時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ㉕ パソコンボランティア

2017-10-05 09:49:18 | 認知症
一年後の2012年4月からOさんが再びパソコン自由利用日に参加されると

聞かされた。再び来られた最初の日に少しお話をした、休んでいる間はパソ

コンの練習をしていなかったと言われた。また一から始めなくてはならない。

時間が掛かりすぎるカレンダー作りは止めるが、ワードを使えると人に言え

るぐらいにはなって欲しいと考えた。とは言っても自宅でワードの練習をし

ないのでは、覚えても宝の持ち腐れになってしまう。やはり毎日パソコンを

使うにはインターネットがポイントになってくるのだが、もう一度インター

ネットの契約を薦めてみよう。

マウスの練習から始めたが、マウスの使い方は問題がない、ダブルクリック、

ドラッグもスムーズに使っている。ワードは例文章を使ってローマ字入力練

習、インターネットは、テレビ番組表、ユーチューブ、ネットショッピング

を教えた。「便利ですねーインターネットをしていると何も出来なくなりそ

う!」Oさんは呟いた。押し付ける気はないので本人が家でやりたくなるま

で待つことにする。

数ヶ月が過ぎた、ローマ字入力は以前の状態に戻ったので、個別練習は止

めて文章の入力、編集などをメインにした。

ある日、文章を入力してからの編集で、文章を中央揃えにして、次の文章は

右端揃えなのだがOさんは考えこんでいる。(えっ、何故!解らない)する

と挿入タブをクリックして何か探している。見つからないのか次はページ

レイアウトタブをクリックした。そこでストップをかけて言った、「ワー

ドの基本的なことは、ホームにあるので戻ってください」「リボンの記号

の上にカーソルを持っていってください」そこまで言うと、中央揃えにカ

ーソルを持っていき、右に移動させて右揃えを見つけた。


※前回出来たことが今回出来ないことがある。判らないが思い出そうと考

えている。毎日やっておれば身につくが、一ヶ月に数回では忘れてしまう

のだろう。

一生懸命に考えている姿を見ているので怒るに怒れない。ただ一生懸命に

考えている姿を見ていると、頭のトレーニングになっているのではないか

と思った。これは認知症予防に役立つのでは、パソコンの練習が認知症の

予防になるか、効用について考えてみることにした。

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