有名な生命保険会社会長、出口治明氏が言っていた人間の進化の話の中の言葉が興味深かった。「昔の人はどう考えたか」が現状を見る時の1つの軸になります。これがタテでヨコは「世界の人がどう考えるか」でタテ・ヨコの軸で見れば現実が非常に正確に見えてきます」・・と言う解説と伝統とか家族の絆を、強く唱える人の背景にはイデオロギーや思い込みがあるしヨコのロジック、 森の姿(世界の姿)を知らなければ 木の一本も植える事も出来ないでしょうと ・・。又、人の現実は全てが見えるわけでは無く、人は見たいものしか見ない脳の癖があるとも言っている。
某社会学者も日は「見たいものしか見ない」政治になっているが、国民の「知りたくない、嫌な数字も見ない振り」をする気持ちが政治に反映するのだと書かれていたが 異論者まで遠ざける政治を見ていると 野党も頼りないこともあって 確かにその様に進む 社会になってしまっている気もする。
日本人は高学歴で未だ経済大国と思っているが、ここ数十年で全ての指数で外国語を学び 高学歴を目指す勢いのある新興国諸国に抜かれているようだ。日本は進学率は51%だが、先進諸国の中ではこれは 平均以下で低学歴の国とされているし、失業率は低いのに国民所得は33位と言う際立つ低所得になっている。他にも家族の絆を示す数値も OECD諸国の中では 平均よりも悪い数字が並んでいるのに驚くが 確かに身の回りからはそれが現実なのだ。
現実(ファクト)の諸問題が政治もマスコミも取り上げないので それらの対策も進まないのだろう。経済の主戦場は世界であり 日本語壁の内側にいては世界に入る事も出来ないから この壁を越えて 世界の軸で 物事を判断する癖も兼ね備えて 国の経済を立て直さないと 未来も危うくなる気がしている・・その国の外国文化を知ることによって市場の理解出来るのだから。
私の英語学習は自己満足の 暇つぶしの様なものだが、この「Duolingoサイト」の今年のNY開催されそのカンファレンスの内容紹介があった。創業者は、貧困のグァテマラから米国に渡り 無料言語サイトを立ち上げ今年で8年目だそうだ。4200万人の利用者は世界最大の語学サイトになり、GAFAに続く第5勢力なのかも知れない。今年の会議は、オンラインもあり 世界70か国の10万人が参加して 米国だけでも公立校の言語学習者数よりも duolingo利用者の方が多く話題になっているそうだ。
今年はコロナで、受講者も急増しているが アフリカの多国籍な言語から発展した英語でも 更に仏・独・スペイン語とかを学び民族の違いを共有しようと勉強し 支援企業も多く 多国籍スタッフの参加で成り立っているらしい。スタッフの目指す「持続できる講座」が成功して成果だろう。無料講座でも、「何をしたいか」と言うニーズを掴み 正しく運営すれば支援者も増えるのはGAFAが成長したのにも似ているが これは学習サイトがそうなるのなら素晴らしいことだ。
私は通常レッスンの他に、並行してストーリーと言う会話学習も進んでいるが、更に「会話に参加して学べる講座」も企画されているらしいので 次のステージも楽しみにしている。
Duolingoの米国の月毎受講者数・・コロナで増加
英語検定も従来のTOEICよりも低料金・便利とWEB受験で話題に