とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

小説家になろう講座

2016-03-12 07:48:37 | ニュース
 山形市で「小説家(ライター)になろう講座」が行われています。もう19年続いているそうです。今や第一線で活躍している柚月裕子さんなどが学んだ講座です。歴史も実績もある地方の地道な活動です。

 月に1度のペースで開催されていて、日曜日の午後、約2時間の講座です。毎回著名な作家が講師になっています。前半が受講生が書いた短い小説の合評会です。かなり厳しい意見が飛び交います。後半が講師の先生に対する質問会という形です。正式なメンバーは年間の会費を支払い参加するのですが、各回だけの参加も可能です。ただしスポット参加の場合は自分の文章を見てもらうことはできませんし、事前に受講生の書いた小説を読んでくることが不可能なのでその場で急いで読まなければなりません。

 数年前、私の好きな作家である横山秀夫さんが講師だったので初めてスポット参加させていただきました。横山さんの小説家としての命を削るような努力がよくわかり、とても感動しました。その後も数回参加させてもらっています。私は小説家になろうと思っているわけではありませんが、とても勉強になりますし、刺激になります。

 さてその「小説家になろう講座」の名称が商標登録されていて、今度使えなくなるという報道がありました。変な話だと思いました。ずっと昔から使っていた名称、しかも特に何らかの工夫があるとも思われないような名称が、後から商標登録されたがために使えなくなる、こんな理不尽な話はありません。

 以前、著作権が死後70年に延長されるということも理不尽だと書きましたが、このような知的財産の権利の問題はおかしなことが多すぎる。法律が常識を侵しています。こんな商標登録を認めるほうがおかしい。

 まあ「小説家になろう講座」が別の名称になろうとやることは変わらないだろうし、こんなことで意地をはる必要もないので、話題になっただけおいしいかなということなのかもしれないのですが・・・・。

 この講座がこれからも発展していくことを期待します。
コメント
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