コロナ対策に換気に効果があると入口のドアや窓を半開きにして営業している飲食店を見かけます。換気しているように見えますが、実際の効果はどうなのでしょう。気にかかるけど判らない。
二酸化炭素濃度がひとつの目安になるという記事を見たので二酸化炭素を調べることにした。
人から排出された二酸化炭素は空気中に滞留して時間と共に濃度が上がります。多くの人が集まると濃度はさらに上がります。新型コロナウィルスへの対策として二酸化炭素の濃度を測ることで参考になることが判ったので調べたが、それ以上に人と密接した関係を知った。
二酸化炭素は、いらない排ガスのようですが、脳幹にある延髄の呼吸中枢に働きかけをして、体内のガス交換をコントロールしています。動脈血内での二酸化炭素濃度は、40mmHGですが、この二酸化炭素濃度が低下すると、脳は、呼吸をゆっくりするように指令し、二酸化炭素の体外放出を下げます。つまり一定量の二酸化炭素が生体内には必要という事です。口呼吸は鼻呼吸よりも多くのCO2を吐き出します。それは、ひそかに呼吸中枢を乱し、血管が収縮するために心臓にだんだんと負荷がかかる呼吸法です。大気中の二酸化炭素濃度は、0.03%ですが、呼気中では、その150倍の4.5%となって排出されます。逆に、大きな呼吸と言える、腹式呼吸でない口呼吸や過呼吸は、大量に吸い込むことによって、過剰な酸素が、一部活性酸素となって、細胞を傷害するリスクの問題が考えられます。また、大量の吐き出しによって、生体に必要な二酸化炭素も必要以上に放出することになります。過呼吸になって苦しい時の処置に、紙袋などを口にかぶせて自分の呼気中の二酸化炭素を再呼吸させる「ペーパーバッグ法」という方法があります。これは、CO2を吐きすぎるために、身体の中のCO2濃度が低下することによって呼吸中枢のコントロールが効かなくなります。不安やパニックなど、自律神経の中の交感神経が優位になると、呼吸回数が増加し、過剰に体内の二酸化炭素が排出されることによって、呼吸の指令系統のバランスが崩れ、さらに過呼吸になる悪循環となります。そこで身体に必要なCO2量を自分の吐いた息を再呼吸することによって補充し、呼吸中枢を安定化するのが目的です。
呼吸で体内に入った酸素は、血中のヘモグロビンと結合して運ばれ、必要とされる組織や臓器で結合が解かれて酸素が放出されます。この運搬は、動脈血中の二酸化炭素濃度に左右されています。必要量の二酸化炭素が存在しないと、ヘモグロビンは結合した酸素を放出しません。これを「ボーア効果」と言います。つまり、体内に一定量の二酸化炭素が存在しないと、効率よく酸素が体の隅々まで運搬され、必要な組織で供給されないという事です。
大きく息をするとき、大量の酸素を体内に取り入れても、すでに酸素量は飽和しているので、血中の酸素濃度の改善には働かず、二酸化炭素レベルを低下させてしまいます。また、大きく吐き出すことで、さらに体内の二酸化炭素濃度が低下します。つまり口呼吸や過呼吸では、体内に取り込む空気量が多いことで、体内のガス交換能力が低下し、脳への血流も低下するということになるのです。これは、大きく呼吸することが、生体のバランスにとって「理」に適っていないという事を示します。バランスの取れた呼吸とは、「小さな呼吸」いわゆるゆっくりと穏やかに少ない回数で呼吸する「鼻呼吸」を意味します。常に口呼吸をしている、または口呼吸になってしまうような過度な運動を続けていると、体内の二酸化濃度が下がることが多くなり、そのことによって血管が収縮し、心臓は血流を促そうと過度に働き、高血圧症や心臓疾患を発症するリスクが多くなるという事です。この見えない体の異常事態は、自律神経の中での交感神経が優位になっていることを示します。自律神経のアンバランスは、体に危険な状態となります。
※コロナ関連の情報を調べている中で、換気の重要性を知り、さらに調べると二酸化炭素にたどり着いた。調べると酸素と共に二酸化炭素は人体に必要な物質なのが解った。人間の体は酸素を取り込み過ぎてもダメ、二酸化炭素を吐き出し過ぎてもダメ、バランスが重要ということになり、バランスを保つためには口呼吸よりも鼻呼吸が大事ということです。
二酸化炭素濃度がひとつの目安になるという記事を見たので二酸化炭素を調べることにした。
人から排出された二酸化炭素は空気中に滞留して時間と共に濃度が上がります。多くの人が集まると濃度はさらに上がります。新型コロナウィルスへの対策として二酸化炭素の濃度を測ることで参考になることが判ったので調べたが、それ以上に人と密接した関係を知った。
二酸化炭素は、いらない排ガスのようですが、脳幹にある延髄の呼吸中枢に働きかけをして、体内のガス交換をコントロールしています。動脈血内での二酸化炭素濃度は、40mmHGですが、この二酸化炭素濃度が低下すると、脳は、呼吸をゆっくりするように指令し、二酸化炭素の体外放出を下げます。つまり一定量の二酸化炭素が生体内には必要という事です。口呼吸は鼻呼吸よりも多くのCO2を吐き出します。それは、ひそかに呼吸中枢を乱し、血管が収縮するために心臓にだんだんと負荷がかかる呼吸法です。大気中の二酸化炭素濃度は、0.03%ですが、呼気中では、その150倍の4.5%となって排出されます。逆に、大きな呼吸と言える、腹式呼吸でない口呼吸や過呼吸は、大量に吸い込むことによって、過剰な酸素が、一部活性酸素となって、細胞を傷害するリスクの問題が考えられます。また、大量の吐き出しによって、生体に必要な二酸化炭素も必要以上に放出することになります。過呼吸になって苦しい時の処置に、紙袋などを口にかぶせて自分の呼気中の二酸化炭素を再呼吸させる「ペーパーバッグ法」という方法があります。これは、CO2を吐きすぎるために、身体の中のCO2濃度が低下することによって呼吸中枢のコントロールが効かなくなります。不安やパニックなど、自律神経の中の交感神経が優位になると、呼吸回数が増加し、過剰に体内の二酸化炭素が排出されることによって、呼吸の指令系統のバランスが崩れ、さらに過呼吸になる悪循環となります。そこで身体に必要なCO2量を自分の吐いた息を再呼吸することによって補充し、呼吸中枢を安定化するのが目的です。
呼吸で体内に入った酸素は、血中のヘモグロビンと結合して運ばれ、必要とされる組織や臓器で結合が解かれて酸素が放出されます。この運搬は、動脈血中の二酸化炭素濃度に左右されています。必要量の二酸化炭素が存在しないと、ヘモグロビンは結合した酸素を放出しません。これを「ボーア効果」と言います。つまり、体内に一定量の二酸化炭素が存在しないと、効率よく酸素が体の隅々まで運搬され、必要な組織で供給されないという事です。
大きく息をするとき、大量の酸素を体内に取り入れても、すでに酸素量は飽和しているので、血中の酸素濃度の改善には働かず、二酸化炭素レベルを低下させてしまいます。また、大きく吐き出すことで、さらに体内の二酸化炭素濃度が低下します。つまり口呼吸や過呼吸では、体内に取り込む空気量が多いことで、体内のガス交換能力が低下し、脳への血流も低下するということになるのです。これは、大きく呼吸することが、生体のバランスにとって「理」に適っていないという事を示します。バランスの取れた呼吸とは、「小さな呼吸」いわゆるゆっくりと穏やかに少ない回数で呼吸する「鼻呼吸」を意味します。常に口呼吸をしている、または口呼吸になってしまうような過度な運動を続けていると、体内の二酸化濃度が下がることが多くなり、そのことによって血管が収縮し、心臓は血流を促そうと過度に働き、高血圧症や心臓疾患を発症するリスクが多くなるという事です。この見えない体の異常事態は、自律神経の中での交感神経が優位になっていることを示します。自律神経のアンバランスは、体に危険な状態となります。
※コロナ関連の情報を調べている中で、換気の重要性を知り、さらに調べると二酸化炭素にたどり着いた。調べると酸素と共に二酸化炭素は人体に必要な物質なのが解った。人間の体は酸素を取り込み過ぎてもダメ、二酸化炭素を吐き出し過ぎてもダメ、バランスが重要ということになり、バランスを保つためには口呼吸よりも鼻呼吸が大事ということです。