とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

『トップガン・マーベリック』を見ました。

2022-07-18 10:37:09 | どう思いますか
 大ヒットしている映画『トップガン・マーベリック』を見ました。最新の映像技術を駆使しながらも、伝統的な「懐かしい」アメリカ映画の構造をしっかりと押さえた面白い映画でした。

 最近忙しすぎて映画を見に行くのも1か月ぶりでした。忙しさのピークがようやく抜け、肩の凝らない映画を見ようとこの映画を選びました。公開からかなりたっているので、観客数が減るのだと思っていたら、予約の画面がどんどん埋まっていきます。あわてて予約して劇場に行くと、すでに劇場は満杯。見られなくて帰っていく人がたくさんいました。(ただしとても狭い劇場ではありました。)最近の映画の中では大ヒット作と言っていいのではないでしょうか。

 この映画の良さは、伝統的な「正義・友情・努力」という価値観です。そしてそれらによって人間は不可能を可能にするという、「人間賛歌」です。根底にある価値観は、定番ではあるわけですが、だからこそ安心して見ていられます。

 さらには飛行機のゲーム的な「曲芸飛行」。ありえないような飛行技術は目がはなせません。「そんなバカな。」と叫びたくなることもたくさんありますが、そこが娯楽映画のいいところです。

 もちろん、平和主義者の私としては戦争を肯定するともとれる内容に違和感を覚えることもないわけではないのですが。映画は映画です。表現を狭めてはいけません。そこから先はまた別の次元の問題です。

 気分がスキっとして帰ってきました。
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『ちむどんどん』が雑すぎる

2022-07-16 16:47:26 | TV
 先日『ちむどんどん』をほめる内容の文章を書いた。雑な部分もあるが、朝ドラとしては暗くならない前向きな内容で悪いものではないという内容である。しかしここに来て雑な部分があまりに大きくなってしまい、さすがにだめだと思うようになった。

 主人公の兄があまりに愚かすぎである。しかも同じパターンの失敗ばかりなのでさすがに辟易である。さらに主人公の魅力がどこにあるのかがよくわからない。そもそも前向きで明るい頑張り屋であるところがいいはずなのだが、恋敵にあたる女性のほうがよほど前向きで頑張り屋なのだ。「和彦」君がなぜ、この女性を裏切るのか理解しがたい。男女の仲なんてそんなものだと言われればそれまでだが、それを言い始めたらドラマなんか成り立ちはしまい。

 そもそも主人公が能天気すぎて魅力に乏しい。脚本が主人公の良さを描き切れていないのだ。

 沖縄の日本復帰50年を記念してのドラマということであり、このドラマは沖縄の人々の気持ちを背負うという役割も担っている。このままでは沖縄の人に失礼に感じてしまう。これから、主人公の本当の良さが見えてくるような挽回を期待している。
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アベノミクスについて

2022-07-15 08:20:54 | 政治
 安倍晋三元総理の殺害の後、アベノミクスの評価について賛否出ている。それらの多くはプラスかマイナスかという二者択一評価がなされている。違和感を覚える。

 アベノミクスは異次元の規制緩和であった。低金利で市場にお金をばらまいたのだ。その結果一時的に経済は周り、また円安が進むことによって貿易がうるおい、外国からの観光客が増えた。安倍元総理が自慢していたように雇用がよくなり、それまでの不況感が一気になくなった。だからその時だけを考えれば正しい政策だった。

 しかしなかなか物価は上がらず効果は限定的だった。次第にその効果は薄れ始めて、一方では国の借金を気にし始め、また円安に対する不安も大きくなってきた。

 そのような不安が続くなかで、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻などの大きな事件が起き、経済不安が強くなっていった。日本はなんらかの手を打たなければならないが、なぜか手を打てない。それは今の低金利政策をやまてしまうとさらに経済が悪くなるという予測があるからだ。

 本来、金融緩和政策は経済刺激策であり、一時的な政策であったはずだ。それなのにそれをやめようとしなかった。そこにアベノミクスが反省しなければならない点がある。意地になってやめなかったようにしか思えない。だから今、手を打とうとしてももはや何の手をうつこともできない状況においつめられたように感じられる。

 軌道修正しない政治。それはある面では強いリーダーシップを示す。一方では大きな危険がある。それが安倍晋三氏の政治だったような気がする。
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新型コロナウイルスの第7派にどう対応しろと言っているのかわからない

2022-07-13 19:30:21 | 政治
 新型コロナウイルスが急激に感染拡大している。患者数が増え、入院患者も増えている。しかし重症者の数がそれほど増えていない。一方では日常生活を取り戻さなければ、経済が成り立たず、国民の生活が危ない。飲食業や旅行業者はこれまでどれだけ苦労したことか。それがこれからという時に、規制がかけられたらたまったものではない。精神に異常をきたす。

 日本人は「空気」を読んで生きている。みんな様子を見ながら生きている。しかし本当に苦しんでいる人たちにとっては、「空気」を読まれても困るのだ。困りながらも「空気」のほうが強いから、泣き寝入りするしかないのだ。こんな社会があっていいのか。

 こういう時こそ政治家の出番である。明確な方向性を示さなければならない。このままいくならばこのままでいい。経済を回復させることは悪いことではない。それを明確に発言してほしい。ただし困った事態が予想されるようになったら、別の方針を明確に示せばいい。

 日本人は自分の責任で行動することになれていない。空気を読むことだけであり、そのために精神的に追い詰められている。政治家は得体のしれない「空気」と戦ってほしい。自治体のトップも同じだ。選挙のために「いい子」になってばかりでは困る。

 国民に、あるいは自治体住民に真剣にわかりやすく、しかも謙虚に語る、それができる政治家がなぜいないのだろうか、それが不思議でたまらない。
 
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今日本の政治に求めるもの。②年金改革

2022-07-09 05:03:11 | 政治
 選挙終盤に安倍晋三前首相の襲撃事件が起きた。ご冥福をお祈りしたい。

 選挙どころではない雰囲気になってしまったが、選挙は選挙である。冷静に考えるのが厳しい状況であるが、心を落ち着けて考えたい。

 日本の一番の問題は少子高齢化である。子どもが極端に少くなる一方で、高齢者が増加している。高齢者が増加しているのは、みんなが長生きになっているわけだから好ましいことである。しかし少子高齢化によって、年金制度が成り立たなくなるのではないかという心配をみんなが持つようになった。その結果、お金を貯めるようになる。私も50歳を過ぎたころからお金を貯めるように努力するようになった。

 数年前、安心した老後を送るためには2000万円の自己資金が必要だという提言がなされた。それは批判があり取り消されたのだが、実はあれは記憶にこびりついてしまった。みんなお金を使わなくなったのだ。「アベノミクス」の失敗も、誰もお金を使わないからだ。消費が伸びないから、経済が回らない。企業が儲からないから賃金が上がらない。日本政府や日銀が考えるのと、逆の方向に進んでしまったのだ、

 これを解決するためには、安心できる老後を保障するしかない。年金改革である。具体的な案はここでは示せないが、いづれにしても現在よりは年金の資金は増える必要がある。そうしなければ、この負のスパイラルから抜け出すことはできない。

 ではその資金はどうすればいいか。それは次の機会に。

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