まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

『加藤国彦集成』

2009-08-10 17:24:15 | 教育のエチカ
先日、加藤国彦先生のことを書きました。
その中で、彼の論集を作成中と書きましたが、みごと完成いたしました。
全367ページ。
ものすごいぶ厚さです。
ハードカバーでもないのにこうしてテーブルに立てることが可能です。
中は二段組みにして、活字をびっしり詰め込んだんですが、
それでもこれだけのページ数になってしまいました。
卒論以外はすべて彼が教員になってから書いたものです。
大学院で研修していたときの修論も含まれていますが、
それにしても作っている私たちもこれだけの大部になるとは思っていませんでした。
これでも、泣く泣く収録をあきらめた原稿がまだけっこう残されているのです。
彼も本当に書くことが好きだったんですね。

収められているのは以下のような論考です。
・公民科の授業開発のための研究ノート。
・上記のなかでも特に新しいカント学習に関する論文。
・脳死臓器移植に関する論考。
・バタイユなど現代思想に関わる論考。
・文芸部の機関誌に寄せた原稿。
・公民学習研究会の報告文。
・卒論以来のテーマである寺山修司論、などなど。

学校教員、特に高校公民科の先生方や、
それを目指している人たちにはぜひご覧いただきたいです。
学校の先生というのは常に常に研究を怠ってはならないのだということを、
実感することができるでしょう。
私のところに残部が10冊程度あります。
実費(1500円~2000円)でお分けすることも可能ですので、
必要な方はご連絡ください。