勤務先の本社は京都なので、東京・岡山時代に国内全国の販売拠点・本社研究所などを仕事上で毎週の様に出張していた関係で 本社の方との繋がりが多かったが 何故か退職20年なのに 未だに年賀状が続いている方も数人いる。それはこの年になっても、未だ気にかけてくれる人がいるだけでも有難いことだと思う。
その中の一人から、京都OB会の行事に参加しないか・と電話があったのは一昨年の事だ。本社近くの京都仁和寺の見学会だったが、懐かしい本社の方との昔話が弾み盛り上がったが それ以来メールで京都での活動のお誘いとか 情報が届いている。皆さん、私同様に70-80代だが本社所属なので 事業部幹部・海外拠点にいた方とか 販売支店長だったりで 地方勤務の私よりもずっと偉かった方ばかりだが 京都中心のグループ活動は老後生活の楽しみのひとつにしているらしい。
何をしているのか聞いた話で「陶芸・絵画・地域合唱隊・歴史調査・コンサル」とか、海外移住体験を講演したり、語学教室、京都の某大学の臨時講師など違う活躍をしているのを知り 私は「水泳と山登りで 本当は草野球がしたいけど チームも体力も無いしもうだめですね」とか・・楽しい時間だった。しかし、観光団体でも無い 高齢者の集まりは 第三者から見ると少し異様に見えただろうけど。このコロナ禍で今年から、全ての行事は中止されているが 代わりにメールも増えているようだ。
この日30人程の参加だったが、過去の定期行事を見せて貰うと「鴨川清掃ボランティア・京都の大和路の散策・神社お寺の見学会」が並び毎月1回ほど計画されていた。流石に千年の古都であり京都愛に溢れていたのも みんな地元なので当然だが、私は神戸からの日帰りには中途半端な距離であり 思いの外に大変だったので 今は少し敬遠気味になっているが。
昨日メールで、ご自分の祖先を調べてた方の東京講演会のYoutubeリンクが送られてきた。何でもDNA分析すると 祖先は世界の何処から来たのか 調べてくれる企業もあり 母方の「ミトコンドリアDNA」を調べると人類誕生のイブに辿りつける・・とあり 「あなたのルーツを調べてみては・・」と言う提案と調査業者と参考図書も何冊か紹介されていた。
近頃NHKで「ヒューマニエンス」の人類史番組も人気だったそうで 紹介にある本「更科功 絶滅の人類史」を買った。本屋の話題新刊の棚に他の人類学入門的な物も並んでいたので 直ぐに見つけたが どうもこれも今時の流行らしいが、知らなかった方が良いことも ありそうで本だけが無難かも。
「人生は 好きなことを追求し勉強を続けなさい・・専門バカは役に立たない」と最近良く言われているが この方たちは定年後から直ぐに それを実践し続けているようだ。
偶然、同著者の「美しい生物学」を数年前に読んでいたが この方も今度は人間史だ