正直言って、この曲を持ってこられるとは微塵にも思っていなかった。拳銃を持った犯人が無言で総理を追うシーンで初めのうち、ほとんど意識に残らないような小さな音のうねりが始まる。グレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の第一楽章の冒頭である。
私とこの音楽との出会いは、確か1993年だったように漠然と記憶している。時期的には予備校時代か大学一年の頃だろう。初めて聞いた時、その崇高で荘厳な音楽に吸い込まれた。今でも、たまに聴くと吸い込まれそうになる。
一度、楽譜屋でこの曲のスコアブックを立ち読みしたことがあるが、ほぼ全編に渡り弦楽合奏の2分音符が2拍ずつ並んでいるだけの楽譜であったことに驚かされた。そんなシンプルな楽譜のどこから、こんな壮大な音のオーラが構築されうるのか・・・と。
SPの音楽プロデューサーの演出はピカイチだね!絶対にマニア中のマニアだ!間違いない!!
今回は、事件の回想のところでちょうどソプラノ独唱のダイナミクスが到達するように曲の進行が計算されている。どんな悲劇性を帯びたレクイエムやオペラの一節よりも、グレツキのこの音楽に叶う楽曲は他にはあるまい。(前回までのエピソードでモツレクやカルミナブラーナが既出だったので、最後は何を持ってくるのか本当に興味津々だっただけにこの選曲には心が躍った!)
だから、私はこのドラマの演出に歓喜の涙を流したのである。
Henryk Gorecki: Symphony No. 3
↑
興味の有る人はどうぞ。視聴もできるみたいだし。
ちなみに面白いサイトを見つけたのでご紹介。でもグレツキのリンクはドラマとは違う楽章の楽曲なのでご了承あれ。
→ドラマ「SP」の中のクラシック
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私とこの音楽との出会いは、確か1993年だったように漠然と記憶している。時期的には予備校時代か大学一年の頃だろう。初めて聞いた時、その崇高で荘厳な音楽に吸い込まれた。今でも、たまに聴くと吸い込まれそうになる。
一度、楽譜屋でこの曲のスコアブックを立ち読みしたことがあるが、ほぼ全編に渡り弦楽合奏の2分音符が2拍ずつ並んでいるだけの楽譜であったことに驚かされた。そんなシンプルな楽譜のどこから、こんな壮大な音のオーラが構築されうるのか・・・と。
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今回は、事件の回想のところでちょうどソプラノ独唱のダイナミクスが到達するように曲の進行が計算されている。どんな悲劇性を帯びたレクイエムやオペラの一節よりも、グレツキのこの音楽に叶う楽曲は他にはあるまい。(前回までのエピソードでモツレクやカルミナブラーナが既出だったので、最後は何を持ってくるのか本当に興味津々だっただけにこの選曲には心が躍った!)
だから、私はこのドラマの演出に歓喜の涙を流したのである。
Henryk Gorecki: Symphony No. 3
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