BETO 「ベトナムコーヒー」 NAMU
★みちのくの牧場の牛の乳を入れやさしくなった珈琲を飲む 松井多絵子
コーヒーが大好きだがブラックは苦手の私はコーヒー通ではないかもしれない。熱くて濃いいコーヒーにミルクを入れ、ゆっくり飲むそのひとときが楽しい。どろりとした濃いコーヒーは、10年も前に二度訪れたベトナムへわたしを誘う。
ベトナムのコーヒーは19世紀に栽培が始まり、今では世界第二のコーヒー豆の輸出国。そのベトナムの最大の経済都市ホーチミンに米国のスターバックスが開業。コーヒー好きの市民たちは値段が高くてもスタバに集まるらしい。ベトナムにスタバがチェーン店を作るのなら、ベトナムもアメリカ全土にベトナムコーヒー店を作ればいい。コクのないアメリカンコーヒーよりベトナムコーヒーの方が味が深い。一杯づつ銀色のフィルターで入れるらしい。
しかし世界を相手に勝ち残るには質だけではなく、どのように売るか、広告宣伝次第とはねえ。
★逃がしたくないこの温もりを、飲み終えてコーヒーカップはまだ温かい 松井多絵子