時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

パソコンボランティア 

2019-03-30 13:56:11 | 日記
高齢の女性お二人にパソコンを教えているが、テキストも教則本も使っていない。これまで子ども食堂の案内チラシ、火の用心のチラシ、年賀状、標語ポスターなどを参考にして作ってきた。今回Tさんから地区の連絡表を作りたいと申し出があった。今の連絡表を見せて頂くと上にTさんの名前と電話番号が書かれて、下に3列、15人の名前が書かれている表だった。それが手書きだったのには驚いた。まずはタイピング練習で今回は(NYA)で漢字は「老若男女」4回入力するのに20分掛かったのは少し時間オーバした。次は何の変わり映えしない連絡表だが拘りを考えた。見せて頂いた連絡表には四角の枠の中に名前が書かれてあるが、四角の枠が強調され硬いイメージがある。手書きの文字がそれを補っているがワードでつくる場合はそれをどうするか考えた。作り方を教えるのではなく、考えながら作ることを重視している。初心者の人たちはフォントをあまり変えないで明朝体だけで作ることが多い。フォントには多くの種類があり、それを知って頂きそれに適したフォントを使って欲しいと思っている。ご本人の名前を横に5つ並べて頂きその後にひらがなも追加。前から順番にサイズを大きくしていく。それを10回ほどコピーしてそれぞれ違うフォントに変える。
さらにその下に2行コピーを追加してサイズは14に揃え、それぞれ太字、斜体、下線と文字の装飾も比較出来るようにした。太字にするかは本人の自由で、ルビは原本にあるので使うことは決まり。10通りに並べたフォントからお好きなフォントとサイズを選んで頂いた。
図形の長方形に名前と電話番号を入力して、それをさらに3つコピーした。線の太さを考え、文字よりも強調しないように濃淡も考える。次は細い2重線、外が太い2重線も追加した。
①適した太さだと思われる線②その線を薄くする③細い2重線④細いが外は太線
この中からお好きな枠を選んで頂く、これで文字と枠の柔らかさを表すバランスのとれた連絡表ができるだろう。気がつけば休憩なしで3時間が経っていたので今日はここで中止とした。

※今日はその他に行間を狭くする。電話番号の均等割付けなど、お二人にとっては覚えること考えることが多かった。
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4月のカレンダー

2019-03-23 11:27:37 | 写真
子ども食堂のスタッフの人に「ここ どこ!」と昭和記念公園のチューリップのカレンダーを指差して聞かれた。「東京の立川です」「やっぱり」何が「やっぱり」なのか、普通に考えれば近代商業施設が立ち並ぶ東京に相反する自然の美しさは似合わないのだが、庭園、植物園などが充実している。しかし子どもたちに東京にはこんな美しい風景が見られると言うのも嫌になった。今年の春は関西もこんな美しい景色があると紹介できる写真を撮りに行きたい。




























※カレンダーおわり
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パソコンボランティア

2019-03-20 13:13:26 | 認知症
名前も住んでいる所も知らない高齢の女性お二人に「パソコン教えて」と言われ「良いですよ」と決まってパソコンを教えることになった。簡単決まったようだが内容は、子ども食堂を訪れ、子どもたちにプレゼントしたいと持参したカレンダーを見てパソコンを教えて欲しいとなったが、互いにチェックはしている。「パソコンはお持ちですか!場所は?」「持っている、場所は近くの公民館で」お二人から「お礼は?」「要りません」と言った。怪訝な顔をするお二人、「これまでも高齢者へのパソコンボランティアをしてきた、いまさらお金を取って教えたくない」と言ったが信用されない。次の子ども食堂の日に、これまで10年間パソコンボランティアを続け、墨田区社会福祉協議会から贈られた感謝状を見せて納得して頂いた。そうしてパソコンを教えることになったが、知識を教えるだけでなくボケないようにするためのことも考えている。考える事と指を使うことです。イラストを使う場合は、いくつかの中からお好きなイラストを選んで頂く。フォントも明朝体を出来るだけ使わずに他の多くのフォントの種類から選んで使うようにして頂いている。お二人の考える時間が長いと2時間で終わらないことが多い。3時間30分になったこともある。教え始めてから1年が経とうとしているが決められた指を使ってのタイピングに苦労されている。70歳前後のお二人にブラインドタッチをマスターして早く入力出来るようになって頂くつもりはない。全ての指を使うトレーニングにするためです。パソコンをマスターしている人は、ブラインドタッチは「慣れだ!」「練習するしかない!」と言う人が多いですが、高齢の人たちに無理に練習を強要するとパソコンを止めると言う人も出てきます。初心者の最大の難関は小文字のローマ字への変換です。「社会」これを普通は「しゃ・か・い」ですが、初心者の方は「し・ゃ・か・い」と読み、「ゃ」を大文字で入力してしまうのです。そのために小文字に慣れて頂くために毎回、始めに小文字の入力をして頂いているのです。小文字を含んだ単語の入力練習、指が上手く動かない?指は問題なく動いている。目的のキーを正しく押さえるのに苦労しているだけです。
何が問題か考えてみた。
①漢字を読む
②ひらがなをローマ字に変換
③文字をどの指を使うか決める
④目的のキーがどこにあるか探す
⑤決まったキーを押すように脳が指に指示をする

初心者の人たちは②~⑤を混在させて迷っている。ポイントは③の文字をどの指を使うか決めるです。②は「SHAKAI、KISHA。」と最初に入力して頂き、これを見て、どの指を使うか考える。④はキーボードを見ても良い。2回前から③を中心として練習をしている。

※指を使って考えるパソコン練習は脳のトレーニングに最適です。ボケ防止になり認知症予防にも効果があると考えていますが、これをいつまで続けられるかが問題です。この講習が終わればパソコンを止めてしまっては意味がありません。これからも長く続けていくための案を考えていかなければなりません。 
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カラオケ ⑧

2019-03-14 13:43:49 | 娯楽
私がHさんにカラオケを薦める目的は認知症予防、目標は唄う曲数を増やす事と、90点台を出すこと。行きつけのカラオケ喫茶では個人別のミニノートが準備されている。
唄った曲と点数を記録するのだが、これは私の役目、Hさんが唄う曲をリモコンで登録するのも私の役目です。最初の頃は次に唄う曲を聞いていたが、いつの間にか私が勝手に選曲するようになった。90点を目指すと言っても私がアドバイスすることはない、ただ高域に苦労していると感じたら音程を下げましょうかと言うだけ。選曲も唄いやすい曲からエントリーしている。このカラオケ喫茶では私たち二人の時もあるが4、5人になることが多い、歌は人前で唄っていれば上手くなると思っている。
3月3日(日)この日は私たちの他にはお客さんが居ない、唄う曲数が伸ばせるかも知れないと思った。最初は「星影のワルツ」いきなり82点が出た、4曲目は最高点が出せそうな「みちづれ」予想通り新記録の86点が出た、好きだけど下手な「マイ・ウェイ」この曲だけは毎回唄うか唄わないか聞いている。今日は他にお客さんが居ないからと勧めた。結果69点これも予想通り、困ったのはこのあと唄った得意曲の「浪曲子守唄」が79点だった。私が唄ったのは「こぼれ花」「赤い花」「遠くへ行きたい」などを唄ったが、80点を超えたのは「つぐない」と、「大阪ラプソディー」だけ、終わりの時間が近づいてきたHさんのラスト曲は「奥飛騨慕情」採点を意識しているのが判る唄い方、点数は82点だった。

※採点を意識しないで唄うほうが楽しいが、採点を意識して唄うのは頭のトレーニングになる。カラオケの採点を伸ばす、喉を鍛えるには週に1回は必要かと思ったが、1ヶ月1回で10曲唄うだけでも効果があるようだ。10曲唄うのに疲れると言っていたが20曲唄えるようになった。これで喉が鍛えられ誤嚥性肺炎予防に効果があるかも知れない。
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カラオケ ⑦

2019-03-10 13:24:05 | 娯楽
認知症と診断された人の懐かしい好きな歌をご家族から聞いて、その曲をピアノで弾いて聴かせる。そして一緒に唄うように促す。物忘れが進んでいるはずなのに唄っている。唄う前には暗かった表情が唄い終わると明るくなっていた。認知症の人に好きな歌を唄わせるのは音楽療法と呼ばれ効果が有るのは世界的に実証されているようです。先週テレビ放送の中で紹介されていました。認知症の人に音楽療法が効果が有ると実証されているのに、認知症予防にも効果が有ると紹介されていない。私はカラオケが認知症予防に効果があると信じている。同じアパートのHさんは一人暮らし、脳梗塞を患い後遺症で左半身が不自由な暮らしをしている。日常生活で困ったことあればサポートしているが、心配だったのは脳梗塞の認知症発症への影響だった。Hさんが認知症を発症させないようにするために、その対策としてカラオケを勧めた。毎月第一日曜日13時から16時まで近くのカラオケ喫茶に行くようになった。初めは8曲ほど唄うと疲れた次はパスさせてくれと言っていた。カラオケ喫茶には他にもお客さんが居るのでパスしても問題はない。もっと多く唄えるようになるのも一つの目標にしたが、Hさんの持ち歌は十数曲しかない。新曲(懐メロだが)を唄って欲しいのだが、問いかけても「うーん!」と唸るだけだった。この日は夏から秋にかけての歌を私は唄っていた「白いサンゴ礁」「想い出の渚」「秋止符」など、そして「風」を唄い終わるとHさんは「すきま風」を唄ってみようかな!と言った。早速エントリーして唄ってもらった。初めて唄ったのに70点台は申し分ない。Hさんのレパートリーに追加した。他人の歌を聴いていても、気になるキーワードの言葉を聞くと脳を検索してリンクする記憶を探しだすことがあるようだ。歌を聴くのも頭のトレーニングになるのかも知れない。
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