時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ㉙ 東京から大阪へ

2017-10-13 10:18:27 | 認知症
インターネットで認知症に関する資料を集めて研究をしてきた。認知症

発症の要因、対処方法、についてまとめて、資料をパワーポイントで作成

したが信用されるかどうか判らない。発表の時期、場所を検討中だが東京

にいつまでも住む気はなかったので、東京で発表するつもりはなかった。

それに認知症予防の発表がメインではなく、予防効果を確信しているパソ

コンを練習して頂きながら、認知症予防知識を教えていきたかった。

2016年4月に大阪の枚方市に引越ししてきた。だがパソコンボランテ

ィアサークルが無かった。近辺の寝屋川市、門真市、守口市にも見当たら

ない。活動はボランティアでも開催場所、パソコンを準備しなくてはなら

ない。とても個人では無理で行政の支援が必要である。

パソコンボランティアサークルが何処にでもあると思い込んでいたのが大

きな間違いだった。

東京のパソコンボランティアサークルの始まりは、点字サークルだった。

視力障がいの人たちに区報を点字に直したり、録音したテープを毎月作成

して渡していた。その後に目の見えない人たちもパソコンが使いたいとの

希望から点字サークルから分離してパソコンボランティアサークルが出来

上がったのだった。

点字サークルの実績があったから、費用の掛かるパソコンボランティア活

動が行政の支援を得て始めることが出来たのだった。

大阪で高齢者IT講習会を始めるにはまだまだ時間が掛かりそうなので、

アルツハイマー型認知症予防研究会を立ち上げメンバーを募集しようと考

えた。これまでブログで掲載してきたのは研究の序章で、これからが認知

症予防の発表資料となる。内容を共感して頂ければメンバーが集まると思

っていたが、ここで新しいテーマが見つかった。

大阪に来て発達障害のK君と知り合った。大学中退で引きこもり、最近に

なって引きこもりから脱出したが何もしていない。これまで一度も働いた

ことがない28歳の青年です。彼を社会に自立させるのを新しいミッショ

ンとした。


※6年ほどの引きこもりが障害をさらに悪化させている。発達障害につい

ては何も知らないが、このまま何もしないで、認知症予防方法を広めたい

なんて出来ない。自立させられるかどうか判らないが、やってみる事にし

た。このブログはこのまま、まとめた「認知症を考える」を続けます。
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認知症を予防する ㉘ パソコンボランティア

2017-10-11 09:49:50 | 認知症
毎月第三土曜日はパソコン自由利用日、Oさんは休まないで毎月来られる。

Oさんが毎回来られて挨拶の後で私が話すのは、穏やかに「練習されまし

たか」の問いかける、Oさんはニコニコと笑顔で「やってないです」の返

事が返ってくる。「覚える気があるのか!」とは絶対に言わない。相手が

20代ぐらいであれば間違いなく言っている。

ワードを使ったチラシ作りは一通り教えたのだが、一人でやって頂くと

どこかで間違っている。前回出来たのに今回出来ないこともある。教え方

が下手なのか落ち込んだこともあった。

事務局からはお年を聞いていないが、ご本人から聞かされた84歳になっ

ているとの事だった。84歳で月90分のパソコン練習では、覚えきれな

い、忘れてしまうのも仕方がないのか!でも練習では一生懸命パソコンに

取り組んでいるで、楽しくやって頂く事にしている。

そんなOさんを見ていて、パソコンが認知症予防に効果があると確信した。

だがパソコンが認知症予防に効果があると解っても、説明をする時に認知

症についても説明をしなくては説得力がない。

認知症に関する資料をネットから集めた。認知症とは!認知症の種類、患

者の推移、国の施策、発症事例、認知症治療薬、認知症予防、ネット上に

ある認知症の情報、記事をパソコンに取り込んで研究を始め、まとめて発

表用のパワーポイントを作成した。

パソコンボランティアは認知症予防に効果があると確信しているので続け

たい。パソコンボランティアを続けながら、認知症予防の啓蒙活動を進め

たいが。ボランティアサークルに迷惑が掛からないか心配もある。それに

認知症予防の活動を東京でする気にはなれなかった、するならば関西で始

めたいと思っていた。

ただ気がかりはOさんのこと、でも、このボランティアサークルには私より

も優秀な人がいるので、後を託しても大丈夫だろうと信じた。

2015年11月のパソコン自由利用日に、リーダーのTさんにボランティ

ア活動は今年いっぱいで辞めたいと伝えた。その時に驚きの事実を知らされ

た。「Oさんが転倒して骨折したので当分休む」と連絡が入ったと言った。

Oさんにどう話そうかと思っていたので、話さないで済んだ、話さないで良

いのか複雑な心境になった。

2008年12月20日(土)のパソコン自由利用日からOさんにパソコン

を教え始めてから6年が過ぎている。別れの挨拶をしないのは忍びないが、

黙って去ることにした。ボランティア活動は12月までで、サークル退会は

2016年3月にして頂いた。母をサポートして頂いた地域の人たちへのお礼を

兼ねた始めたパソコンボランティア活動は10年続けたことになる。201

6年4月に東京から大阪に転居した。       
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認知症を予防する ㉗ パソコンボランティア

2017-10-09 09:47:56 | 認知症
指先を使っているとボケないと言われている。でも指先をどのように、どれ

ぐらい使えば良いか分からないので考えてみた。

電車に乗ると車内では多くの人たちがスマホを操作している。指をスクロー

ルさせ、タッチして見ている。それを何十回も繰り返している。これだけ指

先を動かせば認知症の予防になるのかと思ったが、見ていると画面を見つめ

次へ次へと指先でスクロール、気になる記事があれば画面をタッチするだけ、

これだけでは脳への刺激が少なく効果がないのではと思っていた。それより

も見ているインターネット上には多くの情報が毎日流れている。多すぎて自

分に必要な情報を選別する能力が低下、集中力や記憶力に悪影響を及ぼす

となっていたのが気になった。

インターネットで調べるとスマホを使っている人たちはデジタル認知症に

なりやすいとなっていた。

パソコンのワードで例文を見て入力練習をする場合、例文の文字を目で見て

脳に伝える。脳は文字を読み取りローマ字に変換して、どの指を使うか判断

してタイピングの指示を出す。これを具体的に説明すると次のようになりま

す。



例文で“浅田”の場合、脳は目からの信号で“あさだ”と読み“ASA

DA”に変換して決められた指にタイピングの指示をだす。左手の小指

でA、薬指でS、小指でA、中指でD、小指でA、それらの各指先は高

速でタイピングする。そしてスペースキーを親指で操作してあさだを漢

字に変換する。終われば次の文字に移り同じ動作を繰り返す。これらす

べては脳が高速で処理をしている事になる。脳を使う超高速トレーニン

グ、これは脳の活性化に効果があります。


※指を使うとボケない、これはパソコンだけでなくピアノもそうです。

超高速の指の動き、これは指が勝手に動いているのではないのです。

一音、一音、強弱をつけ弾くように脳が指示を出しているのです。

ここでの結論は!予防方法は別にパソコンやピアノに拘る必要は

ありません。

大事なのは、認知症は予防できるのだと知って頂きたいのです。
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認知症を予防する ㉖ パソコンボランティア

2017-10-07 09:46:46 | 認知症
パソコンの練習が認知症予防に効果があると確信した理由とは!

ワードを使ってのチラシ作り、ご高齢の方たちにとっては文章の入力だけ

でも大変な作業だが、さらにフォントサイズの変更、色を変える、太字、

斜体、下線、位置揃え、など覚えなくてはならないことが多い。若い頃に

パソコンを覚えられた方たちは、あまり考えずに入力しているが、高齢に

なって覚えられた方たちは、覚えるよりも忘れる事のほうが多い。

毎日やっておれば慣れで自然と覚えていくが、たまにパソコンに向かう程

度では覚えきれない、忘れてしまっている。

日常で使うことのない言葉、エンター、デリート、バックスペース、ファ

ンクションキー、などが耳に入ってくる。覚えるだけでも大変だが使い方

も覚える必要がある。

覚える、忘れる、思い出す、の繰り返し、さらに全体のバランス、見栄え、

訴求ポイントは良いか考えて作らなくてはならない。

認知症の要因は、記憶力を司る脳の海馬の萎縮と言われています。これは

海馬への情報が減り年と共に衰えていくのです。パソコンを通じて新しい

言葉、活用をはかることで記憶を司る海馬が活性化され、認知症を予防で

きる事になります。


※パソコンの複雑さに拒絶反応を示す人が多いのも事実です。でもこの複

雑な操作を覚えることが、認知症予防に効果があると考えれば良いのです。

大事な事は続けることです。頑張らず、楽しく続けて行けば効果はでます。

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認知症を予防する ㉕ パソコンボランティア

2017-10-05 09:49:18 | 認知症
一年後の2012年4月からOさんが再びパソコン自由利用日に参加されると

聞かされた。再び来られた最初の日に少しお話をした、休んでいる間はパソ

コンの練習をしていなかったと言われた。また一から始めなくてはならない。

時間が掛かりすぎるカレンダー作りは止めるが、ワードを使えると人に言え

るぐらいにはなって欲しいと考えた。とは言っても自宅でワードの練習をし

ないのでは、覚えても宝の持ち腐れになってしまう。やはり毎日パソコンを

使うにはインターネットがポイントになってくるのだが、もう一度インター

ネットの契約を薦めてみよう。

マウスの練習から始めたが、マウスの使い方は問題がない、ダブルクリック、

ドラッグもスムーズに使っている。ワードは例文章を使ってローマ字入力練

習、インターネットは、テレビ番組表、ユーチューブ、ネットショッピング

を教えた。「便利ですねーインターネットをしていると何も出来なくなりそ

う!」Oさんは呟いた。押し付ける気はないので本人が家でやりたくなるま

で待つことにする。

数ヶ月が過ぎた、ローマ字入力は以前の状態に戻ったので、個別練習は止

めて文章の入力、編集などをメインにした。

ある日、文章を入力してからの編集で、文章を中央揃えにして、次の文章は

右端揃えなのだがOさんは考えこんでいる。(えっ、何故!解らない)する

と挿入タブをクリックして何か探している。見つからないのか次はページ

レイアウトタブをクリックした。そこでストップをかけて言った、「ワー

ドの基本的なことは、ホームにあるので戻ってください」「リボンの記号

の上にカーソルを持っていってください」そこまで言うと、中央揃えにカ

ーソルを持っていき、右に移動させて右揃えを見つけた。


※前回出来たことが今回出来ないことがある。判らないが思い出そうと考

えている。毎日やっておれば身につくが、一ヶ月に数回では忘れてしまう

のだろう。

一生懸命に考えている姿を見ているので怒るに怒れない。ただ一生懸命に

考えている姿を見ていると、頭のトレーニングになっているのではないか

と思った。これは認知症予防に役立つのでは、パソコンの練習が認知症の

予防になるか、効用について考えてみることにした。
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