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ピーターラビット展

2016-09-29 09:20:26 | 歌う

              ピーターラビット展

 渋谷BUNKAMURAザ・ミュージアムで 「ピーターラビット展」を見た。一昨日火曜午後の会場は女性で賑わっていた。動物がユーモラスに描かれた素描や水彩画など約200点が愉しい。作者ビアトリクス・ボスターの「生誕150周年」を記念して、ほとんどの作品が日本で初めて公開されている。彼女は1866年ロンドンに生まれた。幼いころから動物や植物が好き、家族で訪れた湖水地方の避暑地で自然に親しみ、絵本を書いた。が当時は絵本作家として女性であるため認められず自立できなかったらしい。

 ♠ ペットショップのうさぎの耳を撫でしのち店より去りゆく細身の男

 うさぎは愛らしい動物でペットとして今、人気が高まっているらしい。犬のように吠えず、散歩をさせる必要もない。うさぎは喜んだり、怒ったり甘えたりする。寿命は5年~8年、生後3年で青年期、3年から6年まで中年、7年をすぎたら高齢になる。音や寒さに弱い。食用の市販の草が500gパックで500円から1500円、餌代が高いのが悩みだが。

 ♠ 淋しいとうさぎは死んでしまうとかペットショップにうさぎはいない

 絵本の✿「ピーターラビットのおはなし」は当時、出版社はみな刊行を断ったらしい。やむなく自費出版をしたらベストセラーに。英国の湖水地帯の水彩画が心地よく見飽きない。ウサギのゆたかな表情と愛らしい仕草に人びとは癒される、ウサギの体は繊細で湿気にも弱く高音に驚きで家具にぶっかって骨折するなど放し飼いは無理だ。大切に護ってあげたくなる。飼ったら疲れる。「ピーターラビットのおはなし」の人気は衰えないであろう。 

     ♠ 少しだけ月のうさぎに近づける塔かもしれぬスカイツリーは

               9月29日  松井多絵子