碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2403-環境で技術も変わる

2024-03-30 | テクニクス

 先日、リニア新幹線開通は2027年が 更に10年遅れると言う記事があった。工事は1962年に始めたが 25KMの南アルプスのトンネル工事が出来ない理由で 2037年に開通する見込みだ。

 先端技術と言われる有効期限は常に1-2年程度なので アナログ時代に発想されたこの事業は 半世紀後に開通した頃には時代遅れと呼ばれることも 多分 この国は 社会効果より関係先の利害関係で始まった計画は止める事は出来ない国なので 浦島太郎の心配よりも 延長で更に建設費が膨張して 多方面に影響も出るのだろう。

 既にリニアは他国で実用化されているが 時速500Kmで東京・大阪間を1時間で行けるとしても 貨物なら良いが 生命体を外も見えないトンネルの中を天災・停電のリスクもあり 無料でも多分 私は乗らない、命が存続していたらの話だが・・・。

 10年後のイメージは 東京・大阪間は各地の間はエスカレーターの様に車が乗客・貨物を運び、飛行機も小型化したオートパイロットで 発着点上空に超電導の空中空港を利用し 東京大阪は30分程で飛び その航路も 道路も定められたルートで移動して事故も無い世界を夢見るが ・・・滑走路不要の空港が出来ればリニア技術も無駄にならないのだが。

 先端技術と言っていた、1979年のウオークマンも、ビデオテープ・フロッピーも約 8-10年で消えて行った。90年代から始まった デジタル化と情報化で全てが電子機器に取り込まれたからだ。技術機器はその時代ではヒットする必要機器でも、環境は変わり続け 後戻りはしないから 技術の方を変えないと商品も 変換出来ない企業は消え去るのは経済活動の常識だ。

 こんなニュースを見る度に、多くの反対を押し切って実施された 東京五輪の裏工作が今 表面化している様に 一つの技術を深堀りするのは良いが 変遷が激しい時代に 国家政治は皆で作った公共なのに この国は政府はお上で 従うのが当然と思う 昔の悪い習性がいつも気になるのだ。

 

 ビデオテープ 1976年 日本ビクター発売

 1979年 SONY ウオークマン

 

 以前乗車体験した中国上海リニア ・・問題多く延長拡大は進んでいない

 


2303- 外国船が万来

2024-03-28 | 日記

 桜の季節で、巨大船用の第四埠頭に東側に昨日から 820Ktオランダ籍 Westerdamが停泊していたが、今日は西側にPacificWorld 77Ktが入港してきた。

西の中埠頭を見ると地中海クルーズの米国籍の30Kt(Insignia-インシグニア)も入っているらしいから多分、三ノ宮の商店街は何処に行っても 外人客で大賑わいなのだろう。

 昨日も久しぶり晴天で、旧居留地方面に出たが 途中の東遊園地も 人で一杯だったが 今日はそれ以上なのだ。

こんなに外国船が集中するのは初めてみたが 桜の季節の花見だけでない 為替の円安人気には間違いないが 喜ぶのか 安売り日本で 情けないのか 何か複雑な気分になるけれど・・。

 

 西が常連の「PacificWorld 77Kt 」と東に「Westerdam 82kt」

 

 ベランダから見えない中埠頭の船は・・

 東遊園地

 


2403- H3ロケットは実は失敗

2024-03-25 | テクニクス

 先月、2/17日に種子島から発射された新型H3ロケットは 実況中継でもNHKも「打ち上げ成功」開発責任者の登場で「こんなに嬉しい事はない」を見て久しぶりの良いニュースと思った。

最近ネットニュースに実は成功発表の発射15分後に2段目ロケットの着火に失敗して 破壊指令を送信し フィリピン沖に63m直径5.2mの本体と積載の3t 衛星も落下している事を知った。

 恐らく多くは既に衛星になり周回してると 安心しているのではないだろうか。自分が見落としかも知れないが 開発責任者の「トラブルを大きくせず未然に防いだから 失敗ではない」と言う解釈を 全メデイアが尊重し明確な失敗を報じなかったのは 直後に判明した巨大な損失と国民の落胆を気にした政府の何かがあったとしか思えない

 結果的には上がる計画が上げらなければ失敗だと思うが 見方は自由で夫々のメディアの感じ方なので公表すればその日の内に失敗報道もあった筈だが それを 「・・上がらず、第2弾に着火せず」と言う表現のニュースは小さくあった様で これは裏金疑惑議員は辞職しない責任も取らないとか 多くが反対する原発・万博もそのまま進んでいるし 全てが政権忖度で 批判は出来ないし責任の行方は常に曖昧にする一連の動きと同じなのだろう。

  長い与党政権で問題解決を白黒決論を出さず 責任を曖昧にして見過ごしても誰も気にしない。メディアの政治論争は、自身も参加するスポーツの様なものだったし 負けを反省し学習して 次に勝利したり前に進める筈なのに この国の停滞はそこに原因がある。

 私は毎朝新聞を買いに行くのか習慣になったが、 以前三大祇の何かを購読していたが、広告とスポーツ記事が多く15年前から 地方紙を読むことに決めた。ページは増えても読む記事は減り 購読時間は1/3位になった。コンビニは売れた新聞を揃えるので 各紙の部数が購読者だと思えるが地方紙30部、朝日・読売は常に1-3部が置かれているので 新聞離れもスマホばかりの性ではないのだろう。

 ロケットも成功を願っているが、原因は予算不足と技術人材が足りないのが課題らしいが メディアの姿勢も問題なのだ。

 JAXA の特設ぺージから


2403- AIで検索

2024-03-23 | 学習

 Duolingo英語学習も慣れて次ステップに簡単にクリヤー出来るので 覚えたフレーズを会話で試したいが 時々Tolkingとhearingはあるが残念ながら会話までは出来ない。

 ChatGPTの質問でAI ロボット英会話を調べると10倍程の英語文回答が帰り2-3調べたが少し会話が早かったり難しかったり月課金も発生あって 少し敷居が高い様に思えた。

 簡単会話ならApple siri でも可能だが物足りないので調べて行く内に「Gemini ジェミニ」と言うAI-Chatを見つけた。検索に強いGoogle系で先発 ChatGPTと似ているが違 いはGoogle Driveに連携され 会話は筆記でも音声でも日本語でも英語でも何でも 選べるようだ。英会話の推奨は「ELSA,POLYGLOTS,Plang,SpeakBuddy・・」があり これも比較検討してみるつもりだ。

 その前に Geminiの実力を試すのに「日本円の推移と出来事、ミステリー小説の書き方、日本の代表料理」と質問した回答を読むと、何でも応えられる先生だ。特に日本円レート推移と出来事の表は 作成には大変なのだが瞬時に一覧が表示されるし これを現代の教育に活用したら教科書の内容などは古いし 未来の教材になるのではないだろうか。

 この国ではAIの活用と同じくらい「AIをどう規制するか」と言う論争が多いが 元は人類が集積した知恵を 質問に応じて抽出された文献と同類のものなので先に活用出来た者が勝者となり 種々の問題は後から時間が解決されると考えた方が良いだろうに。

 後発なのでGeminiは基本無料だが 他に有料版Advanceもあり 内容も精度も未だ進化途中らしいが プロビジネス向けなので 将来はこれが本当に 人間の頭脳を越えるのではないだろうか。

 

 Gemini の初期画面

 

 Q!・・日本円推移と主な出来事表を作成                                                      Q2  ミステリー小説を書くには 

 

 Q3 日本食の代表・・因みに4位はラーメン


2403- リコール問題の課題

2024-03-12 | テクニクス

  昨年からの自動車企業の製造検査不備のリコールと再点検などが続き、その原因が品質を誇る大企業が人為的な手抜き偽装による情けない今までにない内容だったことに驚いた。

リコール統計を見ると製造ミスとか設計上の原因とかのリコール数は 過去20年前頃の車の回収が百万台越えと比べると 相当減っているが多分、国内生産も購入も減り 車も電気製品も 輸入品を選ぶ事が増えたのだろう。但し 私の製造側経験で 考えると内部処理とか個別処理で 公開されずに済んだ物が数倍もあるので実態とはかけ離れている筈だ。

 毎年あった情報端末のリチウム電池のクレームは製造過程で不従物が混入し 漏電火災になる物があるが 今はも海外品が主流になり あまり報じられなくなり この国の製造業の存在も薄れている感じもする。

 長い間 民生製品の設計開発をしてきて、それに伴うクレーム事故は 忘れられない経験になった。設計ミスで 全国を回ったり 大手メーカーの倉庫で多数の販売員の助けで部品交換の作業を深夜までした失敗を思い出す、 公にはなら無いまでも 大量生産品の問題は企業の信用と存続にも影響する程の事件だが その対策が出来て 再び 多くの商品が市場に出て行ったのだから無駄では無かったがそれにしても大きな代償だった。

  精密歯車ボックスのオイルシールの気圧変動の油漏れ、シリコン・グリースの導電性を見落とし、タイマーの微速カムを指定位置で電流速断する可動カムとセット用の固定カム構造でカムと接するレバー材を金属から高分子樹脂材に変え動作不安定の原因になったなど、 既存知識だけでは 判らない数多くノウハウは全てクレームによって経験し学んできた。

 開発された製品は、必ず双方で数か月の試験確認を経て生産に移るのだが それでも何かしらのクレームは防げないのだ。でもその経験は次に反映され無駄ではないが、世の中で多く起きているリコール・設計不良はの多くは関係者間で処理され そのノウハウは記録も公表もされることなく自社内でさえ知らされずに 消えているのだと思う。

 現在は情報機器プログラムの方に技術の中心は移行したが そのデジタル技術にも同じ事は起きていると思う、競争社会ではその有無が企業力で貴重なノウハウを公開共有する事も無いが 現職を離れた技術者が それを集めて 社会に貢献する様な事が出来れば国の力になると思うのだが・・本当の技術力はその辺りにあるのだから。

 

 クレーム事故件数の統計では、こんな数なのかと・・