まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

エチカ福島第4回 「故郷は消滅するのか?」

2014-10-06 10:43:44 | 哲学・倫理学ファック
今度の週末、「エチカ福島第4回」 が開催されます。

奥会津の金山町というところで開催されますので、ちょっと交通の便が悪いのですが、

人の集まりやすいところばかりでなく、時にはこういうところでやることに意義があるでしょう。

しかもテーマは 「故郷は消滅するのか?」 です。

昨年、私も川内村の 「若者ふるさと再生検討会」 に加えていただき何度か同村を訪れましたが、

いろいろ話をうかがってみると、原発事故の影響も深刻だけれど、

多くの問題は原発事故が起こるずっと前から続いていたということがわかりました。

私はもともと 「故郷」 とか持たない人間ですし、

自然もキライですから 「田舎」 への憧れはまったくありません。

生粋のシティボーイとして生を全うできればいいと考えています。

しかしながら、みんながみんな私のように考えてすべての地方が衰退し、

東京、大阪など大都市だけに人が集中してしまうのは問題だと考えています。

日本はこんなに狭い国なのに、他国に比べて大都市への一極集中が進みすぎているような気がします。

同質性を重んじる横並び主義がこんなところにも現れてくるのでしょうか?

そもそも今回のテーマの 「故郷」 という言葉自体が、

もともと住んでいたところを離れて今は別のところに暮らしているという意味を含み持っています。

そう考えると、故郷が消滅するのは必然とも言えるのかもしれません。

ノスタルジーを感じつつもお金を稼いで生きていくためにはそこを離れざるをえない、

という経済・社会構造が根底に存しているのだとしたら、

都市化と過疎化は止めようがなく進展していかざるをえないでしょう。

そうした流れに対してエチカ (=倫理学) は何を言えるのか?

今週末の議論を楽しみにしたいと思います。



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