時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ㉔ パソコンボランティア

2017-10-03 09:41:41 | 認知症
Oさんのパソコン習得は3歩進んで2歩下がる状態が続く、やはり自宅で練習

をしなくては、進歩は難しい。毎日、パソコンに向かうにはインターネット

が良いと思うので薦めているのだが、ご本人は「パソコンの使い方を先に覚

えたい」と言っている。費用が発生するので無理強いはできない。ワードを

日常的に使うには、何も思い浮かばない。年間では暑中見舞い、年賀状作成

ぐらいか、毎月ではと考えた時にカレンダー作りを思いついた。Oさんは花が

お好きなようで、毎月お渡ししている私が作った花のカレンダーを楽しみに

されている。そんな花のカレンダーが自分で作れるようになればパソコンも

楽しくなってくるのでは、そう思ったので2年目はワードのカレンダー作り、

文章入力練習、暑中見舞い、年賀状作成、時々インターネットの検索をする

ようにした。

自宅でカレンダーが作れるように、私が撮った一年間の花の写真をUSBメモ

リに入れてお渡した。こうしてOさんの2年目のパソコン自由利用日が始まっ

た。時間は90分なので最初の頃はカレンダー作りだけで終わってしまう。

花の写真をお渡ししているけど、やはり自宅では練習されていない。

6月はワードのハガキ印刷から文面の作成で暑中見舞いのハガキ作りの練

習、7月にはハガキを使って暑中見舞いを作成、文面の作成だけならばア

ドバイスなしで作れるようになった。この2ヶ月間は私の作ったカレンダ

ーをお渡しした。9月からまたカレンダー作りを再開したが、Oさんは作り

方を完全に忘れてしまっている。また一から教えることになった、9月、

10月も利用時間はカレンダー作りだけで終わってしまった。11月は年賀

状作りの準備、ワードの文面の作成で始めたが、こちらは簡単なアドバイス

だけで年賀状が作れた。

12月では何のアドバイスなしで、一人で年賀状を作成することができた。

Oさんにパソコンを教え始めてから2年が過ぎた、まだワードを習得中で、

教え方が悪いのかカレンダー作りを教えたのは間違いだったのか、そんな思

いが頭に浮かんでくる。季節の花から好きな花を選んでカレンダーを作る。

出来上がってプリントアウトしたカレンダーを嬉しそうに持って帰る姿を見

ていると、カレンダー作りを止めるとは言えない。2年目と同じような内容

で3年目も過ぎ、4年目になった。2011年5月のパソコン自由利用日に

行くとOさんが骨折で休むと聞かされた。


※当分休むと聞かされたが症状は、治ったらまた通ってくるのか判らない。

でも治れば再びパソコンの続きをやりたいと言ってくると信じていた。

パソコン自由利用日は他の人をサポートして、高齢者IT講習会のサブ講師を

続けながら回復されるのを待つことにした。








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