えくぼ

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世田谷に平和資料館開館

2015-08-04 09:09:05 | 歌う

                  ・・・ 世田谷に平和資料館開館 ・・・

 ▲ 反戦を熱っぽく言うこのひとは八月過ぎれば無口になるか  松井多絵子

 この夏は戦後70年、8月15日に世田谷区の区立世田谷公園内に✿平和資料館が開設される。戦争に関する展示を専門とする施設は東京の23区内で初めてである。世田谷公園は戦前の陸軍駒場練兵場跡地にできた。✿平和の灯 ✿平和の祈り像 などのモニュメントがある。さくらの名所でもある。

 開館する展示室では、戦時下の生活や軍事工場で働く女学生などを写真で見ることができる。長野県の疎開先での生活を描いた子供の絵や手紙の現物などが並ぶ。近年区民から寄贈された海軍の軍服も常設に加える予定らしい。東京での戦後70年の催しは多い。

  昭和館 (千代田区九段)♦空襲にさらされる日本 ♦ 8月15日 ♦ 混乱からの出発

  豊島区立郷土資料館 (西池袋2丁目) ♦ スガモ・プリズンの遺族からの寄贈品など

  大田区産業プラザ (南蒲田1) ♦ 毒ガス・細菌兵器の被害者たちの明日を見つめて

   そのほか全国各地で 戦後70年の各種のイベントが開催されている。

 ▲ 出征のことを詠むことなきままに逝きてしまいし元陸軍兵は

  ある結社の主宰で、花を自然を詠む人が元陸軍の軍人だった。、戦場で仲間を何人も失った。彼は運よく助かったが、戦死した仲間たちを思うと後ろめたかったらしい。不眠症が続き、戦争のことは忘れたいから詠まない、と言ったことがあった。反戦を唱え詠み続けた著名な歌人もいたが、彼のように秘めたまま世を去った歌人もいる。

                             8月4日  松井多絵子