KAI 「3・13のわたし~買いだめ」DAME
❤もう一個おにぎりあればもう一枚毛布があれば、雪ふるなかれ 松井多絵子
2年前の今日つまり3月13日も、午前中は家にいた。テレビは被災地の食品不足を伝えていた。都内でも一部の店が品薄になった映像を見て、私は徒歩8分のスーパーへ向かう。その途中に長い行列、お米屋さんに並ぶ人たちだった。「標準米は売り切れたらしい。高いお米だけ少しの残っているらしい」とオバサンたちは不安な様子。「よかった。」私は数日前にスーパーのセールで10キロ買ったばかり。この行列に並ぶことなくスーパーへ駆け込む。入って驚く。客は大勢なのに商品はまばら。いつも積み上げてあるお米が全くない。パンも麺も冷凍食品も、クッキーやせんべいまでない。乾麺の売り場に残っていたのは米粉(ビーフン)の8袋のみ。
❤いま我がすぐできることは買いだめを慎むことだ、なんとかなるさ
買いだめをしそこなった負け惜しみにこんな歌を詠んだが、ビーフン8パックは買ったのである。しかしこのビーフンはタイ製で、とても太い。野菜や肉と炒めても、あんかけにしてもまずい。間もなくスーパーは以前のようにというより、今まで見かけなかった銘柄の米や食品が置かれる。買いだめしたビーフンはどうしたか?
▲ぬるま湯でもどし、やわらかくして細かく刻み残飯とまぜてチャーハン、というより「ソバメシ」
▲刻んだビーフンをおかゆに3割位入れる。薬味は刻みネギ、梅干し、キムチ、佃煮などなど
よろしかったらお試しください。でもタイのビーフンはこの頃見かけません。タイに行かなければ手入らないかもしれませんね。 松井多絵子