『真田丸』の第40話「幸村」は秀逸だった。
忙しくて見逃すことが多く、取りだめ状態が続いていたが、この3連休でようやく追い付いた。関ケ原が終わり九度山生活が数回続いたが、こういう地味な回が脚本家としても一番力を入れるところなのだろう。さまざまなエピソードが淡々と描かれてはいくが、重層的に視聴者には感じられていくよくできた話となっていた。
特に40話はすばらしかった。
春ときりの会話はふたりの関係をよく表していた。そしてその心の動きが伝わってきた。大輔と高梨の囲碁もおもしろい。囲碁はいくらがんばってもそう簡単に勝てるわけではない。家臣である高梨も少しは手を抜いてもよさそうなものである。しかし高梨は全然手を抜かない。意図が通じにくい不思議な場面ではある。しかしだからこそ変なリアリティを感じさせる。九度山の何もすることもない生活が実感として伝わってくる。そばがきや真田紐の場面もおもしろい。貧乏と戦う生活が伝わってくる。
そして何よりも信繁ときりの会話がいい。信繁ときりの関係がこのドラマの主軸になっているようにも感じられる。
長澤まさみは三谷幸喜に才能を引き出されたと思う。今後もすごい女優になっていきそうだ。
忙しくて見逃すことが多く、取りだめ状態が続いていたが、この3連休でようやく追い付いた。関ケ原が終わり九度山生活が数回続いたが、こういう地味な回が脚本家としても一番力を入れるところなのだろう。さまざまなエピソードが淡々と描かれてはいくが、重層的に視聴者には感じられていくよくできた話となっていた。
特に40話はすばらしかった。
春ときりの会話はふたりの関係をよく表していた。そしてその心の動きが伝わってきた。大輔と高梨の囲碁もおもしろい。囲碁はいくらがんばってもそう簡単に勝てるわけではない。家臣である高梨も少しは手を抜いてもよさそうなものである。しかし高梨は全然手を抜かない。意図が通じにくい不思議な場面ではある。しかしだからこそ変なリアリティを感じさせる。九度山の何もすることもない生活が実感として伝わってくる。そばがきや真田紐の場面もおもしろい。貧乏と戦う生活が伝わってくる。
そして何よりも信繁ときりの会話がいい。信繁ときりの関係がこのドラマの主軸になっているようにも感じられる。
長澤まさみは三谷幸喜に才能を引き出されたと思う。今後もすごい女優になっていきそうだ。