・専門バカは役に立たない」と最近良く言われているが この方たちは定年後から直ぐに それを実践し続けているようだ。

 

 偶然、同著者の「美しい生物学」を数年前に読んでいたが この方も今度は人間史だ

 


2103- ミュンヘン神戸大使館

2021-03-26 | 日記

 街中のレストランだが、ミュンヘン神戸大使館と言う店がある。一階はビールBar、三階レストランと言う大きなお店だ。

 コロナ前の10年前位に珍しい名前に釣られて一度、入った記憶があったが常に混んでいて敬遠していた。偶にはドイツビールでランチも良いかな・・と二度目の挑戦。ランチメニューのドイツ風は少なかったが・・昼ビールも選んだ食事も大変満足出来た。ビール通ではないが、大麦黒は大使館ビール、小麦は琥珀色でヴァイツェン・ビールの両方を飲み比べたが・・どれも製造工場から専用樽で運ばれるそうで 私でも美味しいと感じるのだからビール党には病みつきになるのだろう。

  昔、西ドイツの工業見本市が 毎年四月に開催され 当時の勤務先の欧州拠点から展示参加していたので 海外研修の目的で二回程行き 夫々10日程なので休日には周辺国も観行したことがあるが 毎日の食事はにはソーセージとポテトばかりで閉口したことがある。ドイツにベルリンの壁があった頃なので1989年以前の話で今は料理も豊富なのだろうけれど。

 展示会場レストランで、現地で一緒に見学した友人から 勧められた薄肉のフライ料理が気に入り 滞在中はそればかり食べていたのを思い出し、名前が浮かばす それを店員に聞くと この店には無いが「ウインナー・シュニッツエル」で日本ではカツレツと呼ばれる料理に相当するのだそうだ。

 友人にその話をすると、神戸でも美味しいそれを扱う別の独レストランがあると教えられたので 次の機会にその懐かしい料理を是非試して見るつもりだ。

 

 名前を検索した画像・・似ているが確かスープの中に肉フライが浸かった料理だった、お店によって違うのだろうか

 

 三宮センター街のこのレストランの入口


2103- オーブン・トースターの買換え

2021-03-24 | 日記

 長い間使っていた、パン焼き機が鉄錆であまりにも汚いので買い替える。通販で調べたが そのショツプは近くの量販店サイトで在庫あり と言うので街で買って来た。

毎朝のパン焼きだけなので、店員は何故か多機能品を勧めてきたが サイトでも確認した 一番上のシンプルな昔スタイルなものを選んだ。

 しかし最近の電化商品は、何で複雑なのだろう・・音量・チャネル・電源だけで良いTVリモコンを筆頭に、デジカメでもシャツター・モニターだけで充分なのに動画も録音も使わない機能満載で肝心の操作ボタンは小さく使い難くなる一方なのだが このトースターでも同じ流れにあるらしい。氾濫するアジア品に混じってP社T社の国内メーカー品も 低価格で競っているのは少し無理がある。

迷わず選んだのは、シンプルで地味な色の欧州ライセンスの国産品だったけれど。

 「役に立つことを追求し過ぎると役に立たなくなる」と何かで読んだが、作る人と使う人のミスマッチが加速しているようだ、最終的には 誰も買わなくなるし 最近の車も同じだが便利さで機能ばかりを追求し競争するは時代遅れだ。ドライバー・ハサミも付いたナイフがあったが今は無くなった様に 機能競争は前世紀のものだが未だその昔路線を追いかけている。

 製造業はアジアに移っているのに、一緒になって機能と低価格競争に関わるのではなく 次を目指す意味のある違うモノづくりに知恵を出さないと国内生産は無くなってしまうのに・・・。

 買ってきたクラシック・トースターは、古臭い私の家のキッチンには良く似合う。

 

 どれも多くの付属品を使った機能満載で、中にはトースターなのに炊飯器兼用まである

 

 これを選んだが、シンプルなのにネットでは一番人気とあったので 広告サイトから

 

 簡単操作と言うTVリモコン・・本当は本体だけで済むのかも

 


2103- あったら良いのに・・・

2021-03-20 | 日記

 コロナ自粛で、本を読む時間が増えたが今まで継続して買っていたパソコン誌は、数冊あつたのに最近は廃刊が増えたが変わり映えの無い内容の繰り返しで仕方がない。代わりに今まで読まないた未来予測の経済本にシフトしてしまったが この国の現状を知るほどに 大量生産の経済力は製造向きに 教育から企業までも均一間も大量生産してきた結果らしい。それが、人件費の低いアジアに移り気が付くと 世界化で一挙に進み 英語圏の情報技術の波を受けて右往左往している・・そんな国内風景に見えしまう。

 お陰で、ネットと検索があれば新聞も辞書も指導者もいらず 読書も出来るのだがこれもコロナ・タイムの後押しかもしれない。日本人は、日本語と独自文化から世界のガラパゴスと自称したり単一民族で外国人とか外国文化は異質として受け付けないのだが 諸外国から見れば、高度成長時の生活を変えたくないと生活も行政も現状維持に力を注ぎ 英語が基本のグローバル環境なのに 森で寝ている一族の様に見えるのだろう。

 本を読むと、数万年前の日本人は アジア大陸と南方の琉球・台湾、そして北のシベリア半島からの三方からの移民で構成されているのは DNA鑑定で実証されている。私の場合も 関東・中国・関西に住み働いた経験でも、言葉だけでない感性とか反応が自分の感覚と少し違ったり新鮮な視点を持つ人に興味があるが それも多分、そのせいなのだろう。

 労働力不足で、留学生受け入れとか街でも外国労働者が一割は存在すると感じるが 「移民は認めない」国なのに既に三百万人程度 存在して 毎年五万人増え続け 実態としては世界5位の移民大国になっているそうだ、日本人よりも真面目で低賃金なら当然だろう。他にも、食料自給率の低さが農業補助がされているが これはカロリー計算では30%だが 価格基準なら60%越えていて、農業は強いからを持っているのに農政は 稲作補助の一方で減反政策するのも多分 間違いで 日本食ブームは世界一の品質・鮮度・安全の国産食材が持つからだが 未だ世界には良く知られていないのだ。

 本の内容も、著者の一つの見解・見方だが年金制度も含めて この国の真実は隠されていたり 制度に歪が多くなっている事の多さに気が付かされる。多民族の異文化の中から、米GAFAのグローバル企業は20年前に誕生したが日本は独自の壁を作り 世界のビジネス・学術・教育分野でも孤立気味で未来にも不安がある。日本は、成長期は終わっても後期高齢者が多くの実権を持ち負債を増やし 未来への改革は進まないが その未来のカギは異文化を理解・尊重し複雑化し予測できない未来はAIなどの機械では出来ない 違う創造性であり それは 若者たちの発奮に全て掛かっているのだろう。

 でも、他国のアジア学生は欧米で留学し英語をこなし ビジネスに進出し活躍するが 日本人は留学しても日本人同士で固まり 世界には入れないし 今は経済力が下がり海外留学日本人は激減しているらしいから 日本語の壁を抜けるのはそんな子供たちを育てる大人たちの相当な準備が必要と言う原点に戻る。

 海外、アジア周辺国では自国に英語大学があり 第二言語の英語も定着しているが 国内にはあるのだろうか。欧米にはインターンシップと言う制度で、小学生にも社会経験させる仕組みがあり企業の仕事を体験させたり 国際交流で異文化を知る場を与えたり しているそうだから 教育の環境整備が大切なのだろう。

 蛸壺状態から、抜け出す方法は検索で「あったら良いのに・・」と思う制度は世界には沢山見つかるが、良い政治家を選ぶのは国民一人一人の問題なのだ。

 

 神戸動物王国・・カビバラの昼寝

 

 

 


2103- スタートアップ企業が少ない

2021-03-15 | テクニクス

 この国の経済も、社会も方向性が定まらないのは何が原因なのだろうか。これは日本には哲学を無駄だと考える 人が権力を持って 動かしている問題もあるらしい。

 哲学と言うと18世紀のマルクス・ルソー・カンテ・プラトン・・とか、名前は教えられたがそんな本さえも見た記憶も無いし 内容を教えられた記憶も無いが 米教育哲学者に言わせると 哲学を知らずして企業活動・政治活動するのは社会に害を及ぼし危険な存在になると言う・・・学歴は高いが 今の政治家に揺るがない信念とか発言の自信を期待したが それが無くなったのは何時の頃からだろうか・・・選ばれた権力者の勉強不足が背景にあるのか不安になる。

 今は検索とか、難しい内容を解説した書籍もあり 世界の賢人の哲学論も読んだ後なので 次は哲学者で大学学長の出口治明氏の著書を手に入れた。欧米では哲学は政治・経済・数学の最初に掲げられるもので 必須科目になっていて 世界の経営者・政治家は 基礎ベースを哲学に置いてその上でビジネスも政治も行われているのだ・・前米大統領は別にしてだろうけれど。

 出口氏の著書「自分の頭で考える日本の論点」と言う内容は易しく読みやすい本だ。この国は、教育も仕事も 製造産業に都合の良い一律的な制度によって経済成長を成功させたのだが製造業がアジアに移り 情報化が進んだ30年前から、国内産業は衰退し 勤勉さも学力も低下し 経済も先進国最下位になってしまった。これも教育も働き方も制度も 製造業に慣らされた形のまま生産性は低下し情報化とボーダーレスな世界化に乗り遅れているからだと言う。

  新規事業も低調だ。ビジネス誌にはスタートアップとか、ユニコーン企業 (評価額10億ドル・・1千億円以上の非上場)と呼ばれている新企業は 世界で380社生まれているが その中で日本は3社しか無いと言う。その発祥するベースは、ダイバーシテイ(Diversity ラテン語)と言う人種・性別・宗教・年齢・障害有無などに関わらずあらゆる人が活躍できる環境から誕生している特徴があるそうだ。・・ユニコーンは想像上の一角獣なのだが 馬かと思っていたら角が生えた・・と言う意外性のある企業と言う意味なのかも知れない。

 日本には、そんな社会環境は皆無に近いが グーグルがロシア人とアメリカ人が始めた様に 飛び抜けた意見・異文化からの提案・後進国と先進国民が討論して生まれたどユニークで誰もが飛びつく発想が起業化されこの新世代の大産業に成長するのだろう。新しい創造的なニーズを見つけるには、古きを捨て新感覚でという単純な物でなく 弁証法と言う手法と、同じように縦と横・・つまり歴史と世界中の現状を良く調べ 分析し新たな発想に乗せて初めて 過去の人々が求めた線と繋がるニーズを見つける事になるようだ。

 民族も周回遅れの社会制度も、経験も無い創造性の世界であり日本人には不得意でとかも難問だ。昔、流行ったレミングスと言うゲームを思い出す・・ 均一なキャラクターが落ちないように 真面目に真っすぐに歩くだけなのだが。