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認知症を予防する ㊱ 症状の経過

2017-10-29 10:10:49 | 認知症

認知症は、海馬の萎縮とβアミロイドの蓄積がひとつの要因

と言われています。

症状は軽い物忘れから記憶力低下へと25年ほど掛けて進行

していきます。


海馬(かいば、英:hippocampus)は、大脳辺縁系の一部

であり海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や

空間学習能力に関わる脳の器官。

記憶を司る海馬は、目、耳、鼻(日常生活)から記憶のもと

になる情報を全て海馬に一度集められ最終的には海馬によっ

て大脳新皮質で永久保存されます。海馬は定着に重要な役目

を果たしています。長い期間に少しずつ海馬が萎縮していき

脳の機能が失われていきます。


βアミロイド(Beta Amyloids)は、脳内で作られる不必要

なタンパク質です。

初期段階ではβアミロイドの蓄積から始まりその約10年後

からタウタンパク質の蓄積が始まります。それから更に約

15年間βアミロイドとタウタンパク質は蓄積を続け、脳神

経細胞を死滅させ認知症を発症させます。発症は初期段

階から約25年かかります。認知症は70歳頃からの発症率が

高い為、その多くは〈70歳-25年間=45歳〉45歳頃からβ

アミロイドの蓄積が始まっている事になります。



※これはアルツハイマー型認知症の症状で、他の脳血管性

認知症などでは進行パターンは変わります。
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