碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1702- 六甲山、ゴロゴロ岳登頂

2017-02-27 | 山登り
 六甲山の冬山をやっと登った。暮から寒いのと、天候が安定せず 快晴を狙っていてやっと 今日実行した。
気温が低く、山風は冷たかったが 木陰の中を登る間は 汗ばむような陽気だった。
 計画は、芦屋川駅から 何度か登ったコースのロックガーデンから風吹き岩経由の最高峰を考えて行ったのだが 芦屋川の駅で団体の登山グループと一緒になってしまった。
ロックガーデン・コースは、岩登りと岩の間を辿るので 人が多いと渋滞になり 山で待たされるのは避けようと それならばと 芦屋川の左岸に渡り 水車谷から柿谷コースで ゴロゴロ岳に向かうことに変更。

 以前、山奥の高級リゾート地「芦屋ハイランド」に下りたことがあったが この山はその上にある。低山なので「岳」と言うレベルではないのだが 芦屋駅の標高30mなので 正味530mを2時間半で登るアルバイトになる。
ゴロゴロを下山し奥池から、熊笹峠を越えて六甲最高峰に峠越えする 道を登って行ったが 途中が通行止。土石流があり危険だという案内板、他ルートは無いので仕方なく、芦有ドライブウェイまで戻ったが 既に時間は1時半。
 丁度、5分程でドライブウェーの循環バスがあったので そのまま帰宅することにした。気温は下がりつつあり、無理にならない 軽ハイキングになってしまったが。

 この「柿谷コース」の過去の記事では「岩が多く登りが厳しいが 非常に面白いルート」と言うものだった。少しマイナーなのでの人は少ないが 一度 登ってみたいとは思っていたが それが実現できた。
でも登った結果は意外と簡単に登れた感じがするが、下山者には誰も合わず 僅かに一人だけ 後から追い抜いて「同じ目的ですね」と笑顔で挨拶した中年がいただけだった。
 奥池は長閑で、湖畔のあちこちに、可愛いジョウビタキが遊んでいた、渡り鳥だが まだ北の国は寒いらしい。久しぶりに真冬の、静かな山歩きを堪能出来たが これからの春から夏の六甲山の山遊びには丁度良い季節が始まる。

 朝、9時阪急芦屋川駅は 阪神芦屋駅 JR芦屋駅の内で最も山側を走るので 山人はこの駅から出発する


 芽吹きの広葉樹が、青い空をバックに美しい


 ここが「ゴロゴロ岳山頂」、東の鷲林寺方面からも登るので ランチの間二人ほどに出会う


 奥池の風景、周囲は広大なリゾート住宅ばかり



1702- プレミアム・フライデーが始まる ?

2017-02-22 | 日記
 またまた、新語登場なのか?。今月の24日の月末金曜日は 午後3時退社を目標に 企業社員は市場で買い物をして市場消費を喚起する目的の労働時間短縮も兼ねたものが施行されるそうだ。
(政府が提唱し、経済界が賛同して 一斉に行われるが 「プレミアム・・景品・オマケ・特別優遇」と言う意味だが この新語は大丈夫なのか また笑われる日本語英語でなければ良いのだが)

 既に、金融・保険・建設業界の一部が実施を決めているらしい。政府与党が 国内景気を、上げる施策で既に決定されているが 国民は買い物の時間が無くて物を買わないと考えての施策なのだろう。
それは裕福層の考える発想みたいだが今は、日本人の大半の65%が「生活が苦しい」と感じ 国民所得水準は30年前と同じレベルに下がっているそうだ。30年間で経済は元に戻ったらしいので あまり ピンとこないのだが。

 下の政府統計の経済成長率も50年前の1/10となり、世界統計の日本人の総労働時間も日本だけが急速に下がり続けている。働かなくなった事が、生産性も下がり経済が失速してしまったのだ。
不景気で、生産活動が海外に移った理由もあるが 国民が働かず 遊ぶ時間が増えて行けば 国は疲弊するだろう。逆にそうでなくては不公平だ。
 労働時短は、良いことなのかも少し疑問に思う。公務員は兎も角、民間企業なら業績を伸ばそうと トップも社員も必死で働いて業績を上げ 自身の家庭生活を良くしたいと頑張るのが正常だが 今は違うようだ。
私の時代には、毎朝3分の朝礼があり話す内容は業務の現況とか 仕事の考え方とかをいろいろ先輩の話とか 書籍・新聞で仕入れた興味引きそうな話題を紹介していた。企業全体でも社員教育があり、社員を磨くことで業務効率を上げていた。
 最近は、朝礼も少なくなり 盛んだった社員教育も聞くことが無いので 働く側も指示に従っただけの仕事になり 単なる時間の切り売り・仕事は部分専門になり 何の目的でこの仕事が必要なのかを理解されていない気がする。
その目標も見えない仕事の結果が、過労となり不満となり 更には非効率な仕事になってしまっていると思うのだ。働く本人も、相当の教育を受けたのに 手足を使う為の雇われ者・・と思い込んでいるのも問題なのだが。
 過労死・過労問題も、閉じ込められた強制労働でない限り 自己制御の本人の問題で前向きに、上昇志向で努力出来る仕事を理解すれば例え 徹夜になっても 希望を目指して頑張れるものだと思う・・(若ければだが)

 その過労・過労働が取り上げられて、祭日を連休にさせたり 海の日が増えたり ハッピーマンデーが追加され 更に今回の「プレミアムフライデー」が加わった。
「国民は出来るだけ働かずに、楽しく暮らそう」と言う政治指導とは思わないが、経済が逆走している気がしてならない。「日本人よ働き過ぎるな」が行き過ぎて 働き者の日本人は もう居なくなってしまったらしい。
世界統計OECDデータでは日本人は過去、年間2700時間働いていたが 最近は1745時間となり アメリカ・イタリヤに次ぐ世界21位だそうだ。
 この施策は 誰が得をして、誰が損するのかをまで 考えてしまうけど。
 
 

 「時代と社会」と言う記事から借用した表・・日本人は働き者ではなくなったか ?
 

1702- 電気シェーバーの選択

2017-02-20 | テクニクス
 男性用 電気シェーバー、毎日使う道具だが 最近は新しい振動式より 回転式を選んで使うことが多くなった。振動式の方が良く剃れるのだが、困ったことに 最近の張りが無い肌には髭剃り後が ヒリヒリして翌日までそれが残るのだ。
宣伝ではこれも進化を遂げ、高速できれいに仕上がると 4枚歯とか5枚歯になり 洗浄も自動になり留まる事を知らない。しかし、肝心の剃り心地は 若い肌には有効でも 高齢者には殆どそれは当てはまらないようだ。
 CMに踊らされて、いろいろ買い失敗を重ねた結果から そんな訳で 数年前から購入するのは 全てフイリップス社の回転式シェバーばかりになった。

 この剃刀シェーバーの高齢者問題は、国内メーカーも あまり興味なくニーズを捉えていないのではないだろうか。増える高齢者社会に、中心需要ばかり狙った商品では困ることになると思うのだが。
ところが、欧州のフイリップスは 優しい剃り心地の回転式を唯一 昔から追及してきた老舗メーカーだ。高齢需要に焦点を当てている訳ではなく、欧州では違うニーズなのかも知れないが。
 過去の回転式は電池式で、弱すぎて掃除も振動式に比べ面倒だった。私も、振動式ばかり選んでいたが、それが最近は刃物・本体 切離し可能になり 水洗いも出来るので 人気回復しているのかも知れないが・・・ 。
一度回転式の感触を体験すると 以前の振動式には戻れない人も多くなると思うが デザインはスマートでないので好みも分れるのかも。

 新商品開発も、対象を需要の中心で見過ぎると全体トレンドを見誤ってしまう事かあるが そんな事例なのかも知れない。私は中級品しか買えないが、高齢男性にはこれが良いと思っている。

 シェーバーに限らず、身の回りの暖房機も音響機器も 最近は何故か 欧州製ばかりになったのは 国内有名メーカーと価格が変わらないのと デザイン的な好みもあるからだ。国内品は車で代表される「ロボット・ガンダムか 可愛い系」の二分化したデザインが多すぎて 私はあまり好きになれない。毎日、身の回りに無秩序な目立つ存在が多すぎたら 生活環境が落ち着かなくなる感じがするから。








1702- 今月の水泳累計 12000m

2017-02-15 | 日記
 週3回 近くのスポーツジムへ 水泳に行くのが日課だ。今月も目標値の10回は達成出来る見込みだ。
一日の所要時間 約45分の1200mと決めている。25mの往復24回だが、往復の起伏のある麓の自転車ルートもありこの歳ならマイペースの良い運動量だと思っている。厳冬期なので温水とは言え温度は上がらず30度以下で少し冷たいが、プールはいつもがら空きのマイ・コース状態で気持ち良く泳げるのも良いし直ぐに体温は暖かくなり 気持ちも良い。

 50代の頃は一時間で1800m を会社の同僚と競っていたが 数年前に同僚が転勤先で病気で亡くなりそれ以来 目標値を2/3に下げてそのまま継続している。
今の月累計一万二千メートル。もしかして有名なドーバー海峡を渡る位かと調べてみたが フランスとイギリスの狭い海峡は34kmもあり 約1/3だった。
 それにしても、ジムも最近は高齢化になり 泳ぐ方はめっきり少なくなったし、冬は上越のスキー、山中湖のスケートなど 遊びには事欠かない楽しさがあったが 今時は こんなダイナミックな遊びに行く風景も無くなり積雪もニュースにもならない。
あるのは豪雪被害ニュースばかりで こんなに自然に恵まれた国なのに 冬も夏もがつまらなくなった気がする。

 実家は横浜なので、三浦半島・湘南海岸は電車だが 一番近い磯子海岸は遠いが山越えする子供達で歩いて行ける距離で 夏の海は子供達の遊び場だった。
中学生の夏休みは毎年、江の島海岸遠泳があり、仲間たちと参加するのが楽しみだった。千人を越える子供たちが一斉に、三千メートル先の島を目指して泳ぎ渡る行事だ。伴走のボートも出て、夏休みの子供たちが順位を競うお祭りだったが ‥最後はたどり着くのがやっとだったのを覚えている。
今でもこの海岸の子供たちは 賑やかにしているのだろう。
 江の島と比べたら、失礼だが いくら泳ぎ易い海でも 全長34kmを休みなしで 泳ぎ切れる人はどんな人なのだろうか。


1702- 働けば何とかなると言う言葉

2017-02-08 | 日記
 「命余って、金足りず」と言う言葉が昔あったそうだ。意味は「お金が足りなくなって困らないように、若い時から一生懸命働くのだぞ」と言った親父の言葉だと某優良企業の会長が対談で話されていた。人生で働いて社会に貢献している実感は、本人も仕事が自身のアイデンティテイと思っているので 自己紹介でも「今の仕事は・・」と始めた様に それが自身の存在価値を示すものだったのが過去の通念みたいなものだったと思う。

 その仕事で自分の価値を証明出来た気がしていたからだ。ところが、仕事が細分化とパート化されて何を目指してこの仕事があるのかが見えにくい社会システムになっている。グローバル化が進み、アジアの低価格品が国内に雪崩のように輸入され 多くの国内企業は海外に移転したり 競争に勝てずに消えてしまった。
 残った企業は賃金の高い正社員を減らし、非正規パートに労働の重点を移して従業員の賃金引き下げで存続している。安い価格の輸入品で、物価は上がらないが働く人の収入も上がらないのだ。
 世界統計がある。2012年のデータだが、世界の平均年収は244万円だが その半分の122万円以下は貧困層と言われる人達だ。昔、経済大国と言われた日本も5位の貧困率16% (6世帯に1世帯)にランクされ貧困率の高い部類になっていた。

 今は人手不足で求人が多いが若い人達は 正月返上で夜昼の交代勤務もある労働環境でも僅かな報酬しか得られなかった体験から 働く意欲まで削がれているらしい。真面目に働くのは無能者だ・・と言われる事も そんな働き甲斐を感じられない23-40歳の非正規の派遣・短期契約が40%も占める労働環境のせいかも知れない。

「働けばなんとかなる」と思っていた常識が、働いても何ともならない社会の仕組みに変わってしまったらしい。政府統計でも、非正規が多くなり20-40代の非正規労働者の大半は 生活の最低年収にも届かないそうだ。大学を出て正社員で採用されても、辞める社員も多いらしいが これも企業奴隷にされているのを嫌がることもあるし、親の資産を頼りに生活する働かない優越感が恰好が良いと言う。しかし多くの若者が結婚も出来ず、親元で何時までも生活する状況になっているとこの国の未来も危うい。

 国レベルでも、エネルギー大半を輸入しないと生きられない国なので 世界相手に稼がないと消えてしまう。でも今までは、若者たちが冒険し努力してこの国を築き上げてこられた。隣の国の若者は、未来を見据え元気に活動し勉強するニュースが報道されるとつい対比してしまうのだが 平和と裕福さは必ず反動が来るのは仕方のない事なら 人の教育など何の意味があったのだろうかと思えてしまう。
 幸福と平和も大切だが、貧乏と不幸も悪い事ばかりでは無く人間を鍛えるには不可欠な要素だったのかも知れない。