本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

進捗ではなく、努力に目を向ける。

2013-01-02 21:25:15 | New。2011。
スタンフォードの自分を変える教室
クリエーター情報なし
大和書房


モラル・ライセンシングといって、ひとは自分がよくやったと思うと、ご褒美を与える傾向があるという。
これはよいご褒美ならいいのだが、ダイエットのときに目標体重に向かって近づいてきたという進歩を実感してしまうと、太りやすい食べ物を食べたりしてしまうということのようだ。


モラル・ライセンシングというのをひとことでいうと、
「人は何かよいことをすると、いい気分になります。そのせいで、自分の衝動を信用しがちになります
ー多くの場合、悪いことをしたってかまわないと思ってしまうのです」130㌻ ということである。


「人は目標に向かって前進すると、逆に目標から遠ざかるような行動をしたくなるという研究結果」138㌻もあるくらいだ。

自分がよくやったと気分がよくなりそうな時は、冷静に「あなたは目標を達成するために、どれくらい真剣に努力していますか?」141㌻と聴いてやる習慣が大切である。


そのためには、
「がんばったんだから少しくらいごほうびをもらってもいいよね」
と思っている自分に気がついたら
「なぜ」自分はがんばっているのかという理由を思い出すようにする。143㌻
ということが重要になるということだ。

より厄介なのは、
「目標にふさわしい行動を取る機会が訪れただけでいい気分になってしまい、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまう」145㌻ということだ。
これは、マクドナルドのメニューにフレッシュなサラダを増やすと、もっともフレッシュでないメニューを頼む人が増えるということも証明されているようだ。

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