碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2105- Arduino マイコン再び

2021-05-29 | テクニクス

 保管していたArduino マイコンを先日入手した電源に接続し ステッピング・モーターの駆動ブログラミングを試して見た。

サンプルプログラムを使って、回転速度・回転角度・停止時間・逆転タイミングなどの変換も確認出来たが 一度始めると あれもこれもと時間を忘れて夢中になるから始末が悪い。

 Arduinoアルディーノは開発したイタリア人の銘々らしいが 使えば使うほど感心してしまう。小さな基板のボードだが、昔からあるC言語が基礎なので 瞬く間に研究分野とかホビーに使われて世界中に 低価格で広まり 日本にも入って来たようだ。別にプログラムに疎くても、世界中のユーザーが提供された WEBライブラリーで誰もが無償で自在に使えると言う仕組みがあったからだろう。

 私でもステッピング・モーターを制御出来て プログラムで位置指定も出来るのだから デジタル制御の難しかった部分が使える様になれば誰もが何でも作れてしまう気がしてきた。

私にはもっと学習が必要だが、物好きなら更に学んで「3Dプリンター、レーザー・プリンター、ロボット」もテーブル・シャフト付モーターを購入したり 3Dプリンターがあれば自由に部品を加えて組立てれば 何でも出来るツールに発展もさせられるだろう。

 Arduino世界的な普及は、製造ライセンスを無償公開し、スケッチと呼ぶプログラムを 投稿できる仕組みにあるらしい。現代に何かを普及させ、ビジネスなるのは「オープン・ソース」がキーワードで 先ず自由に使って貰い 当然それ以上の機能を求めるプレミアム・ユーザーが増えるので別に 広告などなくてビジネスは成功するのは 米の GAFAが既に証明している。

 プログラム学習も ネット上にその情報は沢山あるので 後は本人の努力次第でどうにでもなる世の中だが 今はスマホはAppleだが それ以外の電子機器は全てMade in China なのが気になってしまう 。

 

 こんな簡単なプログラムでも、回転制御が出来るのだ

 

 これでも立派なコンピューター  Arduino ボード

 私の実験台もいつの間にか、細かな部品から計測器まで中華製に・・国産部品は消えた

 


2105- 電源ユニットの購入

2021-05-26 | テクニクス

 今まで5年ほど、使っ自作スイッチング電源 折角アナログメーターまで取付けていて気に入っていたが 最近 電圧調整部が不安定になった。そんなわけで、接続用の電子部品を通販購入した広告に、中華品の計測器風の電源ユニットが一万円以下だったのが目に止まり 思わず購入のボタンを押してしまった。

 それが今日入荷したのだが、使えそうなので今までの物は廃棄して置換える事にした。低価格なので保証書も無いが、デザインもシンプルで思ったよりも軽く 実験用であり 筐体も金属で頑丈で、冷却ファンもあり音も静かなので充分に満足。

 近頃の電子装置も部品の9割は中華製であり多分、世界中の生産が集中する中国内で標準化と流用化が進み品質は上がり原価も大幅に下がった中での恩恵だと思うが 3年前の数分の一価格で売られたら淘汰された国内家電同様に 国内計測器メーカーも暫く 出る幕は無いのだろう。

 中国品も、今は時代を先取りしていた。今までは電圧調整だけの電源に 電圧+電流値制限が出来る様に機能アップしているのだ。今は実験する対象は、全て半導体なので電流制限機能を付けて素子破壊を防ぐことがこれからの電源には必須になっているそうだ。何故、電源にこんなに表示があるのか 理解出来なかったがそれで納得出来た。

 直流電源などは、あまり使うツールでは無いので机下に押し込んでいたが これなら計測器の様な表示で机上に 飾って置いてみることにしたが ・・・。

 自作電源より、大きいのだが ・・・

 カタログから・・30V10A   通販価格 七千円

 


2105- 開発システムの不調で

2021-05-24 | テクニクス

  ワクチン予約のシステムで、トラブルが発生し混乱しているらしいが あり得ない日付でも予約できるとか・・初歩的な問題も検証しないで実施したのが理由らしい。この国ではシステム作りは、住基ネットの失敗から始まって マイナンバー・カードの普及も活用も進まないのは おそらく ソフト開発技術力と言うより 最初の構想段階の 利用者想定の欠如なのだろうと思う。

 機械的なトラブルは通電しないとか部品欠陥が原因なのでそれさえ解決すれば正常化出来るが システム・プログラム技術は構想段階であらゆる使用条件を想定してから開発しないと必ず失敗しする。私は機械屋だったが、そのまま電子デジタル技術企業の責任者になり 若い技術者が開発する電子システムの最終段階でその検証で3か月間も部署総掛かりで完了させた商品が 市場に出したらトラブルが次々と発生させた苦い記憶を思い出す。幸い大量に売れなくて良かったのだが。

 ソフト開発はどんなに優秀な技術者が開発しても、周囲のあらゆる使われ方 世界中の利用者を想定し 問題があれば何度でも手直しする体制で完成させるもので 単一の開発者が設計し 利用者も限定的な操作しか出来なかった機械技術とは全く異質なソフト・プログラミング技術なのだが この辺りが混同されたままになっているのかも知れない。

 使用想定とか発想力で思うのは、冒険映画の地底探検・宇宙旅行・世界旅行に関係したものは好きでほぼ観てきたが この分野に国産映画はあまり見かけないのもそのせいだろう。他にも「私はアメリカ人ですが、父はドイツ人・母はスペイン人で文化も宗教も違います」などと言う会話を聞くと 世界の人の多くは 多彩な文化と感覚を持つ人が欧米とかアジアに限らず珍しい事でもないのだろう。人種も言語も文化も違う映画の世界だが、これが世界の環境でそれも植民地時代とか 常に異質の文化に隣り合わせできたのだから当然だろうけど。

 某中国のIT企業トップが社員に「素直な意見を大声で発言し、真実を語る子供でありたい」と言ったそうだが 今の時代の技術はそんな多様な要件が必要なのだろう。日本食をスプーン・フォークで食べる事が想定できなかったり 他国の宗教文化に縁のない国なのでその システムは国内はおろか世界でも通用しないだろう。でもせめて国内だけでも地方と都会の文化をミキシングして 問題の共有をして行くことから始めないとますますガラパゴス化に向かってしまう。

 1959 地底探検の画面から

 

 2001 映画ロード・オブ・ザ・リングでは 世界が見れる

 


2105- 適者生存は間違い ?

2021-05-18 | 学習

 企業も人間も「適者生存の法則」」と言う言葉が 環境に適していない生き物は自然淘汰されると言う意味で良く以前から使われていた。

 大昔、甥の兄弟がいて子供の頃に兄が学校で教えられ得意そうに「勉強が出来ない奴は、自然淘汰で生きていけないんだ」と弟に言い 成績の悪い弟は「僕は生きられない」と言って一人で泣いていたと大人たちの笑い話になっていた事がある。


 多分これはダーウィンの「種の起源・・動物は進化する」と言う中から出たと思うが 実は解釈が拡大されて独り歩きした言葉らしい。更科功著 「絶滅の人類史」それと山口周著「武器になる哲学の両方に登場する地質学者で哲学者でもないダーウィンは、動物の進化論をその多様性として書いた文献が 没後に人間の進化と言う解釈に置き換えられて語られる様になってしまったらしい。
 ダーウィンの原則は3っ、「突然変異・・生物の個体には何に属していても様々な変化がある、遺伝・・その変異の中には親から子に伝えられるものがある、自然選択・・変異には自身の生存・繁殖に有利な差を与える物がある」と言うもので、ポイントは最初の突然変異と解釈するのが正しいそうだ。

  現在の人類祖先 ホモサピエンスは二百年前に登場し、食料を求めてアフリカから大陸に移動する遊牧民生活をしていたが  一万年前に農業が始まり 地球上各地に定住するようになり種族も多様化したと言う。その間の強いDNAとか優秀な頭脳だけで人間が進化していたなら もっと優れた人類ばかりになっていた筈だが 何百年経っても 正しいリーダーは現れず 悪事をする人間も後を絶たない。

 地球上の弱い動物も存続しているし 例えば緑色のカメレオンも、目立ちすぎて直ぐ他の動物に食われ絶滅する筈が 未だ生存している様に 遺伝には伝承エラーが常に現れて 突然変異した人間が混在しながら今も存続していると言う事の様だ。南極と熱帯では、夫々の環境に対応しなければ生きられない・・と言うのは理解するが、それでも適さない動物は生まれてくる。

 人類誕生から数万年、数百年経ち 進化してきたと言う事も 実は人間の独りよがりで 退化している事も在りうるし 情報化時代など無視して昔ながらに生きる人もいる。現在も多様な動物と比較してあまり変わりはないではないかと考えれば 気が楽になる。

 

 NHKの人類の歴史・・から

 

 


2105- 定年で大学に行けば・・

2021-05-14 | 学習

 後悔は先に立たず・・ 最近 本を読み 私でも脳が活性化していた時代(20歳前後)にもっと勉強すべき事があったのだと後悔している。

 勉強よりも遊びが大切と勉強は適当にして 社会に出たら大好きな模型作りの様な 機械設計の仕事に出合い そのまま続けていて定年になってしまった感じ。定年になってパソコンに嵌まり、それも食傷気味になってから 本とかネット情報で未知の知識に興味を持つ自分がいるが 知識を学ぶなら大学に行けば良かったと 気が付いたがそれには 少し遅すぎだ。

 毎日の午前中の日課、英語学習も連続500日も越え成績ランキングも上位になれた Duolingoは 最近は少し物足りなくなった、本も次々と読み終えたが 哲学紹介の本を読むと欧米のエリート教育には哲学と歴史は欠かせないと言われ、欧州では必修だそうだ、それはこれを専門知識以前に知らず権力者になれば社会の危険人物に成りかねない・・と言うのが世界の常なのだが  私たちのこの国の高学歴と言う大人たちはどうも違うようだ。

 独裁者ヒトラーの行為も、報酬を貰い働く人間が 悪い事と知りながら「 私は、命令に従う忠実な部下だ」と言う集団が行ったのだが 実は実行者は 「普通の常識人間だった」と言う、つまり 「責任は上司にあり 自分ではない」と言う事だったそうだ。報酬を受け、責任はないと言われれば 今の世の中でも 同じような事は組織には存在し実行者の善悪は問題外となっている考えると 恐ろしい。

 人間は、動物と違い力は弱くても 道具を使い地球を破滅させるほどの 最も 危険な動物なのだ。その為に、領土争い・権力闘争の長い人類史の中で賢人達が書籍でより良い未来の人に託しているのだから バトンの様にそれを積極的に引き継ぎ 社会環境の変化を自分で考えて行動にして行かなければならない、まともな人生なんて自分一人では描けないのだから歴史から学び自分の頭で考えることだ。 

 今は多くの人がスマホで会話し情報キヤッチして、知識が増えた・・と言うが その情報は知識でもないし根拠の殆どが怪しいと思わないといけない。哲学者50人の結論は、時代が百年前で違うものもあるが 何もない時代に「地球は宇宙に浮いている」と結論を出した人の考えのプロセス、人のパーソナリテイーは実は 表面には多様な仮面を付けている・・ と言った人間のずる賢さなど  今も昔も何も変わってはいない 先端技術のAIでも 犬と猫とは男と女の区別すら出来ない数字バカなのだから。

 メールで案内されたり 、通信教育サイトからも勧められるが い異方向な情報もコロナ禍には良い時間になる先月、医者からは運動不足と言われたので これも間を見て自己努力するしかないが 退屈なとは私にはあまり 関係がない。