→ さあ、海外へ →
❤ 老人よ大志を抱けと叫びたし成田空港出発ゲート 松井多絵子
8月9日の今日は 70回目の原爆忌を迎えた。重傷を負った日本がよくぞ立ち直ったと思う。昨日は、夏休みを海外で過ごす旅行客たちの出発ラッシュ。成田空港では約5万人が海外へ向かう。ハワイやグアム、アジアなどが多いらしい。今はリゾート地として人気があるが嘗て戦場だった地へ旅立つ人々。終戦から70年も過ぎれたのだと改めておもう。
昨日、成田空港を出国したのは約5万人。東京ドームの収容人数は約５５０００人、野球の収容人数は約42000人、神宮球場、甲子園球場も50000人以下である。一日に5万人の日本人が外国へ旅立つ。 ほとんどがレジャーのために。 豊かになった日本人達が。
昭和30年代半ばまでは羽田が国際空港でもあった。が45年頃には羽田は満杯になり、東京から100キロ圏内に新空港を建設することになった。しかし住民の反対があり、当時皇室財産の成田市三里塚近辺を予定地とし、昭和44年ごろ成田空港の原型ができたらしい。
8月7日～16日の10日間の出国者総数は前年比６％増の43万7千人と推計。入国のピークは16日を予想される。円安なのになぜ海外旅行が盛んなのか。老人は国内旅行にシフトしている。私もその1人だが最近、宿泊費が急騰している。飛行機を利用するツアーが多く新幹線でゆくツアーは高い。予約も取りにくい。原油の値下がりで安くなった海外旅行に変更した老人も多いかもしれない。今わが家の上を飛機が過ぎる。どこへ行くのか。
❤ 空もいま傷ついているエアバスの過ぎりしのちの白き傷跡
8月9日 松井多絵子