とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『アフターサン』を見ました。

2023-07-14 18:30:58 | 映画
映画『アフターサン』を見ました。難しい映画だという予備知識はあったのですが、それ以外の情報はシャットアウトして見ましたが、完全に見誤ってしまってしまいました。だから多分半分も理解できていません。深い映画です。

映画を見終わってから見た、「あらすじ」と「解説」を引用します。

(あらすじ)
思春期真っただ中の11歳のソフィは、離れて暮らしている31歳の父親カラムと夏休みを過ごすため、トルコの閑散としたリゾート地にやってくる。二人はビデオカメラで互いを撮影し合い、親密な時間が流れる。20年後、当時の父の年齢になったソフィが映像を見返すと、そこには大人になって分かる父親の一面があった。

(解説)
幼いころに父親と二人きりで過ごした夏休みを、成長した女性が回想するかたちで描き、世界各国の映画祭や映画賞で話題となったヒューマンドラマ。トルコのリゾート地で31歳の父親と短い夏を過ごした11歳の少女が、当時の父親と同じ年齢になり、大好きだった父親の記憶をたどる。

あらすじの通り見終わったのですが、解説の「女性が回想するかたち」だったというのは気が付かないまま見終わりました。父親と娘のすこしぎくしゃくした、しかしかけがえのない夏休みを描いているのはわかりました。しかし逆に女の子のほうに死の影を感じてしまっていたのです。ですから映画の見方としては失格でした。

この映画は、離婚して今は一緒に暮らしていない男親と娘のもどかしい関係に、青春の初々しさと人間関係のぎこちなさが描けかれています。最後にデビッドボウイとクイーンの『アンダープレッシャー』が流れ、アンバランスがアンバランスのままに巨大化していく映像が衝撃的でした。

映画を見ながら様々な想像をしてしまいます。映画で見知らぬ親子の人間観察をしているような映画でした。

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