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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2504-縦走路を登る

2025-04-11 | 山登り

  春の陽気で久しぶりに六甲山を登ってみた。菊水山458mと鍋蓋山486mを登り 再度山・大龍寺から市ケ原→貯水池→布引の滝→新神戸駅のルート。

 このコースを選んだのは標高が400mを越える鈴蘭台駅からなら縦走路上の菊水山は30分で登れるからだ。但し、菊水から鍋蓋山は一旦有馬街道まで下り 再び同じ高度を登るので 低山とは言え 厳しいルートとして有名なので注意がいるが、縦走路は大龍寺から下りてしまうので 高齢者でも 山と寺と貯水池・滝とバライテイの多いルートが自由に出来るのは六甲山の魅力だ。

 このコースの標準は4時間だが、私は休憩時間を外しても 何と6時間半も掛ったが この季節は夕方でも明るいので安心だった。特に菊水山から天上吊橋で有馬街道を渡るまでの岩石の下りはダブルストツクで慎重に下つたからだろう。

 鈴蘭台の街を抜けると今年初めてウグイスの声を聴いた、疲労を別にすれば 桜と椿の散る中をツツジの芽吹きを見ながら歩く山道は気持ちが良かったが 失敗は 過去に3回も歩いている鈴蘭台駅から登山口までのルートを 駅からの様子が変わり線路沿いから直ぐ登り道があったので住宅街に迷い込んでしまった。9時のスタートで良かったが振興団地はクローズが多く 今は街の案内看板も無いのでスマホで現在地を見ても判らない。幸い山は見えるので方向は正しかったらしいが 人に尋ねながら 配水場の正規ルートに出た時は 山頂アンテナが見える直下だった。

 菊水山に10時に鍋蓋山は1時過ぎに着き、2時下山開始して森に囲まれた大龍寺の鐘を付いて本堂を礼拝したのが3時半、 市ケ原の河原には未だキャンプで楽しむ若者がいたが 貯水池と布引の滝に・・ 外国人が半数を占めて 驚いたが 港から歩いても来れる距離にある渓谷なので 神戸港の大型クルーズ船の乗客がハイキングに登っているかも知れない。

 新緑の美しさと爽快さは 今は筋肉痛が残って回復も遅くなったが やはり山登りは辞められない。

 

 菊水山山頂

 天王吊橋

 鍋蓋山 山頂

 大龍寺 本堂

 布引の滝 雄滝

 鈴蘭台駅から菊水山のルート確認


2410- 六甲山市ケ原まで

2024-10-21 | 山登り

 雨が続いて晴れ間となり、久しぶりに六甲山の様子と 夏の暑さで 固まった体調確認も兼ねて登ってみた。

布引の滝の山上に、明治33年(1900年)に英国人の指導で造られた 貯水池を過ぎた先に 登山者の集まる市ケ原と言う生田川上流の広い河原まで行く。帰りは城山まで登って新神戸駅に下りるつもりだったが、市ケ原の先にハーブ園の中間駅のルートを見つけたので その入り口を確認して展望台まで戻るコースをとった。

 河原のせせらぎには 沢山のメダカが泳ぎ赤トンボも飛んでいて 周囲はバーベキューするグループとか家族ランチとか若いカップルなど緑と 薄煙の中での何処を見ても賑やかだった。この市ケ原は 登山コースが交差する山の交差点で、自転車を担いで下りてくる山岳サイクリング途中の川渡りの男もいて 周囲から応援を受けていた。休憩する人も多いし 河原で遊ぼうと登ってくる人も多いのだ。

   朝、登山口に「通行止め」の看板がかかり 遠回りして迂回路を登らされたが 警備の人に聞くと「先週 登山路に木が倒れて危険なので取り除く作業してる」との事、週末には修復するらしいが 布引の雄滝の上まで登らされ, 滝を見るのに下らなければならなかった。 時間は掛かったが 緩い傾斜の登りなので登り易かつたが 滝を見て滝上の「おんたき茶屋」で名物ラーメンを注文し昼食とした。   食後に展望台から貯水池まで登るコースも アジア・欧州の外国人登山者が多く 大型クルーズ船が停泊してからか それと200年以上の古い英国式貯水池が 神戸に残るのが世界には評判なのかも知れない。山で出会う挨拶の「こんにちは」も世界共通語になっているらしい。

 朝10時に新神戸の地下4階の地下鉄駅から、標高260mの市ケ原河原まで往復する5時間コースだが 時々は 自然に触れる心地よさを感じていないと人も動物であることを感じてほっとする。

 布引の雄滝・・雨の後なので水量豊富

 紅葉のモミジの葉も未だ緑色だが・・

 未だ寒くないのか蛇を見かけた

 市ケ原の河原


2311- 関西の山々

2023-11-03 | 山登り

 奈良の八経ヶ岳1915mを調べ この山頂コースである 行者の大峯奥崖道は修行僧の 神聖な場所として昔から守られた歴史ある地域で 一般の山とは少し趣が違うのだが 関西の山は標高が2000m未満なので全国から登山者が来ることも少なく 交通機関もないし 低山でも山深いので 計画は慎重にする必要があることを学んだ。

 三千メートル越えの山はこの国には23座あるが 私は最初の奥秩父で原生林に魅了され 尖った岩山の北アルプスよりも南アルプスが好きになり 長野・山梨・静岡の南北120kmを単独縦走したり 山仲間と一緒に南アの三千峰14座を登った。他に仲間の車に乗せられて 富士・北ア・東北・北海道にも登った各地の山を数えると18座にはなる。三千米に外された山に、北ア・ジャンダルム3163、中白根岳3055、小赤石岳3081、雄山3003、塩見南岳3047は主峰に付属とか 人気の北ア・剣岳2999も 1m不足で除外とか 独立峰 中央ア 宝剣岳1933もあり 標高は絶対値で展望が無くても山の形を問わず 登山の目標イメージとは少し違うのだろう。

 百名山でも深田久弥氏は1500以上の選択で、地元からの異論は今もあるが 山は見た位置・好みとか 見た時の表情も様々なので仕方ないが奈良は大峰山脈の八経ケ岳と 三重県境の大台ケ原1695で 広くて深い山岳地帯なのに少し可哀そうだ。

 関西の最高峰は 兵庫 氷ノ山1510、大阪 金剛山1125、京都 皆子山 972、滋賀 伊吹山1377、蓬莱山1174、奈良 八経ヶ岳1915、和歌山 護摩壇山1372、・・最近になり隣の龍神岳 1382に変わったらしいが 八経ヶ岳が最高峰だが どの山の登頂記録を読むと それぞれに登って見たくなる山ばかりだ。

 しかしピークハントは卒業したので、自然を体感する必要があれば 目の前に聳える六甲の山々も公園散歩でも 充分な自然はあるし 山は永遠に動かないのだ・・山を崩して人工物を作るとかが無ければ・・。

 

 日本の三千メートル 21座・・ 荒川前岳3068、農鳥岳(西農鳥の前)3025を加えて23座に。


2310- 弥山は途中で

2023-10-15 | 山登り

   快晴の奈良天川村にテントを持って弥山(1900m)に向かったのは良かったが標高1500m地点で午後を過ぎてしまい 小屋に電話して予約キャンセルし往路を戻る決断をしたので 今回は調査登山に。

 登り途中で休憩時間を取り過ぎた訳では無いが今回はかなり遅れてしまい もう少し、用心して計画を立てるべきだった。でも奈良の大峰山の村、天川村と更に200m登った場所の洞川温泉を知る良い機会になったが 神戸から僅か3時間のこの静かな山里は魅力がいっぱいだった。

 初日・・天川の川沿いのテント場とか 二日目は民宿泊にして 三日目は洞川温泉で一番の朝風呂に入って帰ってきたが 法螺貝の行者列はオフシーズンで出会わえなかったが 少し早く着いたので洞川り行者通りを少し巡ってから途中駅の川合に戻り氷ノ山以来のソロテントを秋の落ち葉の下に設営した。夕陽の木漏れ日と下は天川の清流が流れ 夜間の気温は5℃程度で保温は冬シュラフで充分だった。洞川の山上川にも水鳥が川に飛び込み 泳ぐニジマスを狙うし 赤トンボも飛んでいる日本の源風景があり豊かな自然に感動する。

 二日目・・朝7時半にCP場から吊り橋を渡ると 直ぐに急峻な登りになり 崖に杉丸太が並ぶ中を縫って 弥山(1900m)を目指したが2時間半と予定した林道まで4時間も掛かり標高1500mの栃尾辻に着いたのが午後1時半、残り4-5時間の小屋までは 日が暮れる恐れもあり 体力的に無理だと判断し Uターンを決心したが下りも時間がかかり登山口に下りたのは午後5時を過ぎてしまった。

 テント泊は辛いので 登山口近くにある村役場に立ち寄り 今日の宿を訪ねると 数件紹介され 見つかったその民宿まで車で送ってくれたのは疲れた体には有難かった。

    三日目・・民宿でも朝食後に川合バス停まで車で送って貰いバスで洞川温泉まで行って、一番風呂に入り 午後にCP場に預けたテントを受取ったが ご夫婦が「今日は客もいないので街に車で買い物に行く」と言う話で下市口駅までも同乗させて貰った。民宿のご夫婦も親切だったし、洞川のみやげ店の主人も一番客だからと コーヒー・サービスされたり親切と助け合いで生活している昔の農村生活にタイムスリップした様な村だった。

 帰って調べると、川合から直登するのは高齢者には無理なコースだったようだ・・川合に一台のタクシーを利用して行者還トンネル西口登山口(標高1110m)から登ると標準3時間で弥山小屋に行き 帰りもタクシー予約して登るルートが最短だと分かったので来年春に再挑戦したい。その前に再度 妻とこの平家の落人が多く住んだ歴史ある秘境の村を山登りとは別に旅行するのも良いのかも・・。

 

 一日目・・CP場はの明るくて 炊事場はお隣の3人キャンパーと一緒に

 

 二日目 7時半 弥山に村の吊り橋を渡り登山口に向かう

 標高1300m地点・・東側に見えるのは多分 山上ケ岳

 

 標高1500m地点・・午後1時半、栃尾辻直前でUターンすることに・・

 三日目 11時開店を待ち一番風呂に・・

洞川の行者通り・・大正時代の写真の様な風景

 天川の清流・・千曲川で川遊びした、子供の頃を思い出す


2310- 登山計画の自動作成

2023-10-10 | 山登り

 明日から 夏に計画していた 奈良大峰山の弥山・八経ケ岳に登る予定で 前泊のキャンプサイトと 弥山山頂小屋に予約も入れた。

登山計画を奈良県警に提出するのも予定表はでWEBからそのまま提出出来たので現地で汚れた用紙に記入することもない。初めての山で計画書は他の人の山行記録を見て作ったのだが その多くは「山渓オンライン」を利用して作成されていて 私も試しに使って見ようと会員登録してトライしてみた。

 手順は思ったより簡単で、最初に地域を選ぶと山岳マップが表示され 登山口の スタート点にポイントして ルート上のポイントを数点ポイントを続けると各地点の予定時間が表示されたマップが完成する。 編集でスタート開始したい時間に直すと あっという間に 計画書が出来上がる。しかも立体的な標高と時間の登りカーブ表まで入っているので それを印刷すれば完成だ。

 計画表を保存して、実績報告のタグもあるので山行記録としても使えそうだし必要なら公開も出来る便利なツールだが コースタイムは地図上の標準時間で作成されるので注意が必要だ。

過去の山登りはルートとか踏み跡を探し、時には戻ったり迷ったり危険も隣り合わせなルートを仲間と助け合って登ってきたし資料も少ない中で計画書を作るのも 楽しい作業だったが その方は便利と引き換えに壊滅したらしい。

 このWEB上の地図をなぞるだけで山行計画が出来るのも良いが 見知らぬ山に挑戦する時のミステリアスな山が 山道も整備され身近になる反面 登る楽しさも減ったのも時代の流れなのだろう。